[真理子日曜学校 - 聖書の言語入門(フレーム表示) ]
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ラヂオのおすすめ


  1. もっと詳しく
     「真理子日曜学校流・外国語学習法」に書いた真理子流の考える語学学習法を、このページ以降、もう少し詳しく説明していきましょう。
     まずは真理子流音声重視術として「ラヂオのおすすめ」です。もちろん「ラヂオ」っていうのはちょっと洒落て書いてます。三谷幸喜さんの演劇(それから映画)『ラヂオの時間』が大好きなんで。


  2. テレビはダメよ
     語学の勉強には音声教材が欠かせません。古典語の勉強だってそうですよ。私の大嫌いな黒田龍之助は「古典語には音声教材は不要」なんて書いてますけど(詳しくは私のだんなに批判してもらった梵語俗説(5)・黒田龍之助の思いつき放言をどうぞ)、真に受けちゃダメですよ。
     まあこういうバカはほうっておくとして、もう動画の時代だよ、音声だけなんて古い古いって思うと、どうもそうではないみたいです。
     人間けっこう、身振り手振りのような、音声以外のさまざまな雰囲気から情報をキャッチする能力があるようで、実は動画だと、言葉がわかんなくてもある程度わかっちゃうってことがあるんです。まるきり違う言語でも、「ああこの人こんなこと言ってるのかしら」ってことが、なんとなくわかっちゃうことがあります。
     さらに言語が似てくると余計にわかりやすくなります。よく、「スペイン人がイタリア語を聞くと半分くらいわかる」とか言いますよね。日本語には近い言語がないんでこの気持ちがよくわかんないですけど、沖縄語だとこの気持ちわかりますよ。真理子がたまに面白がって聞いているのが、おきなわBBtv(ブロードバンドTV)の「方言ニュース」。インターネット上の無料放送で、誰でも見られます。5分間の放送で、字幕がついてるんでよくわかるんですが、最後の沖縄語キャスターと日本語キャスターとの雑談部分は字幕がないんですよね。それでもいままで見たニュースの内容と、キャスターの表情や身振りを見てるとなんかとてもわかった気になってしまうんですね。
     で、語学の勉強のときには実はこれが大いに邪魔なんです。わかった気になってしまうのが一番こわい。耳で聞いて、口で話して、それで会話が通じるようにならなければダメなんです。よく、電話の会話が難しいっていいますけど、逆にいえば電話の会話ができてはじめて会話ができるってことなんですね。
     この意味で動画っていうのは語学の勉強には向きません。やっぱりラジオです。音声だけのメディアです。