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2024年4月26日(金) 通読(本日=エレ47-52,バル3,クル-43回 明日=ルカ7-8,1イミ22,クル-44回)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕エズラ記(ギリシア語) 第1章
ヨシヤはエルサレムで主のために過越祭をおこなうこととし、第一の月の十四日、過越のいけにえをほふり、
祭服を着た祭司たちを主の神殿で組ごとに日々の奉仕にあたらせた。

ヨシヤはイスラエルの民のうち神殿に仕えることになっているレビ人たちに言い渡した。「身をきよめて、ダビデの子ソロモン王が建設した神殿のうちに主の神聖な箱を安置しなさい。
あなたがたはもはやこの箱を肩にかつぐ必要はない。今後はあなたがたの神である主にお仕えし、イスラエルの民に奉仕し、あなたがたの先祖に対して氏族の役目としてイスラエルの王ダビデが書きつけたとおり、その子ソロモンの栄華にひけをとらないように神殿を整備しなさい。
同胞であるイスラエルの子らに奉仕する、あなたがたレビ人の先祖の組に応じて神殿のなかで決められた位置につき、
過越のいけにえを決まりにしたがってほふり、同胞のためのいけにえとして準備し、モーセに授けられた主の命令にしたがって過越祭をとりおこないなさい」。

ヨシヤは集まった民に、子羊と子やぎを三万頭、子牛を三千頭与えた。これは民と祭司たちとレビ人たちに対する約束にしたがって王室の会計で準備された。
また神殿の管理人ヒルキヤ、ゼカリヤ、エヒエルは、過越祭のために子羊二千六百頭、子牛三百頭を祭司たちに与えた。
また千人隊長のエコニヤ、シマヤ、その兄弟ナタナエル、ハシャビヤ、エイエル、ヨシャバテは、過越祭のために子羊五千頭、子牛七百頭をレビ人たちに与えた。

このような準備がおこなわれた後、祭司たちとレビ人たちは早朝に、氏族と先祖の組ごとにモーセの書に書かれているとおりに、主にそなえるために種のはいっていないパンを持って、民の先頭にきちんと整列した。
彼らは過越のいけにえをしっかり火であぶり、その他のいけにえは青銅の器と大なべに入れて香料をまぜて煮て、参列したすべての民のところに運んで行った。
それからレビ人たちは、自分たちと、アロンの子孫で同僚の祭司たちのために食事を用意した。
祭司たちは夜遅くまで脂身をお供えしていたので、レビ人たちが自分たちの分とアロンの子孫で同僚の祭司のための食事を用意したのである。
王宮に属するアサフ、ゼカリヤ、エドトンという、アサフの子孫の聖歌隊員たちも、ダビデの指示どおりに任務についていた。
門衛はそれぞれの担当の門のところにいた。同僚のレビ人たちがみんなのぶんの食事を用意したので、だれも自分の持ち場を離れる必要はなかった。
過越祭は実行され、ヨシヤ王の命令にしたがって、主の祭壇にいけにえがささげられた。こうして主のいけにえに関することはこの日に完了した。
この場に参列したイスラエルの子らは過越祭と除酵祭を七日間にわたって祝った。
預言者サムエルの時代からこのかた、これほどの過越祭がイスラエルで祝われたことはなかった。
ヨシヤと祭司たちとレビ人たちとユダヤ人とエルサレムに住んでいたイスラエルの民が祝ったこれほどの過越祭を祝った王は、数多くのイスラエルの王のうちにいなかった。
この過越祭はヨシヤ王の治世の第十八年におこなわれた。
信仰深いヨシヤ王の行為は主のみこころにかなった。
ヨシヤ王の時代に関する出来事、つまり、他のいかなる民や王国にもまさって民が主に対して罪をおこない、不信仰なことをおこなったこと、それが目に余るほどに主を悲しませたことは、昔の記録に残っている。こうしてイスラエルに対する主の呪いは実現することとなった。

ヨシヤ王がこのようなことをおこなった後、エジプト王パロがユフラテ川のほとりのカルケミシをめざして進軍するという事態がおこり、ヨシヤはそれを迎え撃つために出陣した。
エジプト王は使者を遣わして言わせた。「ユダヤの王よ、わたしのことについてあなたは何のかかわりあいがあるというのですか。
わたしは主なる神からあなたがたと戦うために遣わされているのではありません。わたしの戦いはユフラテ川のほとりでおこなわれます。主はわたしとともにおられ、わたしを激励してくださいっています。主に逆らわないように軍を撤退させてください」。
戦車に乗っていたヨシヤは軍を撤退させることはせず、預言者エレミヤが預言した主の言葉も顧みず、エジプト王と戦いを交えようとした。
彼はメギドの平地でエジプト王を相手に戦おうとした。敵の将軍たちはヨシヤ王めがけて山を駆け下りて来た。
王は側近の者たちに言った。「わたしを戦場から去らせてくれ。すっかり弱ってしまった」。側近たちはただちに彼を戦列から離した。
彼は予備の戦車に乗ってエルサレムに帰還し、そこで一生を閉じ、先祖代々の墓に埋葬された。
ユダヤの各地で人々はヨシヤ王の死をいたみ、預言者エレミヤもヨシヤのことを嘆く歌を作り、会堂の指導者たちはその妻と一緒に彼の死をいたむ歌をうたった。この習慣は今日に至るまでおこなわれており、永久にイスラエルの民全体にこのことがおこなわれるようにという規定が公布された。
以上のことはユダヤの王たちに関する歴史書に書かれている。ヨシヤの事跡、彼の栄華、主の律法に対する彼の深い理解、彼が以前におこなったこと、いま述べたこと、いずれももれなくイスラエルとユダの王たちの書に記されている。

民の代表者たちはヨシヤの子エコニヤ(エホヤハズ)を迎え、二十三歳の彼を父ヨシヤの後を継ぐ王として公に宣言した。
彼はユダとエルサレムを三ヶ月間統治した。エジプト王は彼がエルサレムで王位を保つことを許さず、退位させた。
そして民に銀百タラント、金一タラントの罰金を科した。
エジプト王はユダヤとエルサレムの王として、エコニヤの兄弟エホヤキムを即位させた。
エホヤキムは自分の兄弟ザリオをエジプトから連れ戻すために要人たちを獄に入れた。

エホヤキムはユダヤとエルサレムの王に即位したとき二十五歳であった。彼は主の前に悪事をおこなった。
バビロンの王ネブカデネザルは彼に攻め寄せ、青銅の鎖につないでバビロンに連行してしまった。
ネブカデネザルは主の神聖な祭具を奪い、バビロンの自分の宮殿に持って行ってそこに置いた。
エホヤキムと彼の悪事、不信仰については歴代の王の書に記されている。

エホヤキムにかわって子のエホヤキンが王位についた。王として迎えられたとき、彼は十八歳であった。
彼はエルサレムで三ヶ月と十日間王位について、主の前に悪事をおこなった。

一年後、ネブカデネザルは使者を遣わして、主の神聖な祭具と一緒にエホヤキンをバビロンに連行し、
ゼデキヤをユダヤとエルサレムの王につけた。このときゼデキヤは二十一歳で、十一年間王位についた。
彼は主の前に悪事をおこない、預言者エレミヤを通して主が語られたことばを無視して顧みなかった。
彼はネブカデネザル王によって主の名による誓いをさせられていたのに、その誓いにそむき、うなじと心とをかたくなにして、イスラエルの神、主の定めを犯した。
民と祭司たちのうちの指導者たちは、他のどんな民族にもましてけがれたことや不法なことを数多くおこない、エルサレムの聖別された主の神殿をけがした。
彼らの先祖の神は、民とご自身の神殿とを愛しておられたので、使者を遣わして彼らを正気に戻そうとなさった。
しかし彼らはその使者を鼻であしらい、主が語られた日にも預言者をからかった。ついに主は、不敬をおこなう自分の民に怒りを発し、カルデヤ人の王たちに命じて彼らを攻めさせた。
カルデヤ人の王たちは剣をもって彼らの神殿の聖所のまわりで若者たちを殺した。年よりも若者も、男も女も容赦しなかった。主は彼らをことごとくカルデヤ人の王たちの手に渡された。
またカルデヤ人の王たちは主の大小の神聖な祭具、主の箱、王室の金庫などをことごとく奪ってバビロンに運び去った。
主の家は火にかけられ、エルサレムの城壁は崩れ、塔には火がかけられ、
輝かしい飾りは徹底的に破壊されて無用のがらくたとなった。生き残った者は剣でおどされてバビロンに連行された。
ペルシャ王国が出現するまで、彼らはバビロンとその住民たちに仕える者となった。これはエレミヤを通して語られた主の次のことばが実現するためであった。
「地は七十年の時が満ちるまでの全期間、荒れ果てたままで安息を楽しむであろう」


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