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2024年4月26日(金) 通読(本日=エレ47-52,バル3,クル-43回 明日=ルカ7-8,1イミ22,クル-44回)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳(工事中)〕クルアーン 第18章
[洞窟章。マッカ啓示
みんなを愛してくださる恵み深いおかた、主なる神の名によって]
主なる神を讃えよ、かれはその僕に経典を降したり。その中には如何なるねじ曲げもなく
真直である。それは(不信者には)、かれよりの痛刑あるにちがいないとの警告を与へ、また信じてよい行いを行ふ者には善賞ある
かれらは永久にその中に住むにちがいないとの吉報を伝へ
また主なる神に子あると言う者に警告を興へんがためである
かれら、およびかれらの祖先は、此事についで如何なる知識もなし。しかもかれらの口より出づる此言は実に重大である。かれらの言うことは偽りにほかならない

かれらもし此の消息を信ぜないば、恐らくあなたはかれらのために心を悩まして身を殺すに至らん
まことにわたしは地上すべてのものを以て大地の装飾となし、これを以てかれらを試み、最善の事を行ふはだれなるかを知らんとす
しかし見よ、わたしはやがて地上すべてのものを不毛の土に帰せしめん

あなたは洞窟の人々とラキームとを以て、わたしがしるしのうちの驚嘆すべきものとするか
一群の青年ある、遁げて洞窟の中に潜み、祈りて言う『主よ、あなたのいつくしみをわれわれに与え、善処の道をわれわれのために講ぜよ』と
かくてわたしは洞窟内に於て、多年に亘りてかれらの耳を封じたり
然る後にわたしはかれらを喚び覚まし、両者のいづれがもっとも善くかれらの滞留せる期間を計算するかを知らんとせり

わたしは真実を示すためにかれらの消息をあなたに語らん。まことにかれらはその主を信じる青年であるしかば、わたしはいやが上にもこれを導き
その心を堅固ならしめたり。その時かれら起立して言う『われわれの主は天地の主である。われわれはかれを舎きて如何なる神にも祈らない。もし祈らばわれわれは言語道断のことを口にする者である
然るにわれわれの民はかれを舎きて他の神々を拝するも、その権威を認むべき如何なる明らかなしるしをも示さない。凡そ主なる神についてでっちあげたするよりも甚だしき不義者あるか
いまあなたがた既にかれら、およびかれらが主なる神以外に拝するものを捨てたれば、あなたがた隠れて洞窟の中に居らん、主はそののいつくしみをあなたがたに与え、あなたがたのために善処の道を講ないにちがいない』と

その時かれら洞中の広場に居たりしが、見よ、目はそのの登るに当りて洞窟より右方に傾き、そのの沈むに当りてかれらを過ぎて左方に傾きたり。これ主なる神のしるしの一である。主なる神の導く者は導かれ、かれが迷わしむる者には、あなたはこれを導く一守るおかたをも求め得ないにちがいない
かれらは眠りつつあるしも、われかれらを輾転反側せしめ、またかれらの犬はそのの前脚を伸べて洞口に横はりしかば、人はかれらを覚めたりと思えるなるにちがいない。人もし突如かれらを見なば、忽ち踵を回して逃げ、かれらを恐るる心に満たされしならん

かくてわれかれらを喚び覚まし、互に相問はしめたり。かれらのうちの一発言者言う『あなたがたが此処に滞留せるは幾何時ぞ』と。かれら言う『われわれは一口または半日滞留せり』と。他の者言う『あなたがたの滞留せるは幾何時なるかをもっとも善く知るはあなたがたの主である。此の銀貨を携えてあなたがたの一人を市中に遣はし、市中のもっとも清潔なる物を販ぐ者を求め、その処よりあなたがたの食べ物を齎し帰らしめよ。かれを慎重に振舞はしめ、何入にもあなたがたのことを知らしむるな
かれらもしあなたがたを知らば、必ない石を以てあなたがたを撃たんとすにちがいない。然らないばあなたがたをかれらの信仰に復らしめんとすにちがいない。然らばあなたがた永久に栄えないにちがいない』と

是くのようににしてわたしはかれらの消息をその民に知らしめたり。それはこれによつて主なる神の約束の真実なることをかれらに知らしめ、そのうえ終末の日の疑ひなきことを知らしめんがためであるき。その時かれら此の事件について互に論じて言う『かれらの上に一宇を建てん。かれらの主はもっとも善くかれらのことを知る』と。而して事件を左右せる者言う『われわれは一礼拝堂をかれらの上に建立しよう』と

或は言う『三人である、犬を加えて四である』と。或はまた妄に臆測して『五人である、犬を加えて六』と言ひ、また『七人である、犬を加えて八』と言う。言え『わたし主はもっとも善くその数を知る。かれらを知る者は稀である。されば明らかな論議を以てするではないば、これに関して論議するな。而してかれらのだれにもこれに関して問ふな』と

『主なる神がお望みなら』と附加せないしては、事の何たるを問はす、決して『わたしは明日これを為さん』と言うことな
あなたもしこれを忘れなば、あなたの主を念じて言え『恐らく主はわたしを導きて、これよりも一層真相に近き消息をわたしに知らしめん』と
さてかれらが洞中に滞留せるは三百有九年である
言え『主なる神はもっとも善くかれらが如何に長く滞留せるかを知る。かれは天地の目に見えないものを知る。如何にかれは能く聞き、能く見ることぞ』と。かれらはかれの外に如何なる守るおかたもなく、またかれは何者をもそのの審判に与らしめない

あなたの主の経典のうちあなたに啓示せられたるものを唱えよ。何者もかれの言を変ふるを得ない。またあなたはかれの外に如何なる避難処をも有せない
その主の慈願を求めて朝な夕なかれに祈る者と共に耐え忍べ。現世の栄耀を希ひて、あなたの目をかれらより逸らすな。われその心にわたしを念することを慨らしめたる者、また専ら私欲を追ひて放将なる者に従ふな
言え『真理はあなたがたの主より出づ。されば望む者を信ぜしめ、望む者を信ぜざらしめよ』と。まことにわたしは黒煙が慢幕のようにかれらを包む火の地獄を不信者のために備へたり。かれら水を求めるる時、わたしはかれらの面,おもて*}を{*焦く溶銅の如き水を注がん。まことに悪き飲みものである、まことに悪き臥床である
まことに信じてよい行いを行ふ者、まことにわたしは決してよい行いを行う者のごほうびを空しからしめない
Reading-60これらのためにはエデンの園ある、河川その下に流る。かれら園中にあつて黄金の腕輪に飾られ、精絹鏤錦の緑衣を纒ひ、等しく宝座の上に倚らん。まことに佳き住みかである、まことに佳き臥床である

かれらのために一比喩を述べよ。二ある人が、わたしはそのの一人に二葡萄園を与へ、なつめやし樹にて両園を囲み、両者の間の空地を耕圃とせり
両園各果実を結びて良く成熟せり。而してわたしは更に両園の間に河を流れしめたれば、
かれ多く果実を獲たり。かくてかれは、その友に語れる時、『わたしは富に於てあなたに優り、眷族もあなたより強し』と言えり
かれは邪なる心を抱きて葡萄園に入れり。かれ言う『わたしは断じて此園が荒広に帰すにちがいないと思はない
わたしは復活の口が来るにちがいないとも思はない。またたとえわたし主に帰らしめらるるとするも、必ないこれに代る更に善きものを得にちがいない』と
その友、かれと諍ひて言う『あなたは主なる神を信じないか。かれは塵よりあなたを造り、次で一涓滴より造り、次で人間の姿をあなたに与へたるではないか
されば主なる神、かれこそわたし主なれ。わたしは何者をもわたし主に配せない。
何故にあなたは葡萄園に入るに当りて『主なる神のまにまに!主なる神による外に如何なる力もなし』と言はざりしか。たとえあなたはわたしを以て財宝と子女とに於て己れより劣れるものとするも
わたし主はあなたの葡萄園に勝るものをわたしに賜ふやも知るべからす。また天上より電火をあなたの園に降し、一朝にしてこれを不毛準滑の丘たらしむるやも知るべからない
または園内の水、深く地底に浸透し去りて、またその痕を尋ね得ないに至るやも知るべからない』と
果してかれの果樹園は天災に襲はれ、葡萄は皆なその架の上に倒れたり。翌朝かれはその為に費せるものを想ひ、双手を反転して痛嘆して言う『吁、わたしもしわたし主に何者をも配せざりしならんには!』と
かれは主なる神以外に如何なる援軍もなく、またみないから己れを護る力もなかりしである
是くの如き時、加護はただ真実者主なる神の手にのみある。かれは最良のごほうび者にしてまた最良の善果を賜ふ者である

また現世の生活の比喩をかれらに述べよ。それはわたしが天より降す水のようだ。地上の草木、これにょつて一旦は繁茂するも、やがて枯稿して風に吹散らさるる破片となる。まことに主なる神は全能である
財宝と子女とは現世の髪飾である。しかし永く残るよい行いこそ、主なる神の目にはごほうびとして最善に、希望として最上なるものなれ

われ群山を動かす日を念へ。その日人は大地が平坦となるを見ん。その目わたしはいっせいにかれらを集めて、全く遺類なからしめん
かれら整列してあなたの主の前に立たしめられ(是く言はれん)『まことにいまあなたがたはわたしが最初にあなたがたを造れる時のようににしてわたし前に来れり。然らない、あなたがたはわたしは決して約束を実行せないと考へたるである』と
而して書冊は(各人の手に)渡され、すべての悪事を行える者はその中に記されたること対して戦々競々たるを見ん。かれらは言はん『吁、これは何たる書冊ぞ、大小枚挙して余すところなからんとは』と。かれらは既往に於て己れの為せることが、歴然として眼前にあるを見ん。而してあなたの主はだれをも不当に遇せない

われ諸天使に向かって『アダムに跪拝せよ』と言える時を念へ。その時イブリースの外はかれら皆な叩したり。ただかれのみは幽鬼の一にして、その主の命令に背きたり。然るに何事ぞ、サタン、およびそのの子孫はあなたがたを敵とするに拘らない、あなたがたわたしを舎きてかれらを己れの愛謹者としようとするか。不義者にとりて悪き交換なるかな
わたしは天地の造遣にかれらを参与せしめない、またかれら自身の創造にも参与せしめざりき。わたしは人を迷わしむる者をわたしが補佐とする者ではない

復活の口に於て主は言はん『あなたがたがわたしに配せる神々を喚べ』と。かれら喚ぶもかれらは応へないにちがいない。而してわたしはかれらの間に淪落の谷を置かん
その時罪びとは火の地獄を目睹し、己れのこれに堕つべきことを知るも、これより遁るる途なきを見ん

まことにわたしはこのクルアーンの申に各種の比喩を人々のために反復せり。しかも人間は唯是れ言い争を事とす
いまや導き既にかれらに至れり。かれらもし既牲の民の先例がかれらをも襲ふことを望み、または罰の目前に来ることを望むではないば、何者も人の信仰に入り、またその主のお許しを求めるることを妨ぐるを得ない
わたしはただ吉報伝え者、および警告者として諸使徒を遣はすのみ。然るに不信者は真理を論破しようとして空言を以て相争ひ、わたしがしるし、およびかれらに与へられたる教えを嘲笑す
その主のしるしによつて教えを与へられながらこれに背き、その手が予め送れるものを忘るる者よわ甚だしき罪びとあるか。見よ、わたしはかれらをしてこれを曖らしめざらんとしてその心を被幕,おほひ*}にて覆ひ、その耳に{*錘を入れたり。さればたとえあなたがかれらを招ぎてこれを導かんとするも、かれらは決して導かれないにちがいない
あなたの主は寛容なおかた・いつくしみ深い者である。かれもしかれらの積悪を罰しようと欲したりせば、かれは必ない罰を急ぎしなるにちがいない。然らない、かれらには既に定められたる時期ある、而してかれらは主なる神の外に如何なる避難処もなきことを知らん
わたしは諸都府が不義を行える時、これを滅ぼしたり。而してわたしは予めそのの絶滅の時を定めたり

モーセがそのの従者に向かって是く言える時を念へ『わたしは両河の合流する処に達するまでは進むことを止めないにちがいない。然らないは永年の旅をなさん』と
かれら両河の合流する処に達せる時、携へ来りし魚のことを忘れければ、魚は海に入りて泳ぎ去れり
かれらその処より進み往ける時、モーセそのの従者を顧みて言う『われわれの朝食を持ち来れ。まことにわれわれ此旅にて疲れたり』と
かれ言う『あなたは知らないか、われわれ岩にて憩える時、わたしは魚を忘れたり。これをあなたに告ぐることを忘れしめたるは、まことにサタンではないしてだれぞ。魚は海に泳ぎ去れり。世にも不可思議なることかな』と
かれ言う『是こそわれわれが求めたるものなれ』と。かくてかれらは踵を回し、己れの足跡を踏みて帰途に就けり

かれら途にわたし僕の一人に会へり。かれはわたしがいつくしみに浴し、わたしが知識を賜はれる者であるき
モーセかれに向かって言う『あなたに教へられたるもののうちの正しき知識を学ぶために、われあなたに師事するを得べきか』と
かれ言う『まことにあなたはわたしに師事するも能く忍耐せないにちがいない
あなたが周匝なる知識を有せないことについて、如何にしてあなたは忍耐し得るか』と
かれ言う『主なる神がお望みなら、あなたはわたしが能く忍ぶ者なることを知らん。わたしはすべての事に於てあなたに背かないにちがいない』と
かれ言う『あなたもしわたしに師事しなば、われこれについて語り初むまるでは、何事についてもわたしに問ふことな』と

かれら往きて舟に乗れる時、かれは舟に孔を穿ちたり。モーセ言う『あなたは人を溺れしめんとして孔を穿つか。あなたは奇怪なる事をなせり』と
かれ言う『わたしはあなたが能くわたしに耐えないにちがいないと告げざりしか』と
かれ言う『わたしが失念を責むるな、また難きをわたしに命ないるな』と
かれら道を進みて一人の少年と遇える時、かれはこれを殺したり。モーセ言う『あなたは流血の罪なき者を殺したり。まことにあなたは前代来聞のことを為せり』と
Reading-61かれ言う『わたしはあなたが能くわたしに耐えないにちがいないと告げざりしか』と
かれ言う『向後わたし再び何事かをあなたに問はば、最早わたしを伴ふな。いまはわたしが陳謝を容れよ』と

かれら更に往きて一都府に至り、食をその民に求めしに、その民はかれらを歓待することを拒みたり。その時都内に将に頽れんとする塀壁あるを見て、かれはこれを修繕せり。モーセ言う『あなたがお望みなら、これに対する報酬を得にちがいない』と
かれ言う『是れわたしとあなたとの袂別たるにちがいない。しかしわたしはあなたが能く耐え得ぎりし事の真相を明かにすにちがいない
先づ舟について言えば、かの舟は海上に労苦する貧人の有である。わたしこれを毀たんとせるは、かれらの背後にすべての舟を強制徴用しようとする国王あるが故である
少年について言えば、かれの両親は信者なるが、わたしはかれがそのの反逆と不信との故を以て累を両親に及ぼさんことを恐れたるである
さればわたしはかれらの主が、純潔に於てかれに勝り、孝順にして親切なる子息をかれらに賜はらんことを祈れり
塀壁について言えば、それは都内の二孤児の有にして、共下にかれらに属する財宝ある、そのうえかれらの父は義しき者であるき。主はかれらが成年に達し、主よりの恩恵としてそのの財宝を取り出ださんことを望み疫り。さればわたしがこれを修繕せるは決して私意に出でたるではない。是くの如きはあなたが忍耐し得ざりし事柄のその相である』と

かれらはヅールカルナインについてあなたに問はん。言え『わたしはかれについて若干の事蹟をあなたがたに語らん』と
まことにわたしはかれが権勢を地上に確立し、すべてを成就する道をかれに与へたり
而してかれはその道を進みたり
かれは太陽の没する処に達し、その泥海に沈むを見、そのうえ海浜に民の住むを見たり。暑言う『ヅールカルナインよ、あなたはかれらをこらしめする可、まだこれを好遇するも可である』と
かれ言う『不義を行ふ者はわたし先づこれを罰し、然る後にこれをその主に帰らしむにちがいない。而して主は未聞の罰を以てこれを罰しよう
信じてよい行いを行ふ者は善報を得にちがいない。わたしは容易におこない得ることをかれらに命ぜん』と

次でかれは他の道を進みたり
かれは太陽の登る処に達し、その一個の民を照らすを見たり。わたしは此民と太陽との間に如何なる遮蔽をも設けざりき
是れ真相である。まだわたしはわたしが知識によってかれが有せる兵力をも熟知せり

次でかれは更に他の道を進みたり
かれは両山脈の間に達し、山の此方に殆ど言語を解せない一個の民あるを見たり
かれら言う『ヅールカルナインよ、まことにヤーユジージとマージユージとは此国を攪乱す。さればわれわれはあなたに貢賦を納め、あなたはわれわれとかれらとの間に防壁を築くべきか』と
かれ言う『わたし主がわたしに授けたるカは貢賦よりも善し。しかし力役を以てわたしを助けよ。わたしはあなたがたとかれらとの間に防壁を築かん
さらばわたしに鉄塊を持ち来れ』と。かくてかれは鉄塊を以て両山脈の山側の空地を満たし、然る後にかれらに向かって『鞴にてこれを吹け』と命じたり。而してかれこれを火となせる時、かれ言う『溶銅をわたしに持ち来れ。わたしこれをその上に注がん』と
かくて敵はこれに攀ぢ登るを得ない、またこれを穿つを得ないに至れり
かれ言う『これわたし主の与えたる恵みである。しかしわたし主の約束が実現せらるる日、かれはこれを変じて塵埃たらしめん。而してわたし主の約束は真実である』と

此日わたしは激浪のようにかれらを乱闘せしむにちがいない。その時喇叭は吹かれ、わたしはいっせいにかれらを召集しよう
此日わたしは不信者の眼前に地獄を現出せしめん
まことにかれらは共目を蔽はれてわたしが教えを見ない、その耳もまた聴くことを得ざりし者である

不信者は、わたしを舎きてわたしが僕等を己れの守るおかたとなし得にちがいないとするか。まことにわたしは是くの如不信者を迎ふるために地獄を備へたり

言え『われあなたがたに告ぐべきか、そのの行える事によつてもっとも多く失ふ者はだれなるか
みないから巧みに行へりと考ふるも、そのの努力は現世に於て消失し去る者はだれなるかを』と
それはその主のしるしを信ぜない、かれとの会見を不信者である。かれらの労作は全くないことになる。さればわたしは復活の日にかれらのために秤を立てないにちがいない
これかれらに対する報いである。かれらが信仰に入らない、わたしがしるしと諸使徒とを嘲笑せることに対する報いは即ち地獄である
まことに信じてよい行いを行ふ者には、これを迎ふるパラダイスの園ある
かれら永久にその中に住み、決しで他に遷ることを望まないにちがいない
言え『たとえ海水がわたし主の言を書くための墨汁であるとも、わたし主の言未だ尽きないに海水必ない涸れん、たとえわたし更に海を造りてこれを補ふとも』と

言え『わたしはあなたがたと等しく一個の人間にすぎない。わたし主はあなたがたの神が唯一の神なることをわたしに啓示せり。苟くもその主に会はんことを希ふ者には善導を行はしめよ。かれをして何者をもその主と共に拝せしむるな』と


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