[真理子日曜学校 - 聖書の言語入門(フレーム表示) ]
【日本語文語コース】

リファレンス文法・か


  1. -くる・くれ
     動詞語尾などでで「-くる」「-くれ」となっているものは、「きる」「きれ」、あるいは「ける」「けれ」に直してみましょう。
     (例)人の生くるはパンのみに由るにあらず 人が生きるのはパンによってだけではない。(マタ:4:4)
     汝らを受くる者は我を受くるなり。 君たちを受け入れる人は、私を受け入れるのだ。(マタ:10:40)


  2. けり
     ~た。過去の助動詞「けり」の変化形。「~た」と訳します。
     (関連)なりけり/なりける/なりけれ


  3. けれ
     ニセモノに要注意。「けれ」の部分を「い」に変えて形容詞になったらただの形容詞の已然形語尾なので「~た」と訳してはいけません。
     (例)ほふられたまひし子羊こそ、栄光と賛美とを受くるにふさはしけれ 屠殺された子羊こそが、栄光と賛美とを受けるのにふさわしい。(黙:5:12)。
     それ以外は過去の助動詞です。