[真理子日曜学校 - 聖書の言語入門(フレーム表示) ]
【総合案内コース】

口上

 

  1. 聖書の言語入門について
     聖書を読むためには聖書の言葉がわからなければなりません。
     ばべるばいぶるではさまざまな言語の聖書本文を掲載していますが、載せっぱなしにはせず、取り扱ってるすべての言語について、ここ「聖書の言語入門」で入門コースを開設することにします。


  2. 取り扱う言語
     ばべるばいぶるに載せている聖書の言語って、どのくらいあるんでしょう?
     とりあえず今のところは、日本語、韓国語、中国語、英語、ドイツ語、ラテン語、ギリシア語、ヘブライ語ってとこですね。あとは今アイヌ語を準備中、それからたぶんそのうちロシア語も付け加えます。だからちょうど10言語、きりがいいですね。


  3. 原則としてみんな文語です
     ただし、日本語は私たちが今読み書きしてる言語だから普通にやっちゃ面白くないし、韓国語、中国語、英語、ドイツ語あたりも、真理子がやんなくたって勉強する場はいくらでもあります。
     せっかく真理子日曜学校でやるんですから、特色を出しましょう。それは「聖書に即する」ってことです。どういう意味だかわかりますか? 原則としてみんな文語だってことです。
     最近でこそ平易な口語で訳した聖書も多くなりましたけど、やっぱり聖書って礼拝に使う関係上、格調高い言葉で訳したものが好まれるんですよね。ラテン語、ギリシア語、ヘブライ語はもろに文語ですし、日本語は「文語訳聖書」、韓国語は「改訳ハングル」、中国語は「和合本」、英語はKJV、ドイツ語はルター聖書、ぜんぶ文語体で訳された聖書の言語をやろうってわけです。これだったらなかなか他でやる機会が少ないから、真理子の出る幕もありそうですもの。


  4. 聖書を読むだけなら外国語の勉強は簡単です
     「真理子さんはそんなにいっぱい言語をマスターしてるの? ギリシア語もヘブライ語も猛烈にムズいんじゃないの?」ってよく聞かれます。いえ、決してマスターしてるわけじゃありません。
     でもいいですか? 聖書を読むだけだったら、ギリシア語やヘブライ語を「マスター」する必要なんてないんです。
     会話をするんだったら、いっぱい語彙を覚えて、それを文法にかなった形で、瞬発的に出せるようにならなきゃいけません。が、聖書を読むだけだったら、作文や会話をする必要なんてなく、大まかな意味のわかっている文を読解するだけでいいんです。どんなに時間をかけて辞書をひいたって、文法書を調べたっていいんです。だから文法は覚えようとしなくていいんです。時間をかけてふうふう言いながら調べていくうち、よく出てくる文法事項は自然と覚えちゃいます。それでいいじゃないですか。聖書に出てこない文法事項なんて覚えなくていいんですよ。また語彙だって覚える必要ありません。聖書の原文そのものをひたすら覚えるだけですから。
     たしかにギリシア語やヘブライ語はけっしてやさしくありません。かなり難しい部類に属するでしょう。でもこのためだけだったら全然難しくないんです。
     さあ、肩の力を抜いて、お気楽にギリシア語やヘブライ語にチャレンジしてみませんか?


  5. 教材
     できるだけ多くの部分をやりたいのですがきりがないので、このコースで扱う箇所を定めます。
    1. マタイ:6:9-13……主の祈り
    2. ルカ:1:46-55……マリアの讃歌(マニフィカト)
    3. 1コリ:13:1-10……愛の讃歌
    4. 出:20:2-17……十戒
    5. 雅:5:2-8……おとめの歌
    旧約からよりによって雅歌を選んでしまうあたり、真理子の趣味が入ってますね。文法事項を網羅することは考えてません。この5つで出てきた文法事項だけを扱います。原文はばべるばいぶるでいくらでも手に入りますから、他の部分はご自分でおやりください。