真理子の聖書日記
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このサイトを作りながら、聖書を読みながら真理子が考えたことです。
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[734]箴言10章、シラ書2書
投稿者=真理子
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掲示日=2011/06/23(木) 15:47:43
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●箴言10章
http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=col&book=pro&chapter=10&mode=0
箴言はここからはほとんど前後の脈絡のないことわざ集になりますので、おもしろいことわざを何か一つ二つとりあげる形式にします。
今日は箴10:4。「手を動かすことを怠る者は貧しくなり、勤め働く者の手は富を得る。」
働かざる者食うべからず、に通ずる思想というわけですね。
そもそも「反社会学講座」によれば、この「働かざる者食うべからず」って、聖書の言葉らしいです。 http://pmazzarino.web.fc2.com/lesson6.html へえ、そうなんだ。別のところには、レーニンがパウロの言葉を引用したものらしいですが、よくわかりません。ちなみに 二テサ3:10です。「働こうとしない者は、食べることもしてはならない」。あ、でも2テサって「なりすましパウロ・アカウント」なんですけど。
孟子に「心を労する者は人を治め、力を労する者は人に治めらる。人に治めらるる者は人を養い、人を治むる者は人に養はる」、つまり知的労働者は人を使い、人から仕えられる。肉体労働者は人から使われ、人に仕えねばならないってわけでして、だいたいこんなふうに昔は一生懸命働くやつはろくなもんじゃないって考えが一般的だったと思うんですが、箴言に勤勉を説くことわざがあるっていうのがちょっと意外です。だって聖書の思想って基本的に、労働は刑罰ですから。アダムがエヴァにそそのかされなければエデンでラクして過ごせたのに、楽園を追われて労働をしなきゃいけなくなったわけですからね。
●シラ書2章
http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=col&book=sir&chapter=2&mode=0
シラ書も脈絡のないことわざ集のようなところがありますが、今日のところは「試練を覚悟せよ」というところで統一がとれてます。
以前ここでも、そしてTwitterでも、「殉教を美化するような宗教は邪教だ」って叫びました。信者を生かしてこそ宗教なんで、信者に死を強要しちゃいけません。ここは殉教を強要してませんけど、試練を覚悟しろっていうのは殉教の美化につながるので警戒します。
単に、「神様に祈っても祈りがなかなかききとどけられないことがある」ってことならいいんですけどね。たしかにヤハウェさんは、なかなか祈りをきいてくれませんから。
[733]詩編81-83編
投稿者=真理子
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掲示日=2011/06/22(水) 11:06:19
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http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=col&book=psa&chapter=81&mode=0
82編は読めば読むほどわけのわからない詩ですね。たぶん、ヤハウェさんの一神教が成立する以前の多神教的宗教観に基づく詩なんでしょう。
つまり、神様がいっぱい住む天国で、われらがヤハウェさん(ただし原語はヤハウェじゃなくエロヒムです)が怠慢な天使たちに怒りを発してるんですね。お前たちが怠けているから正しい人が苦しんだり悪者が栄えたりという誤審が多いんだ、というわけですね。5節の「彼ら」とはそういう頼りない天使たち。暗い中をふらふらしてるだけでちっとも頼りにならない。
そこで作者のアサフさんはいう。「天使たちよ、お前たちはたしかに神々かもしれないが、そういうとんでもない神々は人間のように滅んじまうぞ。さあ、真の神様、目覚めてください。こういうおバカな天使なんかを使わないで、すべての民を直接さばいてください」ってわけです。
なんか、スゴいですね。よくもこんな反聖書的な詩が聖書に収録されたものですね。考えれば考えるほど不思議でなりません。
なお、新共同訳では6節をわかりやすく「あなたたちは神々なのか」と疑問文で訳してます。逆に最後の8節「あなたはすべての民を嗣業とされるでしょう」がわかりにくい。そもそも「嗣業」って業界用語でして、クリスチャン以外には通じません。いや、クリスチャンでも通じないんじゃないでしょうか。「先祖伝来、代々受け継がれた、土地や職業の総体」ってことです。昔は職業は世襲で、しかも無産階級は少なく、たいていは土地だの家畜だの何らかの資産をもとでとして仕事をしたわけですから。ここは「持ち物・管轄」くらいがいいんじゃないんでしょうか。