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2025年7月6日(日) 通読(本日=二テサ1-3,3イミ32,アル59 明日=民1-4,エレ・手1,アル60)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕トビト記 第2章
こうして、わたしはエサルハドンおうになって、いえかえり、つまアンナと息子むすこトビアをわがもとにとりもどした。そのとき、五旬祭ごじゅんさい、すなわち七週祭ななしゅうさいせいなるまつりのに、わたしのために祝宴しゅくえん用意よういされたので、食事しょくじせきいた。
わたしのそばに食卓しょくたくもうけられ、ゆたかな料理りょうりはこばれた。そこで息子むすこのトビアにった。「わがよ、って、捕囚ほしゅうとなってニネベのまちにいるわたしたちの同胞どうほうのうち、しゅこころとどめているまずしいひとつけたら、ここにれてなさい。そのひと一緒いっしょ食事しょくじをしよう。わたしはおまえもどってるのをっていよう」
そこでトビアは、だれかまずしい同胞どうほうがいないかとさがしにった。かれもどってて、「ちちよ」とったので、わたしが、「わがよ、どうだった」とうと、かれは「わたしたちの同胞どうほう一人ひとりころされて広場ひろばてられています。たったいまそこでくびめられてころされたばかりです」とった。
そこでわたしは、料理りょうりをまったくべないうちにき、そのひと街路がいろからひきとり、埋葬まいそうにそなえて、日没にちぼつまでとある小屋こや安置あんちした。
それからわたしはいえかえり、身体しんたいあらい、かなしみながら食事しょくじをしていたが、
預言者よげんしゃアモスがベテルにたいしてかたった、「君達きみたちまつりかなしみに、君達きみたち歓喜かんきうたなげきのうたへと、ことごとくわるだろう」ということばをおもし、いてかなしんだ。
しずんでからわたしはかけてき、あなってそのひと埋葬まいそうした。
隣近所となりきんじょ人々ひとびとはわたしをあさげって、「あいつはかつてこんなことをしたために、死刑しけいにするためにさがされてまわったというのに、またしても死者ししゃたちを埋葬まいそうしているとは、あのとき恐怖きょうふわすれたのだろうか」とった。
そのよる風呂ふろからかえったわたしは、わがいえにわへいのかたわらでやすんだ。あつかったのでわたしのかおおおいをしていなかった。
そして、うえほうへいすずめがいたのにわたしはづかなかった。そのすずめはわたしの両眼りょうめあたたかいふんとし、それがしろいしみになった。そこでわたしは治療ちりょうをしに医者いしゃたずねたが、かれらがくすりをぬればぬるほど、しろいしみのせいでわたしの両眼りょうめえなくなり、ついにまったえなくなってしまった。こうして失明しつめいしたまま四年よねん歳月さいげつながれた。同胞どうほうたちはみなわたしのことでかなしんだ。アキアカロスはかれがエリュマイスへおもむくまでの二年にねんあいだ、わたしをやしなってくれた。
そのころ、わたしのつまアンナは、おんなにもできるような機織はたおりの仕事しごとをしてかせいでいた。
彼女かのじょ注文主ちゅうもんぬしのところへとどけると、かれらは賃金ちんぎんをくれるのだった。デュストゥロスのつき七日なのか彼女かのじょはたわって織物おりもの注文主ちゅうもんぬしのところへとどけると、かれらは賃金ちんぎん全額ぜんがくくれたうえに、家計かけいのたしにとやぎのれのなかから一頭いっとうやぎをくれた。
彼女かのじょいえかえってくると、やぎがはじめた。そこでわたしは彼女かのじょんで「このやぎはどこからたのだ。もしやぬすんだものではないのか。それをぬしかえせ。わたしたちはぬすんだものをべてはいけないのだよ」とった。。
すると彼女かのじょはわたしに、「これは賃金ちんぎん以外いがいにわたしにおくられたものなのです」とった。けれどもわたしは彼女かのじょしんじようとせず、ぬしかえせとって、このことについて彼女かのじょたいしてかおにした。それを彼女かのじょはわたしに「あなたがしてきたあわれみのほどこしはどこにあるのですか。あなたの正義せいぎはどこにあるのですか。あなたがあわれみや正義せいぎおこなひとだと、みんながおもっているではありませんか」とこたえた。

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