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2024年4月27日(土) 通読(本日=ルカ7-8,1イミ22,クル-44回 明日=ガラ1-3,3イミ22,アル9) |
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節表示・修正 | 口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題 〔真理子訳〕ユデト記 第16章 |
引照(日本語T) 解題 ユディト記 第16章 |
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ユデトは歌った。「タンバリンにあわせて、わが神に向かってうたい出せ、シンバルに合わせて主に向かって歌え、主に向かって詩と讃美とをささげよ、主の名をほめたたえ、主の名を呼び求めよ、 |
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主なる神は戦いを撃ち砕き、わたしを追う者たちの手から、民の中にある主の陣営へと、わたしを救いだした。 |
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アッスリヤ人は北の山地から、一万人の軍隊をひきつれてやって来た。その大軍は渓流の流れをせきとめ、その騎兵隊は丘をおおった。 |
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彼はわたしの国を焼きはらい、若者たちを剣にかけて殺し、乳のみ子たちを踏みつぶし、幼児たちを捕虜とし、乙女たちからその持ち物を奪い取ろう、と言った。 |
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全能の主は女の手を用いて彼らを欺きたもうた。 |
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すなわち、彼らの中の力ある者は若き者たちの働きによって倒れたのではなく、巨人族の子らが彼を撃ち倒したのでもなく、背の高い巨人族が彼に襲いかかったのでもなく、メラリの娘ユデトが美貌を利用して彼の力を奪ったのだ。 |
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彼女は、イスラエルの苦しむ者たちを奮いたたせるために寡婦の衣を脱いで顔に香油を塗り |
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髪をたばねて髪飾りをつけ、亜麻布の衣をまとって彼の目を欺いた。 |
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その靴は彼の目を奪い、その美しさは彼の魂をとりこにした。そして短剣は彼の首を貫いた。 |
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ペルシア人たちは彼女の大胆さに身震いし、メディア人たちは彼女の勇気におじけづいた。 |
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その時わたしにしいたげられた者たちは泣き叫び、わたしに怖気づかされた者たちは恐れ、おびえ、高く叫んで敗走した。 |
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小娘の民が彼らを刺し殺し、逃げた奴隷に対するように彼らを殺した。彼らはわが主の戦列によって滅んだ。 |
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おたしはわが主に向かって新しい讃歌をうたおう、主よ、あなたは大いなる栄光に満ちた者で、その力は驚くばかりであり、あなたに勝る者はない。 |
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あなたによって造られたあらゆるものが、あなたに仕えますように、それらはあなたのことばによって生じたのだから。あなたが霊をつかわしてつくりあげたものなのだから。あなたの声にさからうことのできる者はない。 |
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山は川の流れとともに根もとからゆり動かされ、岩もあなたの前にはろうのように溶けさる。しかしあなたを恐れる者に、あなたは恵みを加えなさる。 |
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かぐわしい香りをはなつ、いかなるいけにえもとるにたりない。あなたに燔祭としてささげられる脂肪もなんの役にもたたない。しかし主を恐れる者は常に大いなる者である。 |
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わが民に刃向かう民族はわざわいだ。全能の主が裁きの日に彼らに報いて、火とうじ虫とを彼らの肉体に与えるからだ。彼らは苦しみ続けながら永遠に泣き悲しみ続けるだろう」。 |
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彼らはエルサレムにはいると神を礼拝し、民のきよめの儀式が終わったあとに、燔祭と、自由な供え物、それに数々の献げ物をささげた。 |
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ユデトは、オロペルネスの民からの献げ物である食器すべてと、彼の寝室から彼女が自分で取ってきた蚊帳とを献げ物として主にささげた。 |
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民は三ヵ月の間エルサレムの聖所の前で喜び楽しみ、ユデトも一緒にすごした。 |
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その後、人々はめいめい領地へ帰った。ユデトもベトゥリアへ帰ってその財産を守り続けた。時がたつにつれ、彼女はますます全世界で有名になった。 |
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多くの男たちが彼女に求婚したが、夫マナセが死んでからは、彼女は生涯男を知らなかった。 |
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彼女はますます偉大になり、夫の家で年老いて百五歳になった。彼女は奴隷にひまをやって自由の身にした。彼女がベトゥリアで死んだ時、人々は彼女を夫マナセとともに葬った。 |
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イスラエル人のすべての家は七日間、彼女を悼んで喪に服した。彼女は死ぬ前に自分の財産を夫マナセの親族および自分の氏族の親族とに分け与えた。 |
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ユデトが生きている間、そしてまた彼女が死んだのちも長い間、イスラエル人をおびやかす者はもはやいなかった。 |
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