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2025年7月6日(日) 通読(本日=二テサ1-3,3イミ32,アル59 明日=民1-4,エレ・手1,アル60) |
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節表示・修正 | 口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題 〔真理子訳〕ユデト記 第2章 |
引照(日本語T) 解題 ユディト記 第2章 |
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第十八年の第一の月の二十二日に、アッスリヤ王ネブカデネザルの宮殿で、さきの誓いのとおりに、全世界に復讐せよという詔勅を下した。 |
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王はすべての臣下と高官を呼び集め、王の考えを諮問し、それらの地の悪事に対する不快感をあらわにした。 |
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呼び集められた人々は、王の命令に従わなかった者をみな滅ぼすべきであると決めた。 |
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アッスリヤ王ネブカデネザルはこの考えを宣言してから、軍隊の総司令官であり、王につぐ第二の地位にあるオロペルネスを呼んで言った。 |
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「全世界の主である大王が次のように命じる。さあ、お前はわたしの前から退出し、信頼するに足る力強い兵士たちを集め、十二万の歩兵と一万二千の騎兵を引き連れて、 |
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西方の全土へと進軍せよ。彼らはわたしの命令に従わなかったのだから。 |
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そして服従のしるしとして土と水を用意するように告げよ。そうしなければ余は怒りにまかせて彼らのところへ行き、地をすべて余の軍隊であふれさせ、兵士たちに略奪させ、 |
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負傷者は彼らの土地の谷にあふれ、川という川には死体でいっぱいになるだろう。 |
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捕虜にした者は世界の果てまで連れていくだろう。 |
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さて、お前はわたしに先んじて彼らの領土をことごとく占領せよ。そうすれば彼らはお前に降服するだろう。彼らをこらしめる日まで、彼らを余のためにそのままにしておけ。 |
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服従しない者はどの地においても容赦なく殺戮し略奪せよ。 |
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わたしとわたしの王国の力は生きている。わたしの言葉は必ずこの手で実行する。 |
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お前は、主人である余の言葉をたった一言でもなおざりにすることなく、お前に命じたとおりに間違いなく、とどこおりなく実行せよ」 |
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オロペルネスは王の前から退出すると、アッスリヤ軍の司令官、将軍、指揮官をことごとく召集した。 |
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王が彼に命じたとおりに、部隊を編成するために兵士たちをよりすぐったが、その数は確かに歩兵十二万、弓をもった騎兵が一万二千であった。 |
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オロペルネスは彼らを戦闘部隊として編成した。 |
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兵士たちの荷物を運ぶために非常に多くのらくだ、ろば、らばを集め、食料にするために無数の羊、牛、山羊を集め、 |
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さまざまな準備をし、多額の金銀を王宮から支出させた。 |
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こうしてオロペルネスとその軍隊はネブカデネザル王の先発隊として西方の全土をことごとく戦車、騎兵、よりぬきの歩兵で埋め尽くすために、遠征の途についた。 |
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さらに大連合軍が、まるでいなごのように、また地の砂のように、彼らに従った。あまり多すぎて数えきれないほどだった。 |
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ニネベから三日間の進軍をすると、ベクテレト平野に到着した。さらにベクテレトを出発して、上キリキアの北にある山のふもとに陣を張った。 |
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オロペルネスは歩兵と騎兵と戦車のすべててを率いて、そこから山地へ向かった。 |
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そしてフドとルドを攻略して、そこに住むラッシスの民を撃ち、さらにケレ人の住む地方の南に位置する砂漠に面した地方に住んでいたイスラエルの民をも撃った。 |
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それからユフラテ川を渡り、メソポタミアを通り、アブロナ川沿いの高い城壁で守られた町々をすべて滅ぼし、海岸地方へと到達した。 |
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さらにキリキアの領土を占領し、抵抗する者たちをすべて滅ぼして、アラビア南部にあるヤペテ地方に至った。 |
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オロペルネスはミディアンの民をすべて包囲し、天幕を焼き払い、家畜の群れを略奪した。 |
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小麦を収穫する時期にダマスコの平地に下って、畑をことごとく焼き払い、羊や牛を撃ち、町々を略奪し、平地を荒らし、若者たちをみなつるぎにかけて殺した。 |
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こうして海岸地方に住むシドンとツロの民、スルとオキナの民、ヤムニアの民たちはみな、オロペルネスに対しておそれおののき、さらにアゾトとアシケロンの住民も彼を非常に恐れた。 |
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