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2019年12月15日(日) 通読(本日=ロマ3-4,3イミ2,1ニフ4 明日=創8-11,詩歌3,1ニフ5)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕マカビー記一 第13章
シモンは、トルポンが大軍を編成してユダの地に侵攻し滅ぼそうとしているのを聞いた。
民はとても動揺していたので、シモンはエルサレムに来ると、民を集めた。
そして民を激励して言った。「ご存知のとおり、わたしおよび兄弟、父は律法と神殿を守るために苦しい戦いを続けてきました。
そしてこの戦いと苦しい生活の中で、兄弟はみんな死にました。
わたしは兄弟にくらべてすぐれているとはいえませんが、この苦しみの中でいつでも命を惜しまずに戦うことができるように祈っていまる。
民と神殿とあなたがたの妻子を守るために、われわれを滅ぼそうという敵意を持って集まっている異邦人たちに、わたしは思い知らせてやろうと思います」
この言葉を聞いて民の心は高まった。
そして大声で次のように答えた。「ユダやヨナタンにかわるわれわれの指導者はあなたしかいません。
わたしたちはあなたに従いますから、われわれのために戦ってください」
そこでシモンはすべての兵士を集め、急いでエルサレムの城壁を完成させ、周囲の守備を固めた。
シモンは十分な軍隊をつけてアブサロムの子ヨナタンをヨッパに派遣した。ヨナタンはヨッパの住民を追い出して駐屯した。

トルポンは大軍を従えて、捕虜としていたヨナタンを護送しながら、プトレマイスを出発してユダの地に入った。
シモンは平野に面したアデダに陣をはった。
トルポンはヨナタンにかわって兄弟のシモンが立ち上がって自分と戦おうとしていることを知り、使節を派遣してこう言った。
「ヨナタンが自分の地位に応じた金を王の国庫に納めていないので、わたしは彼を捕えたのだ。
だから百タラントおよび、釈放されてもわれわれに反旗を翻すことのないよう、人質としてヨナタンの息子二人を送りなさい。そうすればヨナタンを釈放してやろう」
シモンは、トルポンの言葉が策略にみちていると気づいたが、人をやって金と息子たちを準備させた。そうでなければ民はシモンを憎み、
「シモンが金と息子たちを送らなかったから、ヨナタンが殺されたのだ」と言いかねないからであった。
実際にシモンは百タラントと息子たちを送ったが、トルポンは約束を守らずヨナタンを釈放しなかった。
その後トルポンは、国を滅ぼそうと侵入してきて、アドラの道を包囲した。シモンとその軍隊は対抗して、敵が通るところには必ず現われて戦った。
エルサレムの要塞の者たちはトルポンに使節を送り、砂漠を通ってこちらに急いで食糧を届けてくれと頼んだ。
トルポンはすべての騎兵に要塞に向かう準備をさせたが、その晩はひどく雪がふったので行くことができなかった。そこでトルポンはそこを離れてギレアデに行った。
バスカマに近づくと、トルポンはヨナタンを殺してここに葬った。
トルポンはそこから引き返して自分の国に帰った。

シモンは人をやってヨナタンの遺骨を回収し、父祖の地であるモディンに葬った。
イスラエルの民はみな、彼のために深く哀悼の意をあらわし、何日も嘆き悲しんだ。
シモンはヨナタンの墓を父や兄弟の墓の上に築き、磨いた石を置いて高くして、前からも後ろからもよく見えるようにした。
そして父母と四人の兄弟のために、お互い向き合う形に七つのピラミッドを立てた。
そして周囲にいろいろな趣向のかざりをつけた大きな柱を並べ、柱の上には永遠の記念になるように武具を一そろい彫刻し、そのそばには船を彫刻して、海を通るすべての船から見えるようにした。
シモンがモディンに築いたこの墓は、今日でも見ることができる。

トルポンは幼い王アンテオコスを欺いて殺し、
王位を奪ってアジアの王冠をかぶり、アジアを大いに苦しめた。
シモンはユダヤの各地にとりでを築き、高い塔、大きな城壁、門とかんぬきで周囲を固めた。そして食糧をたくわえた。
シモンは使者を選んでデメトリオ王に遣わし、トルポンの行為はまったく略奪に等しいので、ユダヤの税を免除してくれと頼んだ。
デメトリオ王は次のような手紙をよこしてシモンに答えた。

「デメトリオ王から大祭司である王の友人シモンおよび長老とユダヤ人へ。
あなたがたが送ってくれた黄金の王冠としゅろの枝を喜んで受け取りました。われわれはあなたがたに平和を与える用意がありますし、税金を免除するために役人に命ずる用意があります。
かつてあなたがたのために定めたことは有効ですし、あなたがたの築いたとりではあなたがたのものです。
そして今日まであなたがたがおこなった過ちと罪を許し、納めるべき王冠税を免除します。またそれ以外にもしエルサレムで何か徴収されているものがあれば、今後はそれをやめるようにします。
もしあなたがたの中で、われわれの軍隊に入りたいものがいれば登録してください。そしてわれわれの間が平和でありますように」

百七十(紀元前百四十二)年、異邦人からもたらされていた苦しみがイスラエルから取り除かれた。
人々は公文書や契約書を作るとき、「偉大な大祭司、将軍、ユダヤ人の指導者であるシモンの第一年」と書くようになった。

そのころシモンはゲゼルに陣をはり、軍隊で包囲し、攻城機で町を攻撃し、一つの塔を襲撃して占領した。
攻城機に入っていた兵士たちが町の中に走りこんで来たので町は大混乱となった。
市民たちは妻子と一緒に城壁にのぼり、衣を裂いて、シモンに和議を結んでくれるよう大声で次のように叫んだ。
「どうかわたしたちの犯したことを断罪することなく、あなたの憐みによって許してください」
そこでシモンの心はおさまり、彼らと戦うことをやめた。そして住民を追い出して、偶像のまつられていた家をみなきよめ、神を讃美しほめたたえながら町に入った。
シモンは町からあらゆるけがれたものを取り去り、律法を守る者たちを住ませ、町の警備を固めて自分の家をたてた。

一方、エルサレムの要塞の者たちは周囲との出入りを封鎖され、物流がとだえたために食糧がきわめて乏しくなり、飢え死にする者まで出てきた。
そこで彼らはシモンと和議を結ぼうとした。シモンはこれを受け入れ、彼らを追い出して要塞のけがれをきよめた。

百七十一(紀元前百四十一)年二月二十三日に、ユダヤ人は讃美を歌い、しゅろの枝を手に持ちながら要塞に入った。イスラエルから強敵が滅ぼされたので琴やシンバルや竪琴を鳴らし、讃美と喜びの歌をうたった。
シモンは毎年この日を喜んで祝うように定めた。
その後、息子のヨハネが成人すると、彼を全軍の指揮者に任命した。ヨハネはゲゼルに住んだ。

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