[真理子日曜学校 - 聖書の言語入門(フレーム表示) ]
【古典ギリシア語コース】

動詞1


  1. 規則変化現在組織
     まずは規則変化の例として、παιδεύω(学ぶ)の現在組織の変化をやります。
     ωを取り去ると現在語幹(παιδεύ)が出来ます。この語幹からできる形は、直説法現在、直説法未完了過去、接続法現在、希求法現在、命令法現在、不定法現在、現在分詞です。直説法だけは「未完了過去」という過去形も出来ます。名前および意味は過去ですが、現在語幹から作られるので、このページにまとめて記します。
     例によって両数はコイネーには存在しません。


  2. 直説法現在
     
     能動中動・受動
    単1παιδεύωπαιδεύομαι
    単2παιδεύειςπαιδεύει
     παιδεύῃ
    単3παιδεύειπαιδεύεται
    両2(A)παιδεύετονπαιδεύεσθον
    両3(A)παιδεύετονπαιδεύεσθον
    複1παιδεύομενπαιδευόμεθα
    複2παιδεύετεπαιδεύεσθε
    複3παιδεύουσι(ν)παιδεύονται

     中・受動の複1でアクセントが移動しているのは、この語尾όμεθαが3音節もあるので「ギリシア語のアクセントは語末から3音節以内のところに来る」というキマリのために移動したもので、気にしなくて結構です。