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2024年4月26日(金) 通読(本日=エレ47-52,バル3,クル-43回 明日=ルカ7-8,1イミ22,クル-44回)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔57年モルモン経〕アルマ書 第29章
第29章
万人に悔改めを叫ぶアルマの切な願い。賢く万事を取り計いたもう神の御言葉。アルマ、その兄弟たちの成功を喜ぶ。

ああ私が天使になって私の心の願いを達することができたら善いものを。私の願いとは出て行って神のラッパのように地を震わせる声で話し、万民に悔改めをすすめることである。
まことに私は雷のような声で悔改めと贖いの計画とを万人に宣べ伝え、もはや全地の上に悲しみのないように悔い改めて私たちの神に立ち帰れと万人にすすめようと願う。
しかしごらん、私はただの人であるからこのように願うのさえも罪である。私は主が私に許したもうたことだけで満足しなくてはならないからである。
私は多過ぎる希望をもって正義の神の堅い取り極めを不満に思ってはならない。なぜならば、人が死を願うのにも生わ願うのにも神はこれに応じたまい、人心が救いを求めるのも亡びを求めるのも神はこれを許したもうと言うことを知っているからである。
善も悪も一切の人々の前にある。善と悪とを区別することのできない者はこれを責めることができない。しかし、善悪の区別を知る者は善を好むも悪を好むも生を好むも死を好むも、また喜びを好むも良心のとがめを好むも、各々その好むところに従って与えられれる。これもまた私は知っている。
私はこれらのことを知っているから、私は自分が任ぜられた務めをするほかは何も望むことはないはずである。
私は世界の隅々の人々にさえも道を伝えるためにどうして天使になりたいと望んでよかろうか。
ごらん、主はどこの国でもその国の人またはその国の言葉に通じている人に、知恵に於て違っていないかぎり、すなわち自分のみこころにかなう程度に於て神の道をその国民に宣べ伝えさせたもう。それであるから、主が正義と真理とにたがわず賢く万事を取り計いたもうことが明らかである。
私は主が私に下したもうた命令を悟り、これに誇りを感じている。私は自分に誇りを感ずるのではない。主が私に命じたもうたことを誇りに思うのである。すなわち、私は神の御手に使われて誰かを悔い改めさせられるかと思って誇りを感じまた喜ぶのである。
それで、もしも兄弟の中の多くが真心から悔い改めてその神である主に立ち帰るのを見るときには、私の全身全霊は喜びに満ちて、主が私のためになしたもうたこと、すなわち私の祈りを聞き届けて下さったことと、私に深い憐みの手を伸して下さったこととをその時思い起すのである。
私はまた私の先祖が束縛せられていたことを思い出す。私は主が私の先祖を奴隷の境涯から救い出して、これによって主の教会を立てたもうたことを確に知っている。アブラハム、イサク、ヤコブの神であって主なる神は、まことに私の先祖を奴隷の境涯から救いたもうた。
私は先祖が束縛されていたことをいつも覚えている。私の先祖をエジプト人の手から救いたもうたと同じ神はまた先祖を奴隷の状態からも救いたもうた。
この同じ神は私の先祖の中にその教会を立て、また聖い召しにより私をこの国の人々に道を宣べ伝える職に任命し、著しい成功を収めさせたもうた。それであるから、私は喜びに満ち溢れている。
私はただ私一人の成功を喜ぶだけではない、またニーファイの地へ行って帰って来た私の兄弟たちが収めた成功をもっと喜ぶのである。
私の兄弟たちは非常によく働いて多くの実を作った。それであるから兄弟たちの受ける報いはいかにも大きいではないか。
この兄弟たちの収めた成功のことを考えると、私は嬉しくてたまらないので、霊が肉体から離れるかと思うほど夢中に楽しい。
ねがわくは、この兄弟たちとその骨折りの果実である人々とが神の王国に席を占めて、再びその国から出て行くことなく、永遠に神を讃美することを許したまえ。ねがわくは神よ、私の捧げるこの祈りをききとどけたまえ。アーメン。

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