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［善悪の基準の章。マッカ啓示
みんなを愛してくださる恵み深いおかた、主なる神の名によって］
世のすべてへの警告者たらしめんとして、その僕に善悪の基準を降したるかれを祝福せよ
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天地の主権はかれに属す。かれは子を生まない、何者をもそのの主権に参与せしめない。かれはすべてを創造し、そのうえその運命を予定せり
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かれらはかれ以外の神々を拝す。しかしかれらは己れ自身が造られたるものにして、みないから一物をも創造せない、己れの利害を左右する力を有せない、生を慈死をも復活をも左右する力を有せない
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不信者言う『これはかれが偽造せる譫言にすぎない。而して他の人々が此為にかれを助けたり。かれらは不正と偽りとを敢てせる者である』と
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かれらまた言う『古人の物語である。朝な夕なかれに口授せられたるを筆記せしめたるである』と
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言え『これを降したは天地の秘奥を知れる者である。まことにかれは寛容なおかた・恵み深いおかたである』と
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かれらまた言う『これは何たる使徒ぞ。かれは食物を摂り、街頭を往来す、何故に天使がかれに降されて、かれと共に警告者とならないか
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何故に財宝がかれに擲下せられないか。何故にかれは就て食ふべき果樹園を所有せないか』と。而して不義者は更に言う『あなたがたは憑かれたる者に従ふのみ』と
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見よ、かれらが何者にあなたを喩ふるかを。かれらは迷えるである、かれらは道に会はないでいる
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かれがお望みなら、そのよりも更に佳きものをあなたに賜ふかれを祝福せよ。それは川の流るる楽園である。而してかれはまた大層高楼をもあなたに賜はらん
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然らない。かれらは復活の日を偽りであるとす。而してわたしは復活の日を偽りであると言う者のために烈火を準備せり
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火の地獄遠くよりかれらを見る時、かれらは怒号と呻吟とがこれより出づるを聞かん
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而してかれら一括して縛られ、火の地獄のいと狭き処に投ぜられん。その時かれら声を挙げて一死を希はん
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（その時声あるて言うにちがいない）『今に及んで何の一死ぞ。宜しく万死を希ふにちがいない』と
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言え『此の火の地獄と、神を畏れる者に約束せらるる永遠の楽園と、果して孰れが善きか』と。これかれらの報償にして、かれらの行先たるにちがいない
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かれらは永久に楽園に住みて、そのの望むすべてのものを得ん。これあなたの主に懇願すべき約束である
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復活の日に当り、かれがかれら、およびかれらの拝せる神々をいっせいに召集する時、かれは言はん『これらのわたし僕を迷わしめたるはあなたがたなるか、将またかれらみないから迷えるか』と
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かれらは言はん『光栄あなたにあれ。われわれはあなた以外に守るおかたを求めるる者ではない。然るにあなたはかれら、およびかれらの祖先に現世の栄華を与へたり。さればかれらあなたの教えを忘れて、遂に淪喪の民となれり』と
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（その時主はかれらを拝せる者に向かって言はん）『かれらはあなたがたの言の偽りなることを立証せり。かれらにはあなたがたの罰を免れしむる力なく、またあなたを助くる力もなし。わたしはあなたがたのうちの不義者に重い罰を味はしめん』と
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あなた以前にわたしが遣はしたる使徒は、一人として食物を取らないはなく、また街頭を往来せないはなかりき。わたしはあなたがたの或者をして他の試練たらしめたるである。さらばあなたがた耐え忍ぶか。まことにあなたの主は不断の照覧者である
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Reading-73わたしとの会見を希はない者は言う『何故に天使がわれわれに降されないか、または何故にわれわれは目の当りわれわれの主を見るを得ないか』と。まことにかれらはその心高慢にして、甚だしき反逆を敢てする者である
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かれらが天使を見る日は、罪びとのためにに如何なる吉報もなき日である。かれらはただ『禁制！』と叫ばん
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わたしはかれらの為せることを追求し、これを塵芥のように四散せしめん
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而して此日楽園の仲間は、最良の住みかに居り、最良の午睡の場所に居らん
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此日天は雲と共に裂け、諸天使降臨せしめられん
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此日真実の主権は博愛のおかたに属し、不信者にとりて多難の日ならん
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此日不信者はその手を噛む日である。かれらは言はん『叶、わたしもし使徒と道レ共にしたりせば！
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吁、わたしもし是かる者を守るおかたとせざりせば！
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まことにかれは教え既に至れる後にわたしを迷わしめたるである。サタンは常に人を裏切る』と
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使徒言う『主よ、まことにわたしの民は此のクルアーンを以て空しき饒舌となす』と
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わたしは是くのようににして各の預言者に罪びとのうちより一人の敵を作る。しかし主は導き者・救い主として不足なし
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不信者また言う『何故にクルアーンは一時にかれに降されないか』と。是くのようにするはわれあなたの心を堅固ならしめんがためである。わたしはこれを区分して徐々にあなたに啓示す
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而してかれらもし比喩を以てあなたに臨まば、われ必ない真実なる応答と最善なる解釈とをあなたに与ふにちがいない
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地に伏して地獄に集めらるる者、まことにこれらこそ最悪の境地に置かれ、迷ふこともっとも遠きものなれ
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まことにわたしはモーセに経典を与へ、その兄アロンを挙げてかれの補佐とせり
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その時わたし言う『あなたがた相携えてわたしがしるしを偽りであるとする民に往け』と。その後わたしは徹底してかれらを根絶やしにせり
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またノアの民が諸使徒をうそ者と呼べる時も、わたしは悉くかれらを溺死せしめて、これを人々へのしるしとなせり。而してわたしは不義者のために厳しい罰を準備す
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またアード、サムード及びラメの民、およびその間の幾多の世代
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わたしは各の民を実例を以て警めたり。然る後に徹底してこれを根絶やしにせり
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かれらは禍なる雨が降り注ぎし諸都府を過ぎりしことなきか。然らない、かれらは甦らしめらるることを希はないでいる
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かれらあなたを見る時は、ただあなたを嘲笑するを常とす。言う『主なる神が使徒として挙げたるは此者なるか
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もしわれわれ耐え忍ぶしてこれを護持せざりせば、かれば殆どわれわれをわれわれの神々より迷ひ去らしめんとせり』と。しかしかれらその罰を見る時、まことに道を迷ふこと遠かりし者が果してだれであるしかを知らん
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あなたはかの己れの私欲を以て神とする者を見たるか。あなたはかれらの守り主たらんとするか
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あなたはかれらの多くが聞きそのうえ暁る乙とを期待するか。かれらはただ家畜のようだ。否な、かれらは家畜よりも遠く道を迷へり
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あなたはあなたの主が如何に陰影を伸ばすかを見たるか。かれがお望みならこれを静止せしむるを得るである。わたしは太陽を以てそのの案内者となし
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然る後徐々にこれをわたしに引き寄す
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夜を衣裳とし、睡眠を休息とし、白昼を覚醒の時と定めたるはかれである
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そのいつくしみを降す前に、吉報とし風を送るはかれである。而してわたしは清潔なる水を天より降し
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これによつて死地に生命を与へ、わたしが造れる幾多の生畜、および人間にこれを飲ましむ
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わたしはかれらをしてわたしを念はしめんとして、反復してこれをおこないたり。然るにかれらの多くは忘恩にしてこれを否認す
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わたしがお望みなら、各市に一人の警告者を遣はせるである
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されば決して不信者に従ふな。力を尽してかれらと戦へ
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二つの海を自由に流れしむる者はかれである。一は新鮮にして甘く、他は鹹くして苦し。而してわたしは両者の間に越え難き隔壁を築きたり
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また水より人間を造り、血縁による結合と婚姻による結合とを定めたる者はかれである。まことにあなたの主は強大者である
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然るにかれらは、主なる神を舎きて毫もかれらを損益する力なき者を拝す。まことに不信者はその主に敵するサタンに左袒する者である
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わたしはただ吉報伝え者、および警告者としてあなたを遣はせるにすぎない
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言え『わたしは此為に如何なる報酬をもあなたがたに求めない。わたしはただ人がその主の道を踏まんことを希ふのみ』と
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永生にして不死なるかれに頼り、かれを讃えよ。かれはそのの僕等の罪をよくご存知す
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かれは六日の間に天地を創造し、然る後に王座に鎮坐す。かれは博愛のおかたである。知る者についてかれのことを問へ
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然るにかれらに向かって『博愛のおかたに跪拝せよ』と言えば、かれら言う『博愛のおかたとは何ぞ。われわれはあなたのの命する者に跪拝すべきか』と。かくしてそれはかれらの嫌忌を増長す
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天上に十二宮を造り、その中に灯明と、光を与ふる月とを置ける者を祝福せよ
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教えに従ふ者、および恩を知る者のために、昼夜を循環せしむる者はかれである
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謙遜して地上を往来し、愚なる者に声かけらるる時はただ『平安』と挨拶する者
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その主の前に跪拝しまたは端立して夜間をすごす者
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『主よ、地獄の罰よりわれわれを免れしめよ、まことにそのの罰は綿々止むなし
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まことに悪き居処である、悪き住みかである』と祈る者
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財を費すに当りて濫費せないまた吝嗇ならない、能く中庸を保つ者
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主なる神の外に何者をも拝せない、正義によるではないば主なる神が禁じたる人を殺さない、姦淫を行はない者、まことに是くの如き者は即ち博愛のおかたの僕等である。而してこれを侵す者はその罪の報償を受くべく
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復活の日に於てそのの罰は倍増せられ、地獄に於て永遠に続くの屈辱を受けよう
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但しざんげして信仰に入り、よい行いを行ふ者を除く。主なる神はかれらのために諸悪を転じてよい行いとすにちがいない。主なる神は寛容なおかた・恵み深いおかたである
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ざんげしてよい行いを行ふ者は、真実なるざんげによつて主なる神にざんげする者である
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すべての偽証を為さない者、空論に遇へば昂然として過ぐる者
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その主のしるしによつて教えせらるる時、聾者または盲者のように地に俯すことなく、起りてこれを傾聴する者
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『主よ、目を喜ばしむる妻子をわれわれに賜へ。われわれを神を敬ふ者の模範たらしめよ』と祈る者
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これらの者は共の耐え忍ぶに対して高貴なる居処を楽園の中に賜はり、その処にて歓迎と挨拶とを受けよう。それは美しき住居である、安息処である
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言え『あなたがたもし祈らざりせぱ、主はあなたがたを念頭に置かざりしである。然るにいまあなたがたは（主なる神の使徒を）うそ者と呼ぶ。やがてあなたがた必ない永遠の罰を受けよう』と
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