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2025年7月3日(木) 通読(本日=箴16,エス・ギ2,アル58 明日=ダニ1-6,エズ・ギ2,クル-63回)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳(工事中)〕イミタチオ第1巻 霊の生活に益ある勧め 第19章
第十九章。よい修道者のつとめについて。
よい修道者の生活は、あらゆる徳で満たされていなければならい。内面が外から人に見られるとおりであるためである。
実際、外にあらわれる以上に、内面は徳で満たされていなければならない。神はわれわれの心を見ておられるからで、どこにいても、われわれは神をおそれうやまい、天使たちのような清らかさで神のみ前に歩まねばならない。
われわれは日々志を新たにして、ますます信念を強くし、心を改めた最初の日のような決意でこう唱えねばならない。
「主なる神よ、わたしのよい志を助けて聖なる奉仕をすることができますように。今までわたしのしてきた事はすべてむなしく、どうか今日完全に始めからやり直すことをお許しください」。
われわれの決意によって進歩も伴うのである。大いに進歩したいと思うなら、大いに励まねばならない。
堅い決意の人でさえ頓挫することがある。まして決意が薄くしっかりしていない人はなおさらである。
われわれが決意を捨てるのにはいろいろな場合があるが、少しでもつとめを怠るなら、必ず何らかの損失を受けるのである。
正しい人の決意は、自分の知恵をあてにせず、神の恵みに依り頼む。そして何事に着手するにしても、常に神に信頼する。
事を始めるのは人だが、完成させるのは神であり、人の道は人にあるのではない。
神に奉仕したり、兄弟を助けたりするためなら、日常のつとめの一つを何か欠いても、後で容易に取り返せるだろう。
しかしもしあなたの心の疲れや怠りによってつとめをやめるなら、大変な悪事であり、有害であると思いなさい。どんなに努力を重ねても、多くの失敗をするものであるからだ。
何にせよ一定の計画を常に立てておくことである。特にわれわれをさまたげるようなものにはなおさらである。
外と内との生活をどちらも反省して整えるべきである。それがわれわれの徳の進歩に役立つのである。
絶えず反省できなくても、時々は、少なくとも毎日一回、朝か夕には反省しなさい。
朝にはその日にすることを決め。夕にはその日に言葉や行為や考えの中で自分が神や隣人に対して罪を犯していなかったかと反省しなさい。
悪魔の邪悪と戦うため、鎧に身を固めた武士のようでありなさい。まず食欲をおさえなさい、そうすればすべての肉欲はたやすくおさえられるだろう。
全く何もしないことは決してあってはならず、読んだり書いたり祈ったり黙想したり、または何か公共のために働きなさい。
肉体的な労働は適度に行い、しかもみんなで同じことをしてはならない。
共同でする修行以外は、おおっぴらにしてはならない。私的な事はこっそりとするほうが安全である。
しかし、共同の仕事をなまけ、自分の仕事に熱中することがないように注意しなさい。義務または命ぜられた事を完全に忠実にやり終えた後にまだ余裕があるならば、あなたの信仰の望むとおりに自分の修行をしていいのである。
すべての人が同じ修行をすることはできず、ある人にはこれが適し別の人にはあれが適するということがある。さまざまなつとめはそれぞれの時に従うのがよい。祭日に適するものがあり、平日に適するものがある。
ある事は誘惑を受けたときにすべきで、またある事は平穏な時にすべきである。またある事は悲しむときにすべきで、またある事は主にあって喜ぶ時にすべきである。
主要な祝日には、よい修行をさらに新たにして、聖者たちの祈りを一層熱心に願うべきである。
祭日と祭日の間は、今にもこの世を去って永遠の祭日に入るかのように心掛けなさい。
だから、われわれはこういう時にあたってますます敬虔に生き、すべてのつとめを厳しく守り、間もなく神からわれわれの労苦の報いを受けようとするかのように、準備に励まねばならない。
もしその日が遅れるならば、われわれの準備が足らず、定まった時に啓示される大いなる栄光を受けるのに足りないためだと信じ、ますますこの世を去ることに対して準備するよう励まねばならない。
「主人が帰ってきたとき、そのようにつとめているのを見られる僕は、さいわいである。よく言っておくが、主人はその僕を立てて自分の全財産を管理させるであろう」(ルカ12:43-44)と、福音記者のルカは言った。

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