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［蜜蜂章。マッカ啓示
みんなを愛してくださる恵み深いおかた、主なる神の名によって］
主なる神の命令至らんとす。故にこれを催促するな。かれを讃えよ、かれは高くかれらがかれのかわりにする者の上に超在す
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かれはそのの命令によつて、啓示を携へたる諸天使を、僕等のうちの望む者に降し、かれらをして『わたしの外に神なし、故にわたしを敬へ』と警告せしむ
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かれは真理を現すために天地を創造せり。かれは高くかれらがかれのかわりにする者の上に超在す
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かれは一滑滴より人間を造れり、しかも見よ、人間は公然たる反抗者である
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而して家畜、かれはこれをもあなたがたのために造れり。あなたがたこれによつて暖衣と種灯なる便益とを得、そのうえこれを食ふ
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夕、あなたがたがかれらを家に伴ひ帰る時、朝、かれらを野に追ひ往く時、その中にあなたがたの栄耀ある
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あなたがたがその身を苦しめないば達し難き国々に、かれらはあなたがたの重荷を運ぶ。まことにあなたがたの主は博愛のおかた・恵み深いおかたである
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また馬と騾馬と驢馬、これはあなたがたをこれに騎乗せしめ、そのうえあなたがたの装飾たらしめんがためである。而してかれはあなたがたの知らないものをも造れり
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正しき道を示すは主なる神の事である。然るに或者はこれを離る。しかし主なる神もし欲したりせば、かれはあなたがたをいっせいに導き得たりしである
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天より水を降す者はかれである。あなたがたはこれを飲む。またあなたがたが家畜を牧する藪叢もまたこれによつて成育す
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かれはまたこれによつて穀類、オリーヴ、なつめやし、葡萄及びその他各種の果実を生ぜしむ。まことに此中には思慮ある者へのさまざまなるしるしある
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かれは夜と昼とをあなたがたに奉仕せしむ、日と月と群星ともまたかれの命令によつてあなたがたに奉仕せしめらる。まことに此中には心ある者へのさまざまなるしるしある
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かれはあなたがたのために色彩多趣なる土を地上に造れり。まことに此中には反省する者へのさまざまなるしるしある
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かれは海洋をあなたがたに奉仕せしむ。あなたがたこれより鮮魚を捕へ養ひ、また服飾に用ゐるものを探る。人は船の海上を航するを見ん。これあなたがたが主の恩恵を求めるるためである。あなたがた恐らく感謝しよう
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かれは堅固なる群山を地上に置けり。これ大地を動揺せしめざらんがためである。かれはあなたがたが正しく進むために河川と道路とを設け
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そのうえさまざまなる道標を置けり。而してかれらは星辰によつて正しき方向を取る
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果して是くのようだとすれば、創造する者と創造せない者と同一視せらるべきか。あなたがた尚ほ思はないか
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主なる神の恵みは算へんとするも算ふべからない。まことに主なる神は寛容なおかた・恵み深いおかたである
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主なる神はあなたがたが匿すこと、および露すことを知る
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然るにかれらが主なる神を含きて拝する者は、己れ自身が造られたる者にして、みないからは能く一物をも造らない
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かれらは死者にして生者ではない、何の日に甦らしめらるかをも知らない者である
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あなたがたの神は唯一の神である。しかし来世を不信者は、その心知ることを拒む。それはかれら高慢なるが故である
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主なる神はかれらが匿すこと、および露すことを知る。かれは高慢なる者を喜ばない
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かれらにに向かって『あなたがたの主は何を降したか』と問ふ者あれば、かれら答えて言う『古人の物語のみ』と
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かれらそのために復活の日に於て、己れ自身の全部の重荷と、知識なくしてかれらが迷わしめたる者の重荷の一部を、負はしめらるにちがいない。まことにかれらが荷ふものは禍なるかな
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かれら以前の者も陰謀を企てたり。しかし主なる神はかれらの建築,たてもの*}の礎を覆し、{*屋宇かれらの頭上より落下して、罰はかれらの知らないところより来れり
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而して復活の日にかれはかれらを辱しめて言はん『あなたがたがわたしに配せる神々はいま何処にあるや。あなたがたが言い争せるはその為に非ざりしか』と。知識を賜はりたる者もまた言はん『まことに今日こそ不信者の上に屈辱と苦難とが下る日なれ』と
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己れの魂を害ひつつある間に諸天使に迎へ入れらるる者は、その時初めて屈従し、『わたしは如何なる悪事をも行はない』と言はん。『否な主なる神はあなたがたが為せることをよくご存知す
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されば地獄の門を入り、永久にその中に住め。高慢なる者の住みかは禍なるかな』
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神をおそれれる者に是く言はれん『あなたがたの主は何を降したか』と。かれら答えて言はん『最善なるもの』と。よい行いを行ふ者には現世にてもごほうびおり。しかし来世の住みかは更に善し。まことに神を畏れる者の住みかは最良である
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かれらは川の流るる楽園に入る。その処にてかれらは己れの望むものを獲ん。主なる神は是くのようににして神を畏れる者に報ゆ
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而して善人にして諸天使に迎へ入れらるる者には是く言はれん『平安あなたがたの上にあれ。あなたがたが為せることに対する報いなれば、いざ楽園に入れ』と
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不信者は、諸天使のかれらに来るを待つか、または主なる神の命令の下るを待つ外に、また何事を待つべきか。まことにかれら以前の者も同然であるき。主なる神がかれらを害えるではない、かれらみないから己れを害えるである
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かくてかれらが為せる悪事は己れの上に落ち、曾てかれらが嘲笑せることが、いまやかれらを取り囲むにちがいない
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多神を拝する者言う『主なる神もし欲したりせぱ、われわれ、およびわれわれの祖先は、かれを舎きて何者にも仕えざりしならん。またわれわれはかれの命令なくして何事をも禁ぜざりしならん』と。かれら以前の者も同然であるき。しかし使徒の務めは、明らかな宣言以外、また他事なきではないや
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まことにわたしは各の民のうちに、一使徒を挙げ、『主なる神に仕えよ、偽神を避けよ』と言はしめたり。かれらの或者は主なる神これを導き、或者は迷ふを当然とせられたり。地上を遍歴して、使徒をうそ者と呼べる者の末路が如何なるものであるしかを見よ
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たとえあなたは切にかれらを導かんとするも。主なる神は断じて己れが迷わしめたる者を導かない。かれらには如何なる救い主もなし
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かれら厳かに神かけて誓ひ、主なる神は決じて死者を甦らしめすと言えり。然らない、これ真実なるかれの約束である。しかし人々多くはこれを知らない
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復活は主なる神がかれらにそのの相挙えることを明らかにし、そのうえ不信者をして己れのうそ者なることを知らしめんがためである
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われ一物を欲してこれに向かって発する言はただ『有れ』と言うのみ。而してその物即ち有り
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迫害せられて主なる神のために移住する者には、われ現世に於ても善き住みかを与へ、来世に於ては更に大なるごほうびを与へん。かれらもし此事を知りたりせば！
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かれらは耐え忍びてその主に頼る者である
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あなた以前にわたしが遣はせる使徒にして、わたしこれに啓示を与へたるは、一として人間に非ざりしはなし。あなたがたこれを知らないば教えの民に問へ
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わたしはさまざまなる証拠と経典とを与えてかれらを遣はしたり。わたしいまあなたに此の教えを降したるは、あなたをして人々のためにかれらに降されたるものを明らかにせしめんがためである。かれら恐らく反省しよう
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悪事を企つる者は果して安心し得るか、主なる神はかれらを地中に埋め去ることなきか、またはかれらの知らない処より罰が降ることなきか
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またはかれらの往来に際し、かれを避くべき途なき時にかれらを襲ふことなきか
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または徐々に破滅に導く罰を加ふることなきか。しかしあなたがたの主は親切にしていつくしみ深いである
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かれらは主なる神が創造せる万物を見ないか。かれらの影さへも左右に転動し、身を屈して主なる神に跪拝するではないか
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まことに天地間のすべて衆生は主なる神に跪拝す。天使も亦然り。かれらは決して高慢ではない
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かれらは在上の主を畏れ、己れに命ぜられたることを行ふ
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Reading-55主なる神言う『二神を拝するな、ただわたしのみを敬へ』と。かれは唯一の神である
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天地間のすべてのものはかれに属し、永久にかれに帰依す。然らばあなたがた主なる神以外また何者を恐るるか
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あなたがたが浴するすべての恵みは、悉く主なる神より来る。而して苦難あなたがたに到れば即ち救いをかれに求める
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然るにかれがあなたがたより苦難を除き去れば、あなたがたの或者はその主に別の神を配して
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かれらに与えたるわたしが恵みを忘れんとす。さらば暫く生を楽しめ。やがてあなたがた思ひ知らん
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かれらはわたしが賜えるものの一部を、己れの知らない者に献ぐ。神かけて言う、あなたがたはそののでっちあげたせるものについて必ない糾問せらるにちがいない
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かれらは主なる神に女児を指定し――かれを讃えよ――己れには己れの望む男児を指定す
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かれらの一人もし女児誕生の報知に接すれば、忽ちその面は黒く曇り一その心は憤怒に満つ
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かれはそのの受けたる不幸なる報告のために人目を避け、耻を忍びてこれを育つべきか、またはこれを土中に埋むべきかを思ひ惑ふ。ああかれらの判断は禍なるかな
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来世を不信者は悪きものに譬へられ、主なる神は至高なるものに譬へらる。かれは偉大なおかた・聡明なおかたである
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もし主なる神が不義の故を以て人間を罰したりとすれば、地上に一個の生類も遺らないにちがいない。しかしかれは定められたる時までかれらをあたかも予す。而してその時到ればかれら寸時もこれに遅れまたは先んないるを得ない
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かれらは己れの悪む者を主なる神に帰し、しかもその舌は己れのために善報あるにちがいないと偽る。疑ひもなく火の地獄はかれらのものなるべく、最先にその処に駆り立てらるにちがいない
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神かけて言う、わたしはあなた以前にも諸の民に諸使徒を遣はしたり。然るにサタンはかれらをして己れの所行を佳しと思はしめたり。かれは現世にてかれらの守るおかたとなれるである。しかし来世に於てかれらは痛刑を受けよう
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われあなたに経典を降したは、あなたをしてかれらが相争ふ問題を解決せしめんがため、また信じる者への導き、およびいつくしみたらしめんがためのみ
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主なる神は水を天より降し、これによつて死せる大地を甦らしむ。まことに此中には耳傾くる者への一しるしある
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まことに家畜にもあなたがたへの教訓ある。わたしはかれらの腹中にあるて糞血の間より出で、しかもこれを飲む者をして快然嚥下せしむる清潔なる乳をあなたがたに与ふ
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またなつめやしと萄葡との果実、あなたがたこれを以て酩酊せしむる飲料と良好なる食品とを作る。まことに此中には心ある民への一しるしある
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あなたの主、蜜蜂に啓示して言う『或は山中、或は樹間、或は人間の造れる建物の中にあなたがたの巣を営め
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而してすべての果実を吸ひ、淑然として主の道を行け』と。かくてかれらの腹より人を愈やすさまざまなる色の飲料出づ。まことに此中には反省する民への一しるしある
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主なる神はあなたがたを造り、次であなたがたを死なしむ。而してあなたがたの或者は、曾て知れるてとを忘れ果つるほど甚だしく老毫するまで長生す。主なる神はすべてをご存知・強大者である
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また主なる神はあなたがたの或者を他よりも富裕ならしむ。然るにかれが富裕ならしめたる者は、己れの右手が所有する者等にその富を頒ちて、かれ此相等しくすることをせない。かれらは主なる神の恵みを認めないか
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また主なる神はあなたがたの間よりあなたがたに妻を与へ、その妻より子女を与へ、そのうえ幾多の佳き食べ物を与へたり。然るにかれらは、虚妄なるものを信じて主なる神を信じないか
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かれらは主なる神以外の者を拝するか。その等は天地の間より何物をもかれらに与へない、そのうえ垂く無力なる者ではないか
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されば主なる神を何者にも比ぶるな。主なる神は知り、あなたがたは知らない
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主なる神は一比喩を説く。一は主人の財産たる奴隷にして、みないから一事を為す力なき者、他はわたしこれに佳き食べ物を与へ、そのうえかれはその中より陰に陽に施しを行ふ者である。両者果じて同一なるか。主なる神を讃えよ、断じて然らない。しかしかれら多くは知らないでいる
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主なる神はまた一比喩を説く。二ある人が、一は唖者にしてみないから一事を為すカなく、ただ主人の煩累たるに止まり、何処に赴かしむるも一よい行いを齎さない者である。是くの如き者が、かのよい行いを勧め、正しい道を踏む者と同一なるか
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天地の目に見えないことはただ主なる神にのみ属す。終末の日の事は実に一転瞬に等しく、或はそれよりも速し。まことに主なる神は全能である
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あなたがた何事をも知らざれど、あなたがたを母の胎内より出だし、耳と目と心とを与へたるは主なる神である。あなたがた恐らく感謝しよう
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かれらは天室の只中にかれに従ふ飛鳥を見ないか。主なる神ではないしてだれか能くこれを支ふるものぞ、此中には信じる民へのさまざまなるしるしある
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主なる神は住居として家屋をあなたがたに与へ、ま沁家畜の革にて作れる天幕を与へたり。これはあなたがたが家居する時にも、また旅行する時にも軽便である。またかれは綿羊毛、駱駝毛、山羊毛より、家具、および時期に応ないる器什をあなたがたに与へたり
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また主なる神はそのの造れる物の蔭影をあなたがたに与へ、山中に避難処を与へ、暑熱を防ぐ衣服と戦陣に神を畏れる甲冑とを与へたり。かれは是くのようににしてそのの恵みをあなたがたに完成す。あなたがた恐らく帰依しよう
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しかしたとえかれら背を向けるども、あなたの務めはただ公然宣言するにある
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かれらは主なる神の恵みを認めつつしかもこれを否認するものである。かれらの多くは忘恩である
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後日わたしは各の民より一人の証人を挙ぐにちがいない。その日不信者は発言を許されない、如何なる眷顧をも得ないにちがいない
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その日悪事を行える者は己れの罰を見にちがいない。それはかれらのために軽減せられない、またあたかも予せられないにちがいない
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その日多神を拝せる者は言はん『主よ、これらはあなたを舎きてわれわれが拝したる神々である』と。しかしかれらは言はん『あなたがたはうそ者である』と
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その日かれらは初めて主なる神に帰依しようことを希ふにちがいない。而してかれらがでっちあげたせる神々は悉くかれらを捨て去るにちがいない
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みないから信ぜないして人を主なる神の道に背かしむる者には、われかれらの悪事に対して罰の上に罰を加ふにちがいない
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後日わたしは各の民に於て、かれらに対する一人の証人をその民のうちより挙ぐにちがいない。而してわたしはあなた（ムハンマド）をこれら（マッカの民）の証人たらしむにちがいない。わたしはすべてを明らかにする経典をあなたに降し、これを以て帰依者への導きといつくしみと吉報たらしめたるである
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Reading-56まことに主なる神は正義とよい行いと近親への施与とをあなたがたに命じ、醜行と不正と貪欲とを禁ない。かれはあなたがたを留意せしめんとして教えを与ふ
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あなたがた主なる神と約束を結ばばそのの約束を完成せよ。既に誓盟して約束を確認し、主なる神を喚んで証人としたる後にこれを破ることな。主なる神はあなたがたの為すことを知る
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一の団体が他の団体よりも人数多き故を以て、あなたがたの誓いをあなたがたの間の詐謀たらしむること、かの女子が撚りて強くせる糸を解きて縷糸とするが如きことあるな。主なる神はただこれによつてあなたがたを試みんとするである。復活の日に於て、かれば必ないあなたがたの言い争を解決すにちがいない
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主なる神もし欲したりせば、かれはあなたがたを挙げて一団たらしめ得たるである。しかしかれは己れの望む者を迷わしめ、望む者を導く。而してあなたがたは必ないそのの為せることについて糾問せらるベし
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さればあなたがたの誓いを以てあなたがたの間の詐謀とするな。然らないば踏みしめたる脚は滑り、人を主なる神の道に背かしめたることのために、あなたがた現世に於ては報難を嘗め、来世に於ては偉大なる罰を受けよう
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些少の代償を以て主なる神の約束を売るな。等に知識あらば、主なる神の許にあるものがあなたがたにとりて最良なるを知らん
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あなたがたの許にあるものは滅び、主なる神の許にあるものは長く残る。而して耐え忍ぶ者には、われかれらが為せる最善の事に対してごほうびを与へん
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まことに信者にしてよい行いを行ふ者は、男女を論ぜない必ない多幸の生涯を送らしめ、そのうえそのの為せる最善の事に対してごほうびを与へん
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あなたクルアーンを唱える時、石にて撃たれしサタンに対して主なる神の加護を求めよ
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まことに信じてその主に頼る者に対して、サタンは如何なる権威もなし
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かれの権威はただかれを守るおかたとする者、および多神を拝する者の上にのみ行はる
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れれ一節を以て他節に代ふる時、かれら言う『あなたはただ偽作者にすぎない』と。主なる神はもっとも善く己れの降したものを知る。かれらの多くは知識を有せないでいる
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言え『聖霊真実にあなたの主よりこれをあなたに降したである。それは信じる者を毅然たらしむるため、また帰依者への導き、および吉報たらしめんがためである』と
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わたしはかれらの言うことを知る『かれを教ふるるは一個の人間のみ』と。しかしかれらが指摘する者の言語は外国語にして、これは明晰なるアラビア語である
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主なる神のしるしを不信者は、主なる神これを導かない、而してかれらは痛刑を受くにちがいない
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まことに主なる神のしるしを不信者はうそを捏造す。かれらはうそ者である
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一旦信じたる後に主なる神を不信者、但し強迫せられて止むなかりし者にして、その心は信仰によつて平安なる者を除き、進んで不信に向かってその胸を開ける者は、主なる神の憤怒その上に降り、偉大なる罰を受くにちがいない
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これかれらが来世よりも現世を愛せるとしてして、また主なる神は不信の民を導かないがためである
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これらは主なる神がそのの耳と目と心とを封じたる者である。かれらは鈍感な者である
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かれらは来世に於て必ない滅びの者たるにちがいない
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而してあなたの主は、迫害せられて移住し、然る後に善戦しそのうえ忍耐する者には、まことにその後も寛容なおかた・恵み深いおかたである
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各人皆な己れのために弁護し、各人皆なそのの所行に対して存分に報いられ、決して不当に遇せらるることなき日を念へ
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主なる神は一比喩を説く。安全にして平安なる一都府ある、食べ物豊かに四方より来りしが、その主なる神の恩賜を感謝せないに至るに及んで、かれは極度の飢餓と恐怖とをこれに嘗めしめ、以てかれらの為せることを罰したり
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而して今やかれら自身の間より出でたる使徒がかれらに来りたるも、かれらこれを待つに欺瞞者を以てす。しかしかれらが不義をおこないつつある間に、罰必ないかれらを襲ふにちがいない
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主なる神があなたがたに賜える物のうち、合法にして佳きものを食へ。あなたがたもし主なる神に仕える者ならば、あなたがたの主の恩恵に感謝せよ
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かれはただ死したるもの、血、豚肉及び主なる神以外の者の名が唱へられたる物を禁ないるにすぎない。しかし嗜欲のためではない、故意に違背するではない、迫られて止むを得ざりし者には、主なる神は寛容なおかた・恵み深いおかたである
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あなたがたの舌の偽りにて『これは合法、これは禁制』と言うことな。主なる神についてでっちあげたする者は決して栄えない
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かれらには暫時の享楽ある、然る後に厳しい罰あらん
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わたしはユダヤ人にわたしが曾てあなたに告げたる物を禁じたり。わたしは決してかれらを害,そこな*}はない、かれらみないから己れを{*害えるである
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しかし無知にして悪事を行ふとも、後にざんげして行いを改める者には、主なる神は寛容なおかた・恵み深いおかたである
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まことにアブラハムは主なる神に従順なる亀鑑であるき。かれは堅信者であって異教徒ではなかった。
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而してかれは主の恵みを感謝したりき。さればこそ主なる神はかれを選びてこれを正しい道に導きたるなれ
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わたしは現世に於て幸福をかれに与へたり。而して来世に於てかれは必ない義人のうちに加へられん
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その後わたしはあなたに啓示せり『堅信者であるアブラハムの信仰に従へ。かれは多神を拝せる者ではない。』と
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安息日はこれについて預言者と意見を異にせる者のために定められたるにすぎない。復活の日に当り、あなたの主は必ないかれらが相争えることに対してかれらに判決を下すにちがいない
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知恵と親切なる勧告とを以て人をあなたの主の道に招げ。最善の態度を以てかれらと議論せよ。あなたの主はかれの道より迷ひ去る者を知り、また導かるる者を知る
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あなたがたもし報復しようとすれぜ、被害に相応して報復せよ。しかしあなたがたもし忍耐しなば、それは慰耐する者にとりてもっとも善し
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さらばあなたがた忍耐せよ。しかしあなたはただ主なる神の加護によつてのみ能く忍耐し得にちがいない。かれらのために心を悩ますな
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まことに主なる神は神を畏れる者。よい行いを行ふ者と借にある
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