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2024年4月19日(金) 通読(本日=エレ42-46,バル2,クル-41回 明日=ルカ5-6,1イミ21,クル-42回)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕シラ書〔集会の書〕 第16章
ろくでなしの子をいっぱい作ろうと思うな。神を敬わない子をかわいがるな。
子がいっぱいいたとしても、主に対する畏れがないならば、喜ぶな。
子らが長生きすると思うな。子らの数が多いことを頼りにするな。〔お前は、子の突然の死に嘆くだろう。予告なく子の死を知るからだ。〕千人の子よりも神を畏れる一人の子だ。神を畏れない子を持つくらいなら子なくして死んだほうがよい。
悟った人がたった一人いれば町は建つが、無法者の一族みんながいても荒野のまま。
わたくしの目は次のようなことを多く見、わたくしの耳はこれよりもひどいことを聞いた。
悪人どもの集団に滅びの火が燃え上がり、不従順な民には怒りが燃え上がった。
主は力の限りたてついた太古の巨人たちをお許しにならなかった。
主はロトの町の住民を容赦せず、そのおごりのためにお嫌いになった。
主は罪のために滅ぼされた民を憐れむことはなかった。〔これらのことを主は強暴な民族に対して行い、ご自分の選んだ聖徒が嘆願しても、心を動かされることはなかった。〕
強さのために集められた、あのモーセの率いる六十万の歩兵もそうであった。〔主は、鞭打つかと思えば憐れみ、撃ちこらすかと思えば癒やし、憎悪と訓練とによって彼らを守り通された。〕
多数の中に正しく強い者がたった一人しかいなかったとしても、罰を受けずに済むならばおどろきである。主には憐れみと怒りがある。主は寛容の情にあつく、かつ怒りを浴びせられる。
主は憐れみが豊かでおられるが、叱るときも厳しい。人をその行為に応じて裁きなさる。
略奪した品をもったまま悪人が逃げ切ることはできない。敬虔な者がいつまでも忍耐を強いられることは決してない。
主は慈善をおこなう場を提供なさる。各人はその行為に応じて報われる。
〔主は、その動きが天下に知れ渡るように、パロをかたくなにして、主を知ることができないようになさった。
主の憐れみは造られた者すべてに明瞭である。主は光と闇とをともにアダムに分け与えられた。〕
こんなことを言うな。わたしは主の視界から隠れている。いと高きお方は、わたしのことを覚えてはいない。大勢のなかにまぎれてしまえば絶対にわからない。計り知れないほどのこの世の被造物のうちにあってわたしの魂など何ものであろうか。
ほら、天が、天の上の天が、深き淵が、大地が、主が訪れるとき揺らぐであろう。
山々や大地の基礎も、主が見据えられるときにぐらぐら揺れ動く。
このようなことを誰も心のうちで考えようとしない。主の道を誰が気に止めよう。
主のはたらきのほとんどは、人の目には見えない突風のように、こっそりとおこなわれる。
「誰が主の正義のわざを宣伝するだろうか。誰が主の正義のわざを待つのに耐えられよろうか。主の契約の実現は遥かに遠い先だ」
以上は知性に欠ける者の考え。迷える愚か者はばかげたことを考えるものだ。
子よ、わたしの言葉に耳を傾け、学問を身に付けよ。わたしの言葉に心せよ。
わたしは教訓を明らかにし、学問を正確に説きあかそう。
主がはじめにさまざまなものを創造なさったとき、それぞれのものの領分を確定なさった。
主は造ったものに永遠の秩序を与え、将来を見越して権限を確定なさった。造られたものは飢えもせず苦労もせず、そのはたらきを怠らなかった。
互いに領域を侵すことなく、永遠に主の言葉にそむくこはない。
それから主は地を眺め、ご自分の恵みで地を満たされた。
主はあらゆる生き物の命で地をおおいつくした。みんないずれはここに戻るのだ。

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