真理子の聖書日記 真理子の聖書日記

このサイトを作りながら、聖書を読みながら真理子が考えたことです。
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[849]Davidson/Gesenium Hebrew Lexicon
投稿者=真理子
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掲示日=2011/08/22(月) 16:28:33
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 当サイトのヘブライ語辞典、
http://www.babelbible.net/davidson/davidson.cgi
最初はDavidsonだけだったんですけど、説明が足りないなって思いましたんで、Geseniusの辞典のPDFをInternet Archiveからダウンロードして、2つの辞典をサポートしてみました。
 さらに、Geseniusには巻末に英語索引がありますし、Geseniusの辞典をもとにPorterという人が作った英へ辞典もありますんで、そこらへんもサポート、
 文法を見たいなという人のために(辞書には最低限でも語形変化表は必要です)、Davidson序文部の文法説明と、Geseniusのヘブライ語文法も見られるようにしました。
 いつの間にか、なんとヘブライ語関連の4冊の本を読めるCGIになっちゃいましたね。
 これも、Internet Archive http://www.archive.org/ で配布しているPDFがきれいだからです。これをJPGに変換して簡単なインデックスをつければ、すぐにこういうものができちゃう。これが国立国会図書館の近代デジタルライブラリー http://kindai.ndl.go.jp/index.html じゃだめ。ここのPDFは画質がひどすぎるもの。
 ただ、Internet Archiveは、ときどきスキャンに失敗してるページがそのままになってるので、油断できません。ちゃんと紙媒体の辞書を持ってないと危ないです。今回、このためにGeseniusを買いましたもの。

 で、さっそくGeseniusで利子(???)と利息(?????)をひいてみました。([797]参照)
 すると、利息のほうは、語根の???のところではなく、?????のところに説明がありましたが(p.873)、interest, usuryというだけで、あんまり説明がありませんでした。
 これに対して、利子のほうは(p.570。ただし語根の動詞のほう) since not only lending on usury, but even receiving interest wad supporsed to mark a sordid person and an oppressor of the weak つまり、高利をつけて貸すばかりか、ふつうの利子をつけて貸すことさえも、金に汚く弱いものいじめをする奴とみなされるから、とあります。だからやっぱり利子と利息は、ふつうの利子か高利かという違いなんでしょうね。でもGeseniusのほうは、利子のほうにこの説明があるので、どっちが高利にあたるのかよくわかりません。
 辞書が2つあっても、なかなかすぱっと明快に解明しないものですね。

[848]民数記17-20章、シラ書32章
投稿者=真理子
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掲示日=2011/08/22(月) 09:18:49
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●民数記17-20章
http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=col&book=num&chapter=17&mode=0
 17章に入ってもコラの反乱の話が続きます。
 ヨエル書同様、ここもBHSの章区切りが従来と違うのです。従来は17章前半、コラの一件が終息するまでを16章としていたのです。内容的にはそのほうがふさわしい気がします。
 まあ、いい機会ですから復習しましょう。
 コラはレビ族です。レビ族は祭司の仕事をする部族ですが、レビ族ならば誰でも祭司になれるわけではなく、アロンの一族と決まっています。そこで、モーセ=アロン体制に不満を持つ人たちが、コラを筆頭にして「なんでお前たちだけがいつも命令するんだ?」と反乱を起こしたわけです。
 これに対して神様はいろいろなしるしを出して、アロンを支持していることを示します。そして民のうちに疫病をはやらせます。規模があまりにひどいので、モーセとアロンがなんとかとりなしのための罪のあがない(また「あがない」というわかりにくい言葉! この場合は香をおカネとして支払って、民の罪を神様が罰する権利を買い取ろうというのです)をして、なんとか神の罰は終息します。
 ついでに「あがない」というわかりにくい言葉が民18:15-17にありますので先回りして見ておきましょう。初モノは全部神様のものなのでささげなければいけないのですが、人間の初モノを真っ黒こげにするのはマズいので(って、このとんでもない神様は、昔アブラハムにイサクをささげろなんて意地悪を言ったくせに!)、あがなえというのです。ただし、牛と羊とヤギは必ず現物と言ってます。この「あがない」は、本来は神様のものなんだがかわりにカネで買い取れ、ということですね。
 さて、昔も今も17章である、現16節以降の話。神様は、アロンこそが祭司だということを居超するため、アロンの杖に花やアーモンドの実をつけるという奇跡を行います。主の幕屋に近づけるのは祭司職だけで、同じレビ族でも他の者はみんな祭司職(アロン一族)に仕えていろんな仕事をするのだよ、そのためにレビ族は土地を持たないのだよ、と定めます。
 20章。イスラエルの民は死海のはるか南方、カデシュというところにいます。
 Wikisourceでは口語訳聖書時代に出た「聖書地図」というパンフレットのような地図が、著作権が切れたというので全部画像になってますね。便利ですから見ましょう。
http://ja.wikisource.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:JBS1956-B_map02.png
 この地図で死海の南西方向に茶色の山があり、そのあたりに「チンの荒野」と書いてあります。現在地はそのあたりです。口語訳聖書ではカデシという表記ですが、それも見えますか?
 ここで民がまた「水がないぞ」と反乱を起こそうとしたので、神様はモーセに水の出し方を教えます(民20:8)。ところがよく読むと、モーセは神様の命令どおりにやってるようで、実はやってないのです。岩に命じろと言ってるのに岩をたたく。これがどうやら神様のしゃくにさわったようです。
 それに、新改訳や新世界訳ではハッキリ訳しているのですが(ほかではよくわからない)民20:11で、このときとった杖は「彼の杖」つまりモーセの杖なんです。原文では「彼の」という人称接尾語がここだけハッキリ書いてあります。どうも、アーモンドをみのらせたアロンの杖じゃなくモーセの杖を使ったことも、よけいに神様のしゃくにさわったようです。そんな! そもそも杖で打っちゃいけないっていうんなら、モーセの杖だろうとアロンの杖だろうとどっちでもいいでしょうに。
 いずれにせよ、神様は一応水を出してくださいますが、この間違いの代償として、なんと一同は、約束の土地に入れなくなってしまいます。
 例の地図では現在地の右側にエドムと書いてありますが、エドム人が通行を拒否したので、彼らは大きく迂回するはめになります。その途中のホル山(谷を越えた東側)でアロンが死んでしまいます。

●シラ書32章
http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=col&book=sir&chapter=32&mode=0
 前半は宴会の作法。こんな話が聖書に出てくるなんて面白いですね。大学時代に聖書研究会なんていう人たちとお付き合いをしてお酒もいろいろ飲みましたけど、こういうのを読み合わせてからいけばよかったわ。あ、ほとんどプロテスタントだったからシラ書なんか読まないか。