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2021年8月3日(火) 通読(本日=代上20-24,シラ36,ヒラ13 明日=詩105-107,三マカ5,ヒラ14)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕ダニエル書補遺-ベルと竜 第1章
アストアゲス王が父祖たちの墓におさめられた後、ペルシャ王クロスがその王国を受け継いだ。
ダニエルは王の側近であり、王に親しい者のうちでだれよりも尊敬されていた。
カルデヤ人はベルという名の偶像をまつっていた。彼らはこの偶像のために毎日上質の小麦粉十二アルタパ(六百七十二リットル)、羊四十頭、ぶどう酒六メトレテス(二百三十四リットル)を費やしてきた。
王もベルをあがめ、毎日神殿に行ってこれを拝んでいた。しかしダニエルは自分の神を礼拝していた。そこで王はダニエルに、どうしてベルを拝まないのかと言った。
ダニエルは答えた。「わたしは人間の手で作った偶像を拝まず、天と地を創造し、すべての生きるものを支配している、生きた神を拝んでいるからです」。
王は言った。「お前はベルが生きた神ではないと思うのか。ベルが毎日どれだけ食べたり飲んだりするかを見ていないと言うのか」。
するとダニエルは笑って言った。「王様、だまされてはいけません。これは中身が粘土で、外側は銅でできています。何かを食べたり飲んだりすることは決してないのです」。
王は怒って祭司たちを呼び出して言った。「これだけの経費をだれが食べてしまったのか、わたしに報告しないならば、お前たちを死刑にする。
しかし、ベルが食べたのだということを証明したならば、ダニエルを死刑に処する。ベルに対して冒涜の言葉を吐いたからだ」。そこでダニエルは言った。「お言葉のとおりになりますように」。

ベルの祭司は、妻や子を別にして七十人もいた。王はダニエルとともにベルの神殿に入った。
するとベルの祭司たちは言った。「さあ、わたしたちは外に出ましょう。王様、どうかご自分で食物を供え、ぶどう酒をまぜてお供えになり、戸を閉じて、指輪で封印なさいませ。
明朝おいでになったときに、お供え物がすべてベルに食べつくされているのをごらんになれなかったら、わたしたちは死にましょう。しかしそうでなければ、わたしたちを誹謗したダニエルが死ぬべきです」。
祭司たちはあなどっていた。供え物の机の下には秘密の入り口があらかじめ作られていて、いつもそこを通って中に入り、供え物を飲み食いしていたからである。
祭司たちが出て行ってしまうと、王はベルに食物を供えた。するとダニエルは従者たちに命じて灰を持って来させ、王だけが見ている前で神殿の中にくまなく灰をまいた。それから二人は外に出て戸を閉じ、王の指輪で封印をして立ち去った。
そして夜になると、いつもの習慣どおり、祭司たちは妻や子を連れてやって来て、供え物をすべて食べつくし、飲みつくしてしまった。

夜が明けるとすぐに王は来た。ダニエルもついていった。
王が「ダニエルよ、封印は破られてないか」と言うと、ダニエルは「王様、大丈夫です」と答えた。
戸が開けられるとすぐ、王は机の上に注目して、大声で叫んだ。「ベルよ、あなたは偉大な方です。あなたは決してあざむくことをなさいません」。
するとダニエルは笑って、王が中に入るのを引き止めて言った。「ほら、床をご覧ください。この足跡が誰のものであるか、ご判断くださいませ」。
王は言った。「これはたくさんの男と女、子供の足跡のようだ」。
王は激しく怒り、祭司たちを妻や子とともに捕えた。すると彼らは、いつも机の上の物を食べつくすために入っていた秘密の扉を王に見せた。
王は彼らを殺し、ベルをダニエルに引き渡したので、ダニエルはベルとその神殿を打ち壊してしまった。

さて、またここには一匹の龍がいて、カルデヤ人たちがあがめていた。
王はダニエルに言った。「まさか、この龍も生きた神ではないとは言えまい。龍の前にひれ伏して拝みなさい」。
ダニエルは言った。「主であるわたしの神だけを拝みます。このお方こそ生きた神だからです。
王様、しかしながらもしわたしに権限をお与えくださいましたら、この龍を剣も棒も使わずに殺してみせましょう」。王は言った。「お前に権限を与えよう」。
ダニエルは、ピッチと脂肪と毛髪をとって一緒に煮詰め、それで種の入らないパンを作り、龍の口に入れた。龍がそれを飲み込むと、体が張り裂けてしまった。そこでダニエルは言った。「ほら、君たちがあがめているものをご覧なさい」。

カルデヤ人たちはこれを聞くと、大いに腹を立て、団結して王への不満を訴えた。「王様はユダヤ人になってしまわれた。ベルを打ち壊し、龍を殺し、祭司たちを死刑にしてしまった」。
そして王のところに来て言った。「ダニエルをわたしたちに引き渡してください。でないと、あなたとその一家を殺しますよ」。
王は民が激しく迫ってくるのを見て、仕方なくダニエルを彼らの手に渡した。
そこで彼らはダニエルをししの穴に投げ込んだ。ダニエルは六日間ここにいた。
この穴の中には七頭のししがいて、ふだんは一日に人間の死体を二つと、羊二頭を与えられていたのだが、ししがダニエルを食べてしまうようにと、このときにはえさを与えないでおいた。

さて、ユダヤには預言者ハバククがいた。彼はスープを似て、裂いたパンを鉢に入れて、刈り入れをしている農民たちに持って行くために畑に行こうとしていた。
すると主の使いがハバククに行った。「お前のその食べ物をバビロンに運び、ししの穴の中にいるダニエルにやりなさい」。
ハバククは言った。「主よ、わたしはまだバビロンを見たこともありませんし、その穴も知りません」。
すると主の使いはハバククの頭のてっぺんをつかみ、髪の毛をつかんで引き上げ、ひと息吹くとハバククをバビロンのダニエルの穴の真上に下ろした。
ハバククは叫んだ。「ダニエル、ダニエル、神があなたに送ってくださった食べ物をとりなさい」。
そこでダニエルは言った。「神よ、あなたはわたしを忘れないでいてくださった。あなたを愛する者を、あなたは見捨てませんでした」。
ダニエルは立ち上がって食事をした。すると神の使いは、ハバククを自分の家に連れ戻した。

七日目に王はダニエルの死を悼むためにやってきた。穴のところに来て中をのぞくと、なんとダニエルがすわっていたのだ。
そこで、王は大声をあげて言った。「主なるダニエルの神、あなたは偉大なお方だ。あなたをおいて他に神はありません」。
王はダニエルを穴から引き上げ、かわりにダニエルを殺そうとたくらんだ者たちを投げ込んだ。すると彼らは、王の目の前でたちまち食いつくされてしまった。

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