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2024年3月19日(火) 通読(本日=サム下1-4,シラ17,モサ10 明日=詩48-50,二マカ1,モサ11)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕シラ書〔集会の書〕 第39章
しかし、魂をこめていと高きお方の律法の研究に励む人は違う。彼はあらゆる先人の知恵を求め、預言者の書を研究し、
有名な人々の話を伝え、格言の小道をわけ入り、
たとえ話に隠された意味を探し出し、格言の迷路をさまよい、
王侯のそばに仕え、君主の館に出入りし、ひろく異民族の地を旅し、人間の善悪両面を体験する。
彼は自分の造り主である主に向かうために早起きを心がけ、口をあけて祈り、自分の罪の許しを祈る。
もし大いなる主のみ心にかなうならば、あびるほどに悟りの霊を授かり、みずからも知恵の言葉を雨のように注ぎ出し、主に感謝の祈りをささげる。
彼はまともな忠告と学問を授け、自分が教わった秘儀を考える。
彼は自分が教えられた教義を述べ、主の契約の律法を誇りとする。
彼の悟りは多くの人にたたえられ、永遠に消し去られることはない。彼のことを覚えている人は絶えることなく、名前は世々に残る。
彼の知恵は異教徒の口の端にものぼる。集会では彼に対する賛辞が述べられる。
長生きをすれば千人以上にまさる名が残るし、たとえ早死にをしても名が残るので不足はないだろう。
わたしはまた思索を重ねた。それを語ろう。わたしの胸は満月のようにふくらんでいる。
聖徒たちよ、わたしの言葉を聴け。水の豊かな川のほとりに植えられたばらのようにぐんぐんと伸びよ。
乳香の木のような香りをはなち、ゆりの花のような花を咲かせ、声をあげ、人にあわせて歌い、主のもろもろのわざをほめよ。
主の名の栄光をたたえ、唇には歌を、竪琴をもって主をほめよ。たたえるときには次のように歌え。
「主のみわざはどれも本当に見事である。主の定められたことはすべてその時になれば成就する」と。
これは何かとか、これは何のためのものかとか、問うべきではない。すべてその時になれば必要となる。主のことばによって水はせきとめられ。山のように盛り上がる。主のことばによって水たまりができた。
主が命じられると、主がよしとなさったことがことごとく成就した。主の救いの力を小さく見る者はない。
すべて肉なる者のなすことは主の前にお見通しである。目を盗むことはできない。
主は永遠から永遠まで目を注いでおられる。主の前にはおどろくべきものは何もない。
これは何かとか、これは何のためのものかとか、問うべきではない。造られた物にはそれぞれに目的があるのだ。
主の祝福は川のようにあたりを覆いつくし、洪水のように乾いた大地をひたす。
真水を塩水に変えてしまったように、主の怒りは異教徒たちを追いたてる。
彼の道は聖徒たちには平坦だが、不信仰の者にはけわしい。
よいものははじめから善人のために造られたが、悪いものは罪びとのために造られた。
人間の生活に必要なものは、水、火、鉄、塩、上等の小麦粉、牛乳、蜂蜜、ぶどう酒、油、それから衣類である。
これらはどれも敬虔な者には幸福をもたらすが、罪びとには不幸のもととなる。
罰を加えるために造られた霊たちがいる。彼等は怒りのあまりそのむちを強くし、終末のときには力を思い切り出して、彼らを造った主の怒りを余すところなくふるう。
火とひょう、ききんと死、これらはいずれも罰として造られたものだ。
きばをむく野獣、さそり、まむし、不敬虔な者たちを罰して滅ぼすつるぎ。
彼らは快く主の命令に従い、主のご用事にそなえて地上に待機している。自分たちの出番になればどんな命令にもそむかない。
だからわたしは、以前にこのことへの確信を得て、さらに考えを加えて書きとめておいた。
「主のみわざはすべて良く、時が来れば主は必要なものを満たされる」と。
これはあれよりもまずい、と言ってはならない。どんなものでもその時が来れば真価を発揮するのだから。
さあ、みんなで心を合わせ、口を合わせて主を賛美し、み名をほめたたえよ。

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