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主に感謝し、そのみ名を呼び、そのみわざをもろもろの民のなかに知らせよ。
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主にむかって歌え、主をほめうたえ、そのすべてのくすしきみわざを語れ。
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その聖なるみ名を誇れ。主を尋ね求める者の心を喜ばせよ。
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主とそのみ力とを求めよ、つねにそのみ顔を尋ねよ。
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[5-6]そのしもべアブラハムの子孫よ、その選ばれた者であるヤコブの子らよ、主のなされたくすしきみわざと、その奇跡と、そのみ口のさばきとを心にとめよ。
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彼はわれらの神、主でいらせられる。そのさばきは全地にある。
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主はとこしえに、その契約をみこころにとめられる。これはよろず代に命じられたみ言葉であって、
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アブラハムと結ばれた契約、イサクに誓われた約束である。
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主はこれを堅く立てて、ヤコブのために定めとし、イスラエルのために、とこしえの契約として
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言われた、「わたしはあなたにカナンの地を与えて、あなたがたの受ける嗣業の分け前とする」と。
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このとき彼らの数は少なくて、数えるに足らず、その所で旅びととなり、
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この国からかの国へ行き、この国から他の民へ行った。
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主は人の彼らをしえたげるのをゆるさず、彼らのために王たちを懲しめて、
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言われた、「わが油そそがれた者たちにさわってはならない、わが預言者たちに害を加えてはならない」と。
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主はききんを地に招き、人のつえとするパンをことごとく砕かれた。
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また彼らの前にひとりをつかわされた。すなわち売られて奴隷となったヨセフである。
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彼の足は足かせをもって痛められ、彼の首は鉄の首輪にはめられ、
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彼の言葉の成る時まで、主のみ言葉が彼を試みた。
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王は人をつかわして彼を解き放ち、民のつかさは彼に自由を与えた。
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王はその家のつかさとしてその所有をことごとくつかさどらせ、
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その心のままに君たちを教えさせ、長老たちに知恵を授けさせた。
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その時イスラエルはエジプトにきたり、ヤコブはハムの地に寄留した。
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主はその民を大いに増し加え、これをそのあだよりも強くされた。
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主は人々の心をかえて、その民を憎ませ、そのしもべたちを悪賢く扱わせられた。
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主はそのしもべモーセと、そのお選びになったアロンとをつかわされた。
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彼らはハムの地で主のしるしと、奇跡とを彼らのうちにおこなった。
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主は暗やみをつかわして地を暗くされた。しかし彼らはそのみ言葉に従わなかった。
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主は彼らの水を血に変らせて、その魚を殺された。
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彼らの国には、かえるが群がり、王の寝間にまではいった。
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主が言われると、はえの群れがきたり、ぶよが国じゅうにあった。
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主は雨にかえて、ひょうを彼らに与え、きらめくいなずまを彼らの国に放たれた。
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主は彼らのぶどうの木と、いちじくの木とを撃ち、彼らの国のもろもろの木を折り砕かれた。
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主が言われると、いなごがきたり、無数の若いいなごが来て、
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彼らの国のすべての青物を食いつくし、その地の実を食いつくした。
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主は彼らの国のすべてのういごを撃ち、彼らのすべての力の初めを撃たれた。
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そして金銀を携えてイスラエルを出て行かせられた。その部族のうちに、ひとりの倒れる者もなかった。
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エジプトは彼らの去るのを喜んだ。彼らに対する恐れが彼らに臨んだからである。
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主は雲をひろげておおいとし、夜は火をもって照された。
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また彼らの求めによって、うずらを飛びきたらせ、天から、かてを豊かに彼らに与えられた。
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主が岩を開かれると、水がほとばしり出て、かわいた地に川のように流れた。
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これは主がその聖なる約束と、そのしもべアブラハムを覚えられたからである。
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こうして主はその民を導いて喜びつつ出て行かせ、その選ばれた民を導いて歌いつつ出て行かせられた。
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主はもろもろの国びとの地を彼らに与えられたので、彼らはもろもろの民の勤労の実を自分のものとした。
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これは彼らが主の定めを守り、そのおきてを行うためである。主をほめたたえよ。
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