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2024年3月29日(金) 通読(本日=エレ27-31,知18,クル-35回 明日=マコ15-16,1イミ18,クル-36回) |
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節表示・修正 | 口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題 〔真理子訳(工事中)〕イミタチオ第3巻 内なる慰めについて 第14章 |
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第十四章。自分のよい行いを誇らないように神の隠れたさばきを忘れてはならない。 主よ、あなたのさばきはわたしの上に鳴りひびき、恐れとおどろきがわたしの全身の骨にひびいてふるわせ、わたしの魂をおびえさせます。 わたしは驚いて立ち、考えます。「もろもろの天もあなたの目には清くない」(ヨブ15:15)と。 もし「天使をも誤れる者とみな」(ヨブ4:18)して、あなたがお許しにならないのだとしたら、ましてわたしのような者はどうされることでしょう。 「天の星も地に落ちた」(黙6:13)のなら、ちりにすぎないわたしが何を期待できましょうか。 かつては仕事が人々からほめられていた人が地獄の底に落ちてしまいましたし、かつては天使のパンを食べていた人が豚のえさを喜んで食べているのさえ、わたしは見たことがあります。 |
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ですから主よ、もしあなたがみ手をお引きになるのでしたら、聖なるものは何もなくなります。 もしあなたがお導きをおやめになるなら、知恵も何の役にも立たなくなります。 もしあなたがお助けをおやめになるなら、勇気も何の助けにならなくなります。 もしあなたがかばってくださらないなら、貞節もちっとも安全でなくなります。 もしあなたの聖なる見張りがございませんでしたら、わたし自身の用心は何の役にも立たなくなります。 あなたに見放されてしまっては、わたしは沈んで滅ぶばかりです。しかしあなたがかえりみてくださいますなら、立ち上がって生きるのです。 本当にわれわれは定まりないものです。あなたによってのみしっかりさせられるのです。本当になまぬるいものであす。あなたによってのみ燃え立たされるのです。 |
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ああ、わたしは自分をどれほど低くいやしいものと思うべきでしょう。たとえ何らかのよい行いをしたと思っても、それをどれほど無に等しいものと思うべきでしょう。 ああ主よ、あなたの思いがけないおさばきのもとに、わたしはどれほど深く服従すべきでしょう。そこではわたしはまったく無に過ぎず、無にほかならないのです。 ああ、なんと測り知られぬ重み、なんと際限のない海でしょう。そこではわたしは無に過ぎず、何も自分に見出せないのです。 ですからどこに誇りの心を抱く余地がありましょう。どこに自分のよい行いに頼る思いを抱けましょう。 すべてのむなしい傲慢や自負は、みんなわたしに下されたあなたのおさばきの深みの中に飲み込まれてしまうのです。 |
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あなたのみ前では肉なる人はいったい何ものでしょうか。 粘土は焼き物師に向かって何を誇ることができましょうか。 心を真に神に服従させる者は、どうしてむなしい言葉で高ぶることができましょうか。 ひとたび真理に服従された人は、全世界も高ぶる心を起こさせることはできません。また神にすっかり望みをおいた人は、たとえどんな人の口でほめられても決して動かされません。 そういうほめ言葉を語る人自体が、ほら、みんな無であり、言葉の響きとともに消え去ってしまうのです。しかし「主のまことはとこしえに絶えることがない」(詩117:2)のです。 |