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2024年3月19日(火) 通読(本日=サム下1-4,シラ17,モサ10 明日=詩48-50,二マカ1,モサ11)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕シラ書〔集会の書〕 第24章
知恵は自分をたたえ、自分の民のうちにあって誇る。
いと高きお方の天使の集団のうちにあって知恵は口を開き、その軍勢の前にあって次のように誇る。
「わたしはいと高きお方の口から出て、霧のように大地をおおった。
わたしは高いところに住み、雲の柱にすわっている。
わたしはひとりで天空を一巡し、深いふちを歩いた。
わたしは海の波、全地、もろもろの国の民をおさめた。
わたしはすべての国の民のところで一休みしたが、どの国の民のところを居住地と定めようかと思った。
すると万物の創造者はわたしに命じた。わたしを創造なさったお方はわたしの居住地を定めてこう言った。『ヤコブのところに住め。イスラエルのうちに領地を求めよ』と。
彼はこの世に先立ってはじめにわたしを造られた。わたしは永遠に消えることがない。
わたしは聖なる幕屋のうちにあって彼のおそばに仕えた。こうしてわたしはシオンを居住地と定めた。
同じように彼は愛する都にわたしを一休みさせた。わたしの権限はエルサレムにある。
わたしは栄誉を与えられた民のうちに根を下ろし、わたしの所領は主の領分のうちにある。
わたしはレバノン杉のように、ヘルモン山のうちにある糸杉のように伸びて行った。
わたしはエンゲデのなつめやしのように、すずかけの木のように成長した。
わたしは肉桂や、芳香をはなつアスパラトスのように、最高の没薬のように、ヘルベナ、シェヘレト、ナタフといった香料のように、幕屋のうちにある乳香のように、美しい香りを放った。
わたしはテレビンの木のように枝を伸ばした。わたしの枝は堂々とした立派なものである。
わたしはぶどうのつるのように見事に茂り、わたしの花は栄誉と富という果実をむすぶ。
〔わたしは美しい愛と畏れと知識と清純な希望の母である。わたしは神から招かれており、わたしの子らにわたし自身を永遠に分け与える。〕
わたしを慕う者たちよ。わたしのところへ来て、わたしの実を思う存分食べよ。
わたしの思い出は蜜よりも甘く、わたしを所有することは蜂蜜よりも甘い。
わたしを食べる者はさらに飢え、わたしを飲む者はさらにかわくだろう。
わたしに聞き従う者は恥をかくことがなく、わたしに従って働く者は間違うことがない。」
これはすべていと高き神の契約の書、モーセがヤコブの会衆の遺産としてわれわれに命じた律法の書である。
〔主にあって力を得ることを怠るな。主から力をつけてもらうために主に寄りすがれ。主はただお一人の全能の神であり、主をほかにして救い主はない。〕
律法はピション川のように、新しい穀物の季節のチグリス川のように知恵をあふれさせ、
ユフラテ川のように、取り入れの季節のヨルダン川のように悟りをあふれ、こぼれさせ、
光のように、ぶどうの収穫の季節のギホン川のように教養を明らかにする。
最初の人類もこれを知り尽くすことができなかったように、終わりの人類もこれを極めつくすことはできないだろう。
知恵の思いは大海よりも大きく、考えは淵よりも深い。
わたしは川からひいた運河、庭へ流れこむ水路のようなものであった。
わたしは言った。「庭に水をまき、花壇に水を注ごう」。すると運河は川となり、川は大海となった。
またわたしは教養を朝日のように輝かし、遠方まで照らそう。
わたしはまた教えを預言のように注ぎ出し、子孫代々のためにのこしておこう。
わたしは自分ひとりのためではなく、知恵を求めるすべての人のために苦労をしたのだとわかってほしい。

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