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2024年3月19日(火) 通読(本日=サム下1-4,シラ17,モサ10 明日=詩48-50,二マカ1,モサ11)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕シラ書〔集会の書〕 第27章
多くの人は、もうけのために罪を犯す。いっぱいもうけようと思う人は不正やごまかしを見て見ぬふりをする。
石のつぎめに杭が打ち込まれるように、取引の間には不正がはいりこむ。
主への畏れを徹底しなければ、その人の家はすぐに没落するだろう。
ふるいをゆすった後にくずが残るように、人も議論をするとぼろを出す。
陶器はかまで試される。人は議論で試練を受ける。
果樹の手入れのようすは実でわかる。議論は人の心のなかの欲望をあらわにする。
議論しているところを聞かないうちに人をほめるな。議論こそが人を評価できる機会なのだ。
お前が正義を求めるならば見出すことだろう。そして豪華な衣装のようにそれを身に着けるだろう。
類は友を呼ぶ。公正なことをする者には必ず公正なことをしてもらえる。
ししがえものを待ち伏せするように、罪は不正をおこなう者を待ち伏せする。
敬虔な人の話はいつ聞いても得るところがある。愚か者の話は月のようにくるくると変わる。
悟りのない人との付き合いの時間を節約してでも、見識のある人のところにはひんぱんに通え。
愚か者の講釈は吐き気を催す。不道徳でみだらな冗談をとばすから。
やたらとのろいの言葉をいう者の話は身の毛がよだつ。彼等のけんかは耳をふさぎたくなる。
ごうまんな者どうしの争いは刃物が登場する。ののしりあう様子は聞くにたえない。
秘密をもらす者は信用を失う。親友を得ることは決してできない。
友を愛せ。友に誠実をつくせ。しかし友の秘密をもらしてしまったら、二度と彼に近づくな。
知人に死なれたように、お前はその隣人の友情を失ったのだ。
手にとまっていた鳥に逃げられたように、その隣人とは縁が切れて、もう追ってもむだなのだ。
わなから抜け出したかもしかが遠くへ逃げたようなものだ。あとを追うな。
傷ならば包帯でしばればよい。口論ならば仲直りすればよい。秘密をもらしたのはどうしようもない。
悪事をたくらむ者は目くばせをしている。それに気がついたらそいつには近づくな。
そいつはお前にはおせじを言い、お前の言葉に感心してみせるが、後になるとがらりと態度を変えて、お前の言葉じりをとらえて足をすくおうとする。
わたしが嫌いな者はいろいろあるが、このような者ほど嫌いな者はない。主もこういう者を嫌うことだろう。
石を上に投げれば自分の頭に落ちてくる。だましうちをすると相手ばかりか自分も傷つくのだ。
穴を掘る者は自らその穴にはまる。わなをしかける者は自らそのわなにはまる。
人が悪事をはたらけば、自分のところに戻ってくる。しかしそれがどこから来たのか、当人はむとんちゃくである。
ごうまんな者は誹謗や中傷をよくするが、天罰がししのようにそいつを待ち伏せしていよう。
敬虔な者の失脚をよろこぶ者はわなにとらえられる。死ぬ前に悲痛がそいつをとらえることだろう。
立腹とかんしゃくも、やはり忌み嫌うべきものだ。悪人はこれらと縁が切れない。

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