真理子の聖書日記
真理子の聖書日記
このサイトを作りながら、聖書を読みながら真理子が考えたことです。
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[496]創世記36-39章
投稿者=真理子
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掲示日=2011/02/14(月) 06:19:47
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http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=col&bible1=link&book=gen&chapter=36&mode=0
ここから(正確には37章から)ヨセフが物語の中心になります。兄たちからうらまれ、殺されかかり、エジプトに売られても無実の罪で投獄されたり、さんざんですけど、ヨセフも脳天気に夢の話を言ったりするなど、けっこう空気読めないやつですよね。
ヨセフの話は来週またするとして、今回は物語のわき道としての36章、38章の話を書きましょうか。
36章、エサウの子孫がエドム人なんですが、エドム人はユダヤ人やアラブ人と同化したので今はいません。パレスチナの南東、死海の東側にモアブ人がいましたが([435])、さらにその南側にいたらしいです。
で、エサウの息子にエリパズという人がいまして(創36:10)、この名前に聞き及びはありませんか? そう、ヨブ記でヨブと論争する3人の筆頭人物ですね。たしか、テマン人エリパズって言ってましたよね。エリパズの息子にテマン(創36:11)という人物がいるんです。ヨブ記って実はユダヤ社会の話じゃなく、周辺地域の話なんですね。こうやってみると、創世記にときどき挿入される無味乾燥な系図も、いろいろなところで読解に役立つってことですね。
38章、オナンの話といいタマルの話といい、未成年には刺激が強いかしら? 旧約聖書、とくに創世記は、刺激の強い話が出て来ますので、お子様は不用意に読まないほうがいいかもしれませんわ。実際、昔の厳格なクリスチャンの家では、子どもに聖書を不用意に読ませないところも多かったみたいですよ。
うちも子どもがほしいのでオナンのような行為は厳禁よ。あ、この掲示板ではエッチな話はつつしまなきゃ。エッチな話を読みたい人は、真理子日曜学校の「真理子の生活と意見」を読んでね。最近またエロ話を追加しちゃいましたわ。
さて、タマルががんばって生んだ子が双子で、ベレツとゼラ。昔の日本では、双子は先に出てきたほうを弟としたということもあったみたいですが、一応ここでは先に手だけ出したゼラがお兄さん。でも、「ベレツとゼラ」みたいに、二人を呼ぶときには弟のほうを先にいうみたいですね(マタ1:3)。マタイ冒頭のイエス様の長々とした系図に出てくるでしょ? 娼婦のまねごとをしたタマルはイエス様のご先祖なんですよ。イエス様は弟ベレツのほうの系統です。
[495]エス・ギ2章
投稿者=真理子
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掲示日=2011/02/13(日) 13:05:22
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http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=col&book=esg&chapter=2&mode=0
新共同訳ではA章、つまり付加部分の続きです。前回の1章の話をしていなかったので、まとめてしちゃいます。
時代はペルシア帝国の王アハシュエロスの治世の第2年。
さて、このアハシュエロスっていったい誰なのかってことですね。
ペルシアの王様は、クロス(キロス)−カンビセス−ダリオス(ダレイオス)1世−クセルクセス1世−アルタクセルクセス1世……と続きます。
で、実はアハシュエロスって、クセルクセス1世(前486-465)のヘブライ語表記です。
ところが、ここからがややこしいんですが、ギリシア人たちはこれを、次のアルタクセルクセス1世のことと誤解しちゃうんですね。アで始まるせいかしら。
「エステル記・ギリシア語」は、簡単にいえば「ヘブライ語版エステル記」+「ギリシア人向け解説」という構成になっていますが、その解説で間違えちゃしょうがないですね。
新共同訳のエス・ギはその間違ったギリシア語表記に基づいて「アルタクセルクセス」と訳していますが、真理子のおまけのほうは、クセルクセスと書くのもはばかられるのでアハシュエロスとごまかしました。真理子のおまけの固有名詞表記は、できるかぎり口語訳聖書にあわせるという方針でもありますから。
もう前々代の初代王クロス(キロス)のときにユダヤ人はバビロン捕囚から解放されますが、60年も異国にいると、そこに生活手段ができてしまって、パレスチナに戻らず、バビロンなりスサなり、ペルシアの版図に残ることを選択したユダヤ人も多いんですね。
在日韓国人だって、日本に移住したのは植民地時代で、いまさら本国には戻れないんですから、「韓国に帰れ」なんて絶対に言っちゃダメですよ。
だんなは、私と結婚して今は本籍が現住所の横浜ですけど、もとは北海道。でも北海道には戻る家なんかないです。
そんなわけで「在ペルシア・ユダヤ人」となった人々の中に、ベニヤミン族に属するモルデカイ、エステルという兄妹がいまして、それがこの話の主人公。
付加部分A(当ばべるばいぶるでは第1・2章)にはまだエステルが出てきませんが、このモルデカイが不気味な夢を見た話が第1章、そして王の暗殺計画をチクってその功績が記録されたという話が第2章です。この話はその後の伏線になりますので覚えておきましょう。