[真理子日曜学校 - 聖書入門(フレーム表示) ]
【旧約各書解説コース】

詩篇


  1. タイトル

     (*)は「真理子のおまけ」を含む。
     


  2. 文字数など
    全 150章 2527節
    日本語……口語訳(*) 328779文字 新共同訳(*) 278358文字 新改訳 310735文字 文語訳 295682文字
    ヘブライ語……BHS 17908語 現ヘブ 19586語
    ギリシア語……ネストレ・アーラント+七十人訳 37837語
    ラテン語……ヴルガタ 30283語
    英語……KJV 43845語 WEB 41432語
    ドイツ語……ルター1545年 47126語
    韓国語……改訳ハングル 26535語
    中国語……和合本繁体字 192912文字
    (*)は「真理子のおまけ」を含む。語数はスペースの数だけで数えているので、ヘブライ語および韓国語では「語数」とはいえない。
     


  3. 朗読時間
    日本語……新共同訳 4時間8分36秒


  4. 構成
     モーセ五書にならって全体は五巻にわけられています。それぞれの終わり(41/72/89/106)には「イスラエルの神、主はとこしえよりとこしえまでまでほむべきかな、アーメン、アーメン」(文語訳、表記は変更)という文句のが区切りのように入っています。


  5. 編数の違い
     七十人訳とヴルガタでは編数の数え方が違います。七十人訳とヴルガタのほうをVとして示すと、9と10がV9、以下一つずつずれ、114と115がV113、116がV114とV115、またしばらく一つずつずれ、147がV146とV147で、148-150は同一です。また細かに対応が違うところがあります。カトリック系の宗教音楽ではヴルガタ風の編数でいくことが多いので注意してください。


  6. あらすじ
    詩:1(二つの道)悪しきものの謀略にあゆまず
    詩:2(メシヤと外敵)何なればもろもろの国人はさわぎたち
    詩:3(朝の祈祷)主よ我にあたする者のいかにはびこれるや
    詩:4(夕の祈祷)わが義をまもりたまう神よ
    詩:5(朝礼拝の祈祷)主よねがわくは我がことばに耳をかたむけ
    詩:6(懺悔の詩編)主よねがわくはいきどおりをもて我をせめ
    詩:7(義なる神への訴え)わが神、主よ、われ汝によりたのむ
    詩:8(人間のもつ尊さに現れる神の栄光)われらの主よ汝のみ名は地にあまねくして尊きかな
    詩:9(感謝のうた)われ心をつくして主に感謝し
    詩:10(しえたげられた者の祈り)ああ主よ何ぞはるかに立ちたまうや
    詩:11() われ主に依頼めり
    詩:12() ああ主よ助けたまへ
    詩:13() ああ主よ
    詩:14() 愚なるものは心のうちに神なしといへり
    詩:15() 主よなんぢの帷幄のうちにやどらん者はたれぞ
    詩:16() 神よねがはくは我を護りたまへ
    詩:17() ああ主よ公義をききたまへ
    詩:18() 主われの力よ
    詩:19() もろもろの天は神のえいくわうをあらはし
    詩:20() ねがはくは主なやみの日になんぢにこたヘヤユブのかみの名なんぢを高にあげ
    詩:21() 主よ王はなんぢの力によりてたのしみ汝のすくひによりて奈何におほいなる歓喜をなさん
    詩:22() わが神わが神なんぞ我をすてたまふや
    詩:23() 主は我が牧者なり
    詩:24() 地とそれに充るもの世界とその中にすむものとは皆主のものなり
    詩:25() ああ主よ
    詩:26() 主よねがはくはわれを鞫きたまへわれわが完全によりてあゆみたり
    詩:27() 主はわが光わが救なり
    詩:28() ああ主よわれ汝をよばん
    詩:29() なんぢら神の子らよ
    詩:30() 主よわれ汝をあがめん
    詩:31() 主よわれ汝によりたのむ
    詩:32() その愆をゆるされその罪をおほはれしものは福ひなり
    詩:33() ただしき者よ主によりてよろこべ
    詩:34() われつねに主を祝ひまつらんその頌詞はわが口にたえじ
    詩:35() 主よねがはくは我にあらそふ者とあらそひ我とたたかふものと戦ひたまへ
    詩:36() あしきものの愆はわが心のうちにかたりて
    詩:37() 惡をなすものの故をもて心をなやめ
    詩:38() 主よねがはくは忿恚をもて我をせめ
    詩:39() われ曩にいへり
    詩:40() 我たへしのびて主を俟望みたり
    詩:41() よわき人をかへりみる者はさいはひなり
    詩:42() ああ神よしかの渓水をしたひ喘ぐがごとく
    詩:43() 神よねがはくは我をさばき
    詩:44() ああ神よむかしわれらの列祖の日になんぢがなしたまひし事迹をわれら耳にきけり
    詩:45() わが心はうるはしき事にてあふる
    詩:46() 神はわれらの避所また力なり
    詩:47() もろもろのたみよ手をうち歓喜のこゑをあげ神にむかひてさけべ
    詩:48() 主は大なり
    詩:49() [1-2]もろもろの民よきけ賤きも貴きも富るも貧きもすべて地にすめる者よ
    詩:50() ぜんのうの神主詔命して日のいづるところより日のいるところまであまねく地をよびたまへり
    詩:51() ああ神よねがはくはなんぢの仁慈によりて我をあはれみ
    詩:52() 猛者よなんぢ何なればあしき企圖をもて自らほこるや神のあはれみは恒にたえざるなり
    詩:53() 愚かなるものは心のうちに神なしといへり
    詩:54() 神よねがはくは汝の名によりて我をすくひ
    詩:55() 神よねがはくは耳をわが祈にかたぶけたまへ
    詩:56() ああ神よねがはくは我をあはれみたまへ
    詩:57() 我をあはれみたまへ神よわれをあはれみたまへ
    詩:58() なんぢら黙しゐて義をのべうるか
    詩:59() わが神よねがはくは我をわが仇よりたすけいだし
    詩:60() 神よなんぢわれらを棄われらをちらし給へり
    詩:61() ああ神よねがはくはわが哭聲をききたまへ
    詩:62() わがたましひは黙してただ神をまつ
    詩:63() ああ神よなんぢはわが神なり
    詩:64() 神よわがなげくときわが聲をききたまへ
    詩:65() ああ神よさんびはシオンにて汝をまつ
    詩:66() 【伶長にうたはしめたる讃美なり
    詩:67() ねがはくは神われらをあはれみ
    詩:68() ねがはくは神おきたまへ
    詩:69() 神よねがはくは我をすくひたまへ
    詩:70() 神よねがはくは我をすくひたまヘ
    詩:71() 主よ我なんぢに依頼む
    詩:72() 神よねがはくは汝のもろもろの審判を王にあたへ
    詩:73() 神はイスラエルにむかひ心のきよきものに對ひてまことに惠あり
    詩:74() 神よいかなれば汝われらをかぎりなく棄たまひしや
    詩:75() 神よわれら汝にかんしやす
    詩:76() 神はユダにしられたまへり
    詩:77() 我わがこゑをあげて神によばはん
    詩:78() わが民よわが教訓をきき、わが口のことばになんぢらの耳をかたぶけよ
    詩:79() ああ神よもろもろの異邦人はなんぢの嗣業の地ををかし
    詩:80() イスラエルの牧者よひつじの群のごとくヨセフを導きたまものよ
    詩:81() われらの力なる神にむかひて高らかにうたひヤコブの神にむかひてよろこびの聲をあげよ
    詩:82() かみは神のつどひの中にたちたまふ
    詩:83() 神よもだしたまふなかれ神よものいはで寂静たまふなかれ
    詩:84() 萬軍の主よなんぢの帷幄はいかに愛すべきかな
    詩:85() 主よなんぢは御國にめぐみをそそぎたまへり
    詩:86() 主よなんぢ耳をかたぶけて我にこたへたまへ
    詩:87() 主の基はきよき山にあり
    詩:88() わがすくひの神主よわれ晝も夜もなんぢの前にさけべり
    詩:89() われ主の憐憫をとこしへにうたはん
    詩:90() 主よなんぢは往古より世々われらの居所にてましませり
    詩:91() 至上者のもとなる隠れたるところにすまふその人は全能者の蔭にやどらん
    詩:92() いとたかき者よ主にかんしやし聖名をほめたたふるは善かな
    詩:93() 主は統治たまふ
    詩:94() 主よ仇をかへすは汝にあり神よあたを報すはなんぢにあり
    詩:95() 率われら主にむかひてうたひ
    詩:96() あたらしき歌を主にむかひてうたへ
    詩:97() 主は統治たまふ
    詩:98() あたらしき歌を主にむかひてうたへ
    詩:99() 主は統治たまふ
    詩:100() 全地よ主にむかひて歡ばしき聲をあげよ
    詩:101() われ憐憫と審判とをうたはん
    詩:102() 主よわが祈をききたまへ
    詩:103() わが霊魂よ主をほめまつれ
    詩:104() わが霊魂よヱホパをほめまつれ
    詩:105() 主に感謝してその名をよび
    詩:106() 主をほめたたヘ主に感謝せよ
    詩:107() 主に感謝せよ
    詩:108() 神よわが心はさだまれり
    詩:109() わが讃たたふる神よもだしたまふなかれ
    詩:110() 主わが主にのたまふ
    詩:111() 主を讃たたへよ
    詩:112() 主を讃まつれ主を畏れてそのもろもろの誡命をいたく喜ぶものはさいはひなり
    詩:113() 主をほめまつれ汝等主の僕よほめまつれ主の名をほめまつれ
    詩:114() イスラエルの民エジプトをいで
    詩:115() 主よ榮光をわれらに歸するなかれ
    詩:116() われ主を愛しむ
    詩:117() もろもろの國よなんぢら主を讃まつれ
    詩:118() 主に感謝せよ主は恩惠ふかくその憐憫とこしへに絶ることなし
    詩:119() おのが道をなほくして主の律法をあゆむ者はさいはひなり
    詩:120() われ困苦にあひて主をよびしかば我にこたへたまへり
    詩:121() われ山にむかひて目をあぐ
    詩:122() 人われにむかひて率主のいへにゆかんといへるとき我よろこべり
    詩:123() 天にいますものよ我なんぢにむかひて目をあぐ
    詩:124() 今イスラエルはいふべし
    詩:125() 主に依頼むものはシオンの山のうごかさるることなくして永遠にあるがごとし
    詩:126() 主、シオンの俘囚をかへしたまひし時
    詩:127() 主家をたてたまふにあらずば
    詩:128() 主をおそれその道をあゆむものは皆さいはひなり
    詩:129() 今イスラエルはいふべし彼等はしばしば我をわかきときより惱めたり
    詩:130() ああ主よわれふかき淵より汝をよべり
    詩:131() 主よわが心おごらずわが目たかぶらず
    詩:132() 主よねがはくはダビデの爲にそのもろもろの憂をこころに記たまヘ
    詩:133() 観よはらから相睦てともにをるはいかに善いかに樂きかな
    詩:134() 夜間主の家にたち主に事ふるもろもろの僕よ
    詩:135() なんぢら主を讃稱へよ
    詩:136() 主に感謝せよ主はめぐみふかし
    詩:137() われらバビロンの河のほとりにすわり
    詩:138() われはわが心をつくしてなんぢに感謝し
    詩:139() 主よなんぢは我をさぐり我をしりたまへり
    詩:140() 主よねがはくは惡人よりわれを助けいだし
    詩:141() 主よ我なんぢを呼ふ
    詩:142() われ聲をいだして主によばはり
    詩:143() 主よねがはくはわが祈をきき
    詩:144() 戦することをわが手にをしへ
    詩:145() わがかみ王よわれ汝をあがめ
    詩:146() 主を讃稱へよ
    詩:147() 主をほめたたへよ
    詩:148() 主をほめたたへよ
    詩:149() 主をほめたたへよ
    詩:150() 主をほめたたへよ


  7. 真理子のコメント
    詩:1:1 編のタイトルは旧約聖書略解(日本基督教団出版局 1957)から、および文語訳の歌い出し(表記は多少変更)です。
    詩:9:1 ムツラベンとは「息子の死」。そういう歌があったのでしょう。
    詩:10:1 七十人訳やヴルガタでは9編の続き。ここからしばらく編数がズレます。