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2024年3月19日(火) 通読(本日=サム下1-4,シラ17,モサ10 明日=詩48-50,二マカ1,モサ11)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕シラ書〔集会の書〕 第28章
復讐の心を燃やす者は主から復讐されるだろう。そいつの罪を主はいつまでも覚えておかれるだろう。
隣人の過ちは許してやれ。そうすれば、お前が祈るとき、主はお前の罪を許してくれるだろう。
互いにうらみを抱いているのに、主にいやしを求めようというのか。
自分と同じような人間にあわれみをかけてやらずに、自分の罪を主に嘆願しようというのか。
生身の人間である隣人がお前に怒りを抱き続けるなら、だれがそいつの罪をつぐなうことができるというのか。
最後には死んで滅びる身なのだ。敵意は捨てて律法に忠実であれ。
律法を心にかけ、隣人にうらみを抱くな。いと高きお方との契約を心にかけ、過ちには目をつぶれ。
いざこざを避けて罪を減らせ。怒りっぽい人はいざこざに火をつける。
罪びとは他人の友情に水をさし、互いに親しくしている者の間に不和のたねを投げ入れる。
たき火はたきぎがあると燃え上がる。いざこざは強情な人の間では激しくなる。怒りはその人の力に比例する。かんしゃくはその人のゆたかさに比例する。
軽率に言い争うと火が燃え上がる。軽率にいざこざを起こすと血が流れる。
火の粉には息を吹きかければ燃え上がるし、つばを吐きかければ火は消える。どちらも口のしわざである。
告げ口をする者と、二枚舌を使う者とを呪え。こいつらのせいで多くの人の平和が乱されたのだ。
当事者でない者の舌による中傷は、多くの人を失脚させて国から国へと追いたて、守りの固い都市を滅ぼし、大臣を一族もろともに没落させた。
当事者でない者の舌は、けなげな女を離縁という不幸に追い込ませ、彼女の苦労を水の泡にしてしまった。
そういう中傷に耳を貸せば安心は得られず、落ち着いて眠ることもできない。
むちで叩くと体にみみずばれが生じる。舌で叩くと骨すらもこっぱみじん。
つるぎにかかって倒れた者も多いが、舌にかかって倒れた者の数には及ばない。
舌による攻撃に直面したことのない者は幸いだ。舌の猛威にさらされたことのない者は幸いだ。舌のくびきを背負ったことのない者は幸いだ。舌の鎖につながれたことのない者は幸いだ。
舌のくびきは鉄のくびき。舌の鎖は赤銅の鎖。
舌のもたらす死にざまはむごたらしい。陰府のほうがまだましだ。
それでも敬虔な者には舌もかなわない。舌の炎に投げ込まれても火が燃え上がることはない。
主を捨てる者は舌のわなに陥る。舌は彼らをのみこんで燃え上がり、燃え尽きることはない。舌はししのようにとびかかり、ひょうのように彼らをなぶり殺しにするだろう。
自分の畑にいばらの垣根を張り巡らせよ。金銀は金庫にしまえ。
同様に、お前の口にする言葉をはかりにかけ、口に戸をたててかぎをかけよ。
舌のために失敗しないようにせよ。待ち伏せする者の目の前で転ばないようにせよ。

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