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2024年4月27日(土) 通読(本日=ルカ7-8,1イミ22,クル-44回 明日=ガラ1-3,3イミ22,アル9)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔57年モルモン経〕ニーファイ第一書 第13章
第十三章
異教徒の諸国民。憎むべき大教会。アメリカの歴史予め表わされる。聖書とモルモン経。

天使がまた私に「見よ」と仰せになった。私が眺めると多くの国民と多くの王国とが見えた。
そこで天使が「何が見えるか」と仰せになったから、多くの国民と多くの王国とが見えると答えると、
天使は私に「これらは異邦人の国民とその王国である」と仰せになった。
私が見ると異邦人の諸国民の中に一つの大きな教会の基があった。
天使は私に「見よ、これはあらゆるどの教会よりも憎むべき教会の基であって、神の聖徒らを殺しこれを苦しめこれを縛りあげこれに鉄のくびきを負わせこれを束縛の身に陥し入れるものである」と仰せになったが、
私はこの憎むべき大教会を見て悪魔がその基になっているのを知った。
私はまた金銀、絹布、緋の衣、こまやかに織ったリンネルや高価な衣類を見、そのほか多くの浮れ女を見た。
天使が仰せになるには「見よ、金銀、絹布、緋の衣、こまやかに織ったリンネルや高価な衣類、浮れ女などは、この憎むべき大教会の欲しがるものである。
そしてこの教会は、世の誉を得るために神の聖徒らを亡ぼし、これを束縛の身に陥し入れるのである」と。
また私が眺めるのに大海があって、それが異邦人と私の兄弟たちの子孫とをへだてているのが見えた。
天使が私に「見よ、神の怒りが汝の兄弟たちの子孫に下るのを」と仰せになるから、
眺めると、私の兄弟たちの子孫と大海をへだてている異邦人の中に一人の男が見えた。すると神の「みたま」が降りたもうてこの男に霊感を与えたもうたから、この男は大海を渡って約束の地にいる私の兄弟たちの子孫のところへ行った。
私はそれからまた神の「みたま」がほかの異邦人にも働きたまい、この人たちが束縛の身の上から免れて大海を渡って行くのが見えた。
私にはまた約束の地に多くの異邦人がいるのが見え、そして神の怒りが私の兄弟たちの子孫に下って、異邦人の前から追い散らされ打ち負かされるのが見えた。
私が眺めると、主の「みたま」が異邦人の上に臨んで異邦人たちはまことに繁栄し、約束の土地を嗣りとして得た。眺めるにその異邦人たちは皮膚の色が白く、まだ殺されない前の私の民のように美しく麗しかった。
私ニーファイが眺めるに束縛の身から免れた異邦人はまことに主の御前にへりくだったから主の御力がかれらと共にあった。
私がまた眺めると、この異邦人のもと住んだ土地にいる異邦人たちが、これと戦うために海にも陸にも寄り集まった。
しかし神の御力は約束の地にきた異邦人と共にあり、また神の怒りはこれと戦うために寄り集まった者たちはすべての上に下ったのが見えた。
私ニーファイには、束縛の身から免れてきた異邦人たちが神の御力によってほかのすべての国民の手から救い出されるのが見えた。
そして私はかれらが約束の地でまことに繁栄するのが見えたが、また私には一冊の書物が見え、それが異邦人の中によく広まるのが見えた。
すると天使が「この書物のいわれを知っているか」と仰せになるから、
私が知らない由を答えると、
天使は「見よ、この書物はユダヤ人から出たものである」と仰せになって、私にその書物の出てくるところが見えた。天使はなおも「汝の今見る書物は主がイスラエルの家に立てたもうた誓約と、聖い予言者たちの語った多くの予言とをのせているユダヤ人の記録であるが、それは真鍮版に刻んである歴史に似た記録であって、ただ真鍮版に比べてその数が少いだけである。それでもその中には主がイスラエルの家に立てたもうた誓約がのせてあるから、異邦人にとって大そうねうちのあるものである」と仰せになった上に、また、
「汝はその書物がユダヤ人から出てきたのを見たが、始めそれがユダヤ人から出てきた時には、その中にある十二使徒が神の小羊にある真理によって証をした主の福音がだれにもわかるままにのっていた。
それであるから、これらのことは神に在る真理によってユダヤ人から異邦人に純粋なまま伝わる。
しかし、これらが小羊の十二使徒の手によってユダヤ人から異邦人に伝わってから、汝にはあらゆるほかの教会に勝って憎むべき大教会の基が見えるが、その教会が憎むべきものとは、だれにもわかる非常に貴い多くの部分を小羊の福音から取り去り、また主のなしたもうた多くの誓約を取り去ってしまったからである。
かれらがこれをしたのは、主の正しい道を曲げて人の目を暗ませその心をかたくなにするためである。
それであるから、汝にはあの書物があの憎むべき大教会の手を経て出てきてからは、神の小羊の書物からだれにも解る貴い多くの記事が抜きとられていることがわかる。
そしてこのだれにもわかる貴いことが抜きとられてから、この書物は異邦人の全国民に伝わり、また束縛の身から免れた異邦人と共に汝の見た大海までも渡って異邦人の全国民に伝わる。しかし、その書物にのっている小羊の福音から抜きとられた所があるために非常に多くの人々がつまずき、サタンがこれらの人々を大いに支配する力を得ていることは今汝が目に見る通りの有様である。しかもその書物から抜きとられたと言うだれにもわかる貴いことは、神の小羊の明らかな言葉で表されたものであって人々にはっきりとわかる所である。
さりながら異邦人たちは束縛の身を免れてどの土地よりも優れた土地、すなわち主なる神が汝の父に「汝の子孫はこれを受け嗣ぎの地として保つべし」と約束したもうた土地にきて、そこで神の御力によってあらゆるほかの国民の上に位するようになった。しかしあの約束があるから、主なる神はこの異邦人たちが汝の兄弟たちの間にある汝の子孫の血が交ったものたちを全く亡ぼすことを許したまわない、それは汝の見る通りである。
また主なる神はこの異邦人たちが汝の兄弟らの子孫を滅ぼすことをも許したまわない。
また主なる神は、汝がすでにその成立を見たあの憎むべき教会が、小羊の福音の中からだれにもわかる大へん貴い部分を削って伝えなかったら、異邦人たちが今汝の見るようなおそろしい盲目の有様にいつまでも留るままにしては置きたまわない。
故に、神の小羊は「われは異邦人を憐みて、イスラエルの家の残りし子孫に大いなる裁きを以て罰を及ぼさん」と言いたもうた、と天使は仰せになった。
主の使がまた私に仰せになるには「見よ、神の小羊は次の如く言いたもう『われ告ぐ、われはイスラエルの家の残りの子孫、すなわち汝の父の子孫に裁きを以て罰を及し、異邦人らの手によりてこれをうちなやましたる後、また浮れ女の母なるかの憎むべき教会、小羊の福音のうち最もわかり易く貴き個所を除きて伝えざりしにより、異邦人らがことのほかつまずきたる後、われは異邦人らをその時憐れと思い、その為に能力を以てわが福音の中、多くのわかり易く貴き所をかれらに明らかにせん。
すなわち、われ汝の子孫に現われて汝の子孫はわれがかれらに教うる解り易く貴きことを書き記すべし。しかして汝の子孫が亡ぼされて無信仰に陥り、また汝の兄弟たちの子孫もまたかくなる後、見よ、わが教えを書き記したるものは小羊の賜と力とによりて異邦人らに伝わるために隠さるべし。
われ告ぐ、その中にはわが福音とわが岩とわが救いと書き記されん。
その日、わがシオンを起さんと努むる者は幸福なるかな。かれらは聖霊の賜と能力とを受くるによる。またかれらもしも終りまで忍ばば、終りの日に挙げられて小羊の永遠の王国に救わるべし。また平和を宣べ大いなる喜びの訪れを宣べ伝うる者は山の上に在りていかばかり美しきかな』」と。
私は私の兄弟たちの子孫の残りの者を見、またユダヤ人から出てきた神の小羊の書が異邦人たちから私の兄弟たちの子孫の残りの者に伝わるのが見えた。
その書物がかれらに伝わってから私はほかにいくらかの書物を見たが、それらは小羊の能力によって異邦人たちからあの子孫たちに伝わったものであって、予言者たちと小羊の十二使徒の記録が確かであることを、異邦人と私の兄弟たちの子孫の残りの者とそして全世界の上に散らされたユダヤ人とに認めさせるために出てきたのである。
[40-41]天使はまた私に告げて「汝が異邦人の中で見たこれらの最後の記録は、小羊の十二使徒から出た最初の記録が真理であることを確かに証し、またその中から抜きとられたはっきりしていて貴いところを人に知らせ、また神の小羊が永遠の父なる神の御子であって、世の救い主であり、すべての人々はこの救い主の御許に来なければならない、さもなければ救われないと言うこと、またすべての人々は小羊の口によって親しく教えられる道に従い御許に来なければならぬことなどを、あらゆる血族、あらゆる国語の民、あらゆる人々に知らせるのである。そしてその小羊の教えたもう道は、小羊の十二使徒の記録のみならずまた汝の子孫の記録の中でも明らかに書き示される。それ故に、全世界を治め導きたもう神にして羊飼いである御方はただ一人だけいますから、これら二つの記録は結局一つに合わされる。
そしてこの羊飼いがユダヤ人にも異邦人にもよろずの国民に現われたもう時がくる。その時羊飼いは始めにユダヤ人に現われて異邦人に現われ、次に異邦人に現われてユダヤ人に現われたもう。かようにして後なる者は先になり、先なる者は後になる」と仰せになった。

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