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2024年4月27日(土) 通読(本日=ルカ7-8,1イミ22,クル-44回 明日=ガラ1-3,3イミ22,アル9)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔57年モルモン経〕モーサヤ書 第4章
第四章
ベニヤミン王の言葉終る。救いの条件。人間はみな神に依存していること。物を惜しまず、賢くして行いにはげめと言う戒め。

さて、ベニヤミン王は主の使から伝えられた言葉を宣べ終って、民の群集を見わたしたところ、ごらん、かれらは主をおそれる心を起して地に伏した。
かれらは、自分たちが肉の欲に支配されている有様をかえりみ、自分たちは土の塵よりも劣っていると思って、声をそろえて高く叫んで言った「ああ憐みたまえ。キリストの血による身代りの贖罪の効力を及ぼして、われらが各々その罪を赦されて心を清められるようになしたまえ。われらは天地万物を造ってこの後人間に降臨したもう神の御子イエス・キリストを信じ奉る」と。
それから後、かれらはベニヤミン王が聞かせたように降臨したもうはずのイエス・キリストを深く信じたので、もはやその罪の赦しを受けて良心が安らかになったから、主の「みたま」がかれらに下ってその心が喜びに満たされた。
それから、ベニヤミン王はまた口を開いてその民に話しはじめた「私の友だち、私の血縁たちおよび私の民よ。私は、今これから私が話しかける残りの話をお前たちが聞いて心に悟るよう、お前たちの注意を再びよび起したい。
ごらん、お前たちが今もしも神の恵みを知り、自分が役立たずで何のねうちもない堕落した状態にあることを知り、
神の恵みと、ほかに比べるものもない神の権能と、知恵と、忍耐と、人につくしたもう辛抱強さとを知り、また主に頼ってその命令を勤勉に守り、現世の生涯の終りまでも信仰を保っている人に救いを受けさせるよう創世の前から用意してあるキリストの身代りの贖罪を認めるようになるならば、
お前たちは、アダムが堕落してこのかたこの世に在った者、現在在る者、これから先世の終りまで在る者のために創世の前から用意してあるキリストの身代りの贖罪によって救いを受ける者である。
そもそも、この道によって救いが受けられる。すでに示したこの救いのほかには救いがなく、すでにお前たちに話しておいた条件のほかに人が救われる条件はない。
神を信ぜよ、神がましますことと、神が天地の間の万物を造りたもうたことと、天でも地でも全知全能であることとを信ぜよ。また、人間は主の悟りたもうことをことごとくは悟れないことを信ぜよ。
重ねて言う。お前たちはその罪を悔い改めその罪を捨てて神の前にへりくだらなくてはならないことを信じ、神がお前たちを赦したもうように真心から祈れ。もしもこれらをみな信ずるならば謹んで実行せよ。
私はすでに言ったけれども、今一度これをお前たちに言おう。お前たちがもしも神の栄光を知り、あるいは神の恵みを知り、神の愛を味わい、自分の心をこれほどまでに喜ばせる罪の赦しを受けているならば、私はお前たちが常々神の偉大なことと、自分が役立たずで何のねうちもないことと、恩を受けるねうちもない自分に神が恵み深く辛抱強くましますこととを忘れずに思い起して低くへりくだり、毎日毎日主の御名によって祈り、天使の口から示された将来のことを固く信じて変らないことを望む。
もしもお前たちの行いがこのようであるならば、お前たちはいつも喜び、神の愛に浴し、いつも罪の赦しを保ち、お前たちを造りたもうたお方の栄光、またはすべて正しく真実であることをいよいよ深く知るようになる。
またお前たちは互いに傷つけ合う心がなく、安らかに暮して、あらゆる人にその当然受けるはずのものを与えたいと思うようになる。
またお前たちは、自分の子供らを飢えさせたりはだかのまま置いたりはしないであろう。またお前たちは自分の子供らが神の律法に背き互いに争ったり戦ったりして、私たちの先祖が言った悪魔すなわちあらゆる正しさの敵であって罪の頭である悪魔に仕えることを許さず、
お前たちは自分の子供らに真の道を行う事と真面目でなければならぬ事と互いに愛し互いに助けねばならぬ事とを教えるであろう。
またお前たちは、お前たちの助けが要る者を自分たちで助け、貧しい者に自分の持物を施し、物もらいがお前たちに乞いねがうのを拒んだり、これを追いはらって死なせるようなことをしないであろう。
おそらくお前たちは『この者は自分自身でこのみじめな有様を招いたのであるから、私はかれを助けるのを止め、その苦しみを救うために私の食物を与えず、また私の持物も分けてやらない。その苦しみは当然の罰であるからである』と言うであろうが、
私はお前たちに告げる。このようなことをする者はだれでも大いに悔い改める必要がある。もしもその行いを悔い改めないならば、お前たちはとこしえに亡びて神の王国の民となることはできない。
ごらん、私たちはみな物もらいではないか。みな神と言う同じお方に依り頼んで、食も衣も金銀もあらゆる宝も一切の持物を受けているではないか。
今もお前たちは神の御名を呼んで罪の赦しを願っている。神はお前たちの願いをきき入れずに、これをむだな願いにしたもうたことがあるか。いや、神はその「みたま」をお前たちの上に注ぎ、喜びをお前たちの心に満たし、喜びがきわまって言うところを知らないほどにお前たちの口をふさぎたもうた。
さて、もしもお前たちを造りお前たちの命や持物や才能を与えたもう神が、お前たちが必ず受けると信じて固い信仰で乞い求めるあらゆる正しいものを与えたもうならば、ましてお前たちは自分の持物を与えるのが当然ではないか。
死をまぬかれるためにお前たちの持物を分けてくれと願う者を、もしもお前たちが判断してこれを罪ありとするならば、お前たちが持物をおしがって与えないからお前たちに罪があるとすることこそもっと正しいではないか。お前たちの持物はお前たちの物ではなくて神の物である。お前たちの命もまた神のものである。それであるのに汝らは神に祈願をせず、また汝らの財産をおしがって施さなかった罪を悔い改めない。
私はお前たちに告げる。その人は禍である。その財産はからだと共に亡びるからである。私はこれらのことを浮世の物に富んでいる人々に告げる。
次に私は貧しい人たちに告げる。物がのこるほど持たなくとも、日々の用にことを欠かないほど物を持ちながら、自分がのこりを持たないからと言って物もらいに与えることをことわる人々よ。お前たちは心の中で『物がないから施さないが、もしもあったら施したであろう』と言うと思う。
さてもし、このようなことを心の中だけで言うのならば罪に当らないが、もしそうでなければそれは罪に当る。お前たちはまだ得ていないものを貪るから、それが罪に定められることは当然である。
ねがわくは、私がお前たちに話をしたように日々自分の罪の赦しを保ち、罪無しに神の前を歩くことができるように、お前たちが一人一人みなその財産の多い少いに応じてそれを貧しい人々に分け与えることを望む。それはたとえば、腹のすいている者に食物を与え、はだかでいる者に着物を着せ、病んでいる者を見舞い、各々の必要に従って肉体についても霊についても救助を施すことである。
お前たちは注意してすべてこれらのことが賢く秩序正しく行われるようにせよ。人がその力以上のことをするのはぜひ必要ではない。しかし、褒美を得るために勉め励むのは必要なことである。なにごとも秩序正しく行わなくてはならない。
お前たちはだれでも隣の人から物を借りたなら、約束した通りそれを返すことを忘れないようにしてほしい。そうでないと、自分が罪を犯すばかりでなく、隣の人にもまたおそらく罪を犯させるであろう。
終りにのぞんで、私は罪を犯す手段をみなあげてお前たちに話すことはできない。罪を犯す手段方法はいろいろあって数えつくすことができないほど多いからである。
しかし、これだけは言えると言うのは、もしもお前たちが自分自身と自分の思想と自分の言葉と行いに注意をせず、神の命令を守らず、私たちの主が降臨したもうことについて聞いていることを生涯の終りまで信じないならばお前たちは必ず亡びると言うことである。それであるから世の人々よ、記憶をせよ、亡びるな。」

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