[ばべるばいぶる] ヘルプ項目選択
 
←前 次→

ヘブライ語聖書

ばべるばいぶるで用いているヘブライ語聖書に関する説明をします。

  1. 準備
     ヘブライ語の文字は右から左に書かれますし、母音記号などを子音文字に重ねて表記します。Windows XPより前のOSではこのような文字には対応していませんのでぜひXP以降をお使いください。その際も一番最初に「おまじない」が必要です。以下はWindows XPの場合のおまじないです。コントロールパネルの「地域と言語のオプション」を選び、「言語」タブを選んで「複合文字や右から左方向に書く言語(タイ語を含む)のファイルをインストールする」にチェックをつけます。またブラウザも古いバージョンだと右書きや文字重ねに対応できない可能性があるので、できる限り新しいバージョンのものをお使いください。


  2. フォント変更
     ヘブライ語聖書のフォントを変更する場合は、フォント変更ユーティリティを使用して変更してください。この準備が必要なのは次のような場合です。
    1. フォントが小さすぎて母音記号が読みにくい。だけどその他の字は大きくしたくない。ヘブライ語のフォントだけ大きくならないか……ご自由にどうぞ
    2. 独自にヘブライ語フォントを持っているのでそれで表示したい……ご自由にどうぞ
    Windows XPやVistaでブラウザがIEならば、ヘブライ語は一応正常に表示できるようです。右から左にならないとか、母音記号がおかしいなどということはないはずです。
     独自にフォントを入手したい場合は、Hebrew Unicode Fonts @ WAZU JAPAN's Gallery of Unicode Fontsのページにいろいろフォントがリンクされています。
     なお、フォントの指定をするときには、フォント名の中のスペースの有無や半角全角の違いに注意してください。


  3. 聖書データの説明とダウンロード
     ヘブライ語聖書については、
    1. 旧約聖書(Wikipedia)
    2. 聖書翻訳(Wikipedia)
    などをご覧ください。ここでは、ばべるばいぶるで用いているバージョンのデータ入手元や変更点に即して解説します。
     以下の各聖書の解説の冒頭にある「略称」とは、ばべるばいぶるの画面で表示されるときの略称、略号とはばべるばいぶる内部で用いているコードです。


  4. Biblia Hebraica Stuttgartensia(ヘブライ語T)
     略称=BHS(ヘT)、略号=bhs
     作業状況=1
     この本文がどういう価値を持つかは上記Wikipediaの説明を見ていただきましょう。ドイツ聖書協会が発行しており、全世界の研究者や原典愛好家によってあがめられている本です。当然のことながら旧約聖書しか存在しませんし、外典(続篇)もありません。いろいろなサイトで入手可能ですが、ここではUnbound Bibleからいただき、かつwww.bibelwissenschaft.deを参考にしました。


  5. BHS子音のみ版(ヘブライ語T)
     略称=BHSC(ヘT)、略号=bhsc
     作業状況=1
     上記BHSの子音のみ版です。母音記号は同じ語の同じ変化形でも状況によって異なることがあり、検索に支障が生じる場合があります。そういう場合は子音のみ版を用いるほうがラクです。Unbound Bibleからいただきました。


  6. 現代ヘブライ語(T)
     略称=現ヘブ(T)、略号=modhe
     作業状況=1
     現代ヘブライ語版です。出所はよくわかりません(新約を見ると日本聖書協会が販売しているヘブライ語新約聖書とも異なります)がUnbound Bibleからいただきました。


  7. BHSの配列
     ユダヤ教の配列ですのでキリスト教聖書の配列とは異なります。具体的には、
    1. 律法……創、出、レビ、民、申
    2. 預言書……ヨシュ、士、1サム、2サム、1王、2王、イザ、エレ、エゼ、ホセ、ヨエ、アモ、オバ、ヨナ、ミカ、ナホ、ハバ、ゼファ、ハガ、ゼカ、マラ
    3. 諸書……詩、ヨブ、箴、雅、ルツ、哀、コヘ、エス、ダニ、エズ、ネヘ、1歴、2歴
    エズ、ネヘは一応1書扱いですが、章節を数えるときは別に数えます。紙媒体でも改ページしていないだけで実質的に別になっています。


  8. アラム語の部分
     旧約聖書中、次の部分はアラム語です。
    1. 創:31:47
    2. エズ:4:8-6:18
    3. エズ:7:12-26
    4. エレ:10:11
    5. ダニ:2:4b-7:28
    このほか、
    1. 創:15:1の במחזה
    2. 民:23:10の רבע
    3. ヨブ:36:2a
    については、実はアラム語ではないかという説があります。
     いずれにせよ、アラム語もヘブライ文字で書かれている(実はもともと別な文字を用いていたヘブライ語のほうが後にアラム語の文字で書かれるようになって今に至っているのですが)ので、見かけ上区別できません。注意してください。


  9. シフトJISでの表示
     シフトJISではヘブライ文字を表示できないので、携帯モードではヘブライ文字をローマ字に変換して表示します。流儀はユーティリティ:ヘブライ文字変換の方法です。



←前 次→