[真理子日曜学校 - キリスト真理自由教会(フレーム表示) ]
 

復活祭


 
  1. 意義
     復活祭は、イエス様の復活を祝う祭であり、キリスト教最大のお祭りです。
     イエス様の誕生日であるクリスマスは、聖書に根拠がないうえ、実際にはミトラス教の冬至祭をちゃっかり取り入れたものなので、ファンダメンタルな教派では祝わないところもあるほどですが、復活祭はちゃんと聖書に根拠がある(マタ28 マコ16 ルカ24 ヨハ20)ので、祝わない教派はありません。
     復活祭は「春分の日のあとの満月の日(春分の日=満月の日ならその日)のあとの第一日曜日(満月の日=日曜日なら一週間あと)」という決め方をします。ずいぶんヘンな決め方をするのは、ユダヤ暦を換算しているのです。
     イエス様が十字架で死んだ日は金曜日ですから、復活した日は、それを1日目として3日目、つまり日曜日です。死んだ日の日付はマタイ・マルコ・ルカによれば過ぎ越しの祭りの当日、つまりニサン月(第1月)の15日、ヨハネはその前日としており一致しませんが、いずれにせよ復活は15日=満月のあと(当日不可)ということになります。そしてニサン月は春分の日に一番近い新月から始まります。それがこの決め方の由来です。
     このように復活祭は移動祝日になりますが、必ず3月22日~4月25日の間になります。北半球では春のさかりになり、暖かい季節の到来を告げる祝日です。ヨーロッパでは四旬節の間、肉、乳、卵料理や歌舞音曲を禁じてきた歴史があり、これらが解禁されることもあって、とても華やかなお祭りとなるわけです。

  2.  
     
  3. 計算のしかた
     復活祭計算に使う月齢は、ホンモノの月の月齢ではなく、仮想的な月ですから、比較的単純に計算することができます。ホンモノの月の月齢で計算すると、時差の関係で、地球の異なる地点で満月になる瞬間の日付が異なってしまい、それが日曜日にからんだり春分の日にからんだりすると、復活祭の日が大幅にズレてしまう可能性があるからです。全世界で同日に復活祭を祝うために、仮想的な月で計算するのです。なお、現実の春分の日はやはり時差の関係で異なることがありますが、教会の春分の日は絶対に3月21日だとしているのもこのためです。
     Perlでの計算の仕方です。$easterdate=caleaster(2011); とすると、2011年の復活祭の日付(4月24日)が、0424という形で$easterdateに入ります。
    sub caleaster {
        local $cale_a,$cale_b,$cale_c,$cale_d,$cale_e,
            $cale_f,$cale_g,$cale_h,$cale_i,$cale_k,
            $cale_l,$cale_m,$ret_m,$ret_d,$param;
        ($param)=@_;
        $cale_a=$param%19;
        $cale_b=int($param/100);
        $cale_c=$param%100;
        $cale_d=int($cale_b/4);
        $cale_e=$cale_b % 4;
        $cale_f=int(($cale_b+8)/25);
        $cale_g=int(($cale_b-$cale_f+1)/3);
        $cale_h=($cale_a*19+$cale_b-$cale_d-$cale_g+15)%30;
        $cale_i=int($cale_c/4);
        $cale_k=$cale_c%4;
        $cale_l=(32+2*$cale_e+2*$cale_i-$cale_h-$cale_k)%7;
        $cale_m=int(($cale_a+11*$cale_h+22*$cale_l)/451);
        $ret_m=int(($cale_h+$cale_l-7*$cale_m+114)/31);
        $ret_d=(($cale_h+$cale_l-7*$cale_m+114)%31)+1;
        return sprintf("%02d%02d",$ret_m,$ret_d);
    }

  4.