[真理子日曜学校 - 聖書の言語入門(フレーム表示) ]
【16世紀ドイツ語コース】

パソコンでドイツ語を扱う方法


  1. 表示
     表示するだけなら特に問題はありません。フォントについては下の「フォント」を見てください。


  2. 入力
     標準でできますが一番最初だけ「おまじない」が必要です。以下はWindows XPの場合のおまじないです。コントロールパネルの「地域と言語のオプション」を選び、「言語」タブを選んで「詳細」、「インストールされているサービス」で「追加」、入力言語でドイツ語を選びます。言語タブの一番左のJPというところをクリックしてDEを選べばドイツ語キーボードになります(キーボードで変更するならALT+shift)。上段0のすぐ右側のキーがßに、pのすぐ右側のキーがüに、lの右側のキーがö、その右側がäになります。またyとzが入れ替わるので注意してください。


  3. フォント
     今ではドイツ語といってもせいぜいä、ö、ü、ßという字がある程度で英語とまるきり変わりませんが、往年の書籍を見ると通称亀の子文字と呼ばれる変わった字体で表記されています。また昔の教科書を見るとドイツ式の筆記体が載っていますが、それは英語風の筆記体とかなり異なります。
     これらの文字は書体の違いでしかないのでフォントを変更して表示します。よって文字単位でフォントを変更できるソフトでなければ通常の文字と同居させることはできません。
     亀の子文字は正式にはFrakturといいます。ひょっとしたら知らない間にあなたのパソコンにインストールされているかもしれませんのでまずはフォント一覧から探してみてください。一太郎ユーザーならFraktur JSというフォントが入っています。
     見つからない場合はフォントを探して入手し、インストールする必要があります。Frakturだのドイツ文字だのをネット検索すれば無料フォントがいろいろみつかることでしょう。
     その一例としては、Typographers WebsiteのTypographer Fonts - Download Siteに、いろいろあります。OT(OpenType)、TT(TrueType)両方あります。Windows XP以降ならどちらでもかまいません。OTはTTの後継規格ですのでOTにしておけばいいでしょう。Fraktur関係だけでもいろいろありますが、さしあたりKleist-Frakturがおすすめです。
     ドイツ語筆記体フォントはClassical Letter Projectで配布しているSuetterlinがあります(ファイル名はGL-Suetterlin.otfですがフォント名はSuetterlin)。