| fㄱ(キおっ)。特に注意すべきことはありません。가거기のように縦棒系母音字と組み合わさるとフみたいになりますが、自然とそうなるはずのものですから気にすることはありません。 |
| fㄴ(ニウん)。特に注意すべきことはありません。 |
| fㄷ(ティグッ)。速く書く場合は右側のようになります。右側は実質的に一筆です。これでは次のfㄹみたいだと思うかもしれませんが、次で述べるようにfㄹは必ず真ん中の横棒を左から右に書くようにする正しい習慣をつけておけば、まぎれることはありません。 |
| fㄹ(リウル)。この字の書き方のキモは、漢字の「己」のように書くこと、つまり2画目をちゃんと左から右に書くことです。右から左に書けば確かに一筆で書けてラクなのですが(×印)、そのような横着をしてはいけません。こう書いていると必ずfㄷと見分けがつかなくなってしまいます。画数を減らしたいなら右上のように書くか(2と3は続けて書けるので実質的に2画です)、左下のように書きましょう。 |
| fㅁ(ミウム)。漢字の「口(くち)」を書く要領です。速く書きたい場合は右側のf맘(マム)の例のように、1画目からいきなりナナメ右上にハネあげるのです。するとローマ字のnの筆記体やロシア文字のИみたいになりますね。fㅁを活字のように四角く書こうとすると必ずfㅇと見分けがつかなくなってしまいます。ですからたとえ入門者であっても四角く書くのは早いうちに卒業して筆記体式に書くようにすることをお勧めします。 |
| fㅂ(ピウプ)。楷書の筆順は1→3→4→2もあります。が、速く書こうとして1→4→2の逆→3とするのはfㅁとまぎれやすくなるのでおすすめできません。速く書く場合は右側のように書くのです。 |
| fㅅ(シオッ)。漢字の「人」を書く要領です。速く書く場合は右側のようにします。ほとんど日本語の踊り字の「々」の最後の点がないような感じです(あるいは「〃」をつなげて書いたようなもの)。こんなふうに最後を曲げないとfㄴのようになってしまうので、ことさらにこう曲げて書くわけです。 |
| fㅇ(イウン)。必ず時計の12時の位置から反時計回りに書きます。最初のカギはなくてもかまいません。 |
| fㅈ(チウッ)。左上のように3画で書くのは丁寧すぎる感じで、一般的には1画めと2画めをつなげてカタカナの「ス」のように書けば十分です。さらに右下のように一筆で書く場合もあるにはありますが、fㄷと見分けがつかなくなるのでおすすめしません。 |
| fㅊ(チウッ)。最初に点ないし横棒を書いてからfㅈを書きます。fㅈ部分はカタカナのスでかまいませんし、さらに点から続けると右側のようになります。 |
| fㅋ(キウっ)。カタカナのヲに似ていますが筆順はフを書いてから中の横棒です。「あれ、おいらはカタカナのヲもそう書いていたぞ」っていう人はいませんか。カタカナのヲは横横縦の3画ですよ。 |
| fㅌ(ティウッ)。書体が2通りあって、筆記体では横棒+fㄷという書体が一般的です。北朝鮮では活字もそういう書体になります。この書体の場合はfㄹととても見分けがつきにくくなります。 |
| fㅍ(ピウっ)。速く書く場合はfㅛの筆記体のように縦棒2つをつなげて書くよりは、むしろ右側のように書くほうが一般的ですし、速く書けます。 |
| fㅎ(ヒウッ)。右側のように書けば一筆で書けてしまいます。最後を丸くまとめれば他の字ともまぎれる心配はありません。 |