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人におもねる者へのソロモンの対話。 汚らわしい者よ。なぜお前は聖なる人々の会議場についているのか。お前の心は神から離れ、律法を犯してイスラエルの神を怒らせるのか。
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誰にもまして言葉が冗長で、うわべだけでひとを判断し、激しい言葉で罪びとを非難する者。
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熱心であるかのように彼は罪びとにまっ先に手を下すが、彼自身もさまざまな罪とふしだらさによって有罪である。
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彼の目は誰かれかまわずあらゆる女に向けられ、舌は誓って契約をするが偽りを言う。
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また彼は夜にこっそりと、人目につかずに罪を犯し、あらゆる女に目くばせして悪い意図を送る。善人であるかのようにすいすいと楽しげにどんな家にも入る。
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聖なる人々と一緒に偽善に暮らしている者を神が取り除いてくださいますように。彼の肉を腐らせ、貧困に陥れてくださいますように。
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人におもねる者たちの行為を、あざけりと軽蔑によって神があばいてくださいますように。
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人におもねって律法を語る罪びとたちが義人の前から追放されるとき、聖なる人々は神のさばきをよしとしますように。
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また罪びとたちの目は平和に住む人々の家に向けられ、人々の知恵を蛇のように不法な言葉で破壊する。
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罪びとの言葉は人を惑わす。悪い欲望をとげるために、彼らを孤児として追放することができるまでやまなかった。
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不法な欲望のため人々の家を荒らし、「誰も見ていない、誰も裁かない」という言葉で自らをあざむいた。
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あるところで彼は存分に律法を犯しまくると、こんどは騒々しい言葉で家を滅ぼしてやろうと、彼の目は別の家に注がれる。
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こうしたことをすっかりやっても、彼の魂は満たされない。まるで陰府にいるように。
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主よ、あなたのみ前では彼の分け前が不名誉なものでありますように。彼はうめきながら退出し、呪われながら戻りますように。
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主よ、彼の人生が苦しみと貧しさと心配のうちにありますように。彼は悩みながら眠り、不安に目覚めますように。
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夜の眠りが彼のこめかみから取り除かれますように。彼が恥をかいてすべての仕事に失敗しますように。
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彼が手ぶらで家に戻りますように。彼の家がすべてを失いますように。彼の魂が満たされませんように。
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彼が死ぬまで子どものないさびしい老後でありますように。
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人におもねる者たちの肉が野獣に食い散らされ、不法な者の骨が太陽の下で恥をさらされますように。
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偽善者の目をからすにつつかせてください。彼らは恥知らずなことに多くの人々の家を荒らし、欲にかられて家を離散させたからだ。
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神を覚えることなく、あらゆる点で神をおそれない。しかし神の怒りを引き起こし、いらだたせた。
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神が地上から彼らを追放しますように。彼らが無実の人々からだまして奪い取ったからだ。
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悪意を持たず、神をおそれる人々に幸いあれ。主は彼らをずるがしこく罪深い者たちから救い、われわれをあらゆる不法なわなから救うだろう。
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おごりたかぶってあらゆる悪事を行う人々を神が追放しますように。われわれの神である主は正義による偉大で強力な裁き手であるから。
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主よ、あなたのいつくしみがあなたの愛するすべての人々の上にありますように。
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