|
第29章 主の言葉と御業をあなどる者を戒めるモルモンの言葉。 ごらん、あなたたちによく言っておく。主がその言葉のようにこの記録を異邦人にわたしたもう時に、御父がイスラエル人が受け嗣ぎの地へ集められることについてかれらに立てたもうた誓約は、すでに事実となり始めたと言うことをあなたたちは知るであろう。
|
|
また聖い予言者たちが宣べた主の御言葉はみな必ず事実になると言うことも知るであろう。その時あなたたちは、主がイスラエル人に来ることを延したもうていると言えるわけがない。
|
|
また、すでに言われた予言を空しいと心の中に思うわけもない。主はイスラエルの家に属している自分の民に立てたもうた誓約を忘れずに、必ずこの誓約を果したもうからである。
|
|
あなたたちはこれらの予言があなたたち民の中で事実になり始めるのを見るとき、もはや主の御業を侮ってはならない。ごらん、主は主の正義の剣を右の手に持ちたまい、あなたたちがその日になってもしも主の御業を侮るならば、すぐにその剣をあなたたちの上に落したもうからである。
|
|
主の御業を侮る者は禍である。またキリストとその御業とを否定する者は禍である。
|
|
主が与えたもう啓示を否定して「主はもはや啓示と予言と聖霊の賜と異語を語ることと、病を医すことと、聖霊の能力とを用いたまわない」と言う者は禍である。
|
|
その時に、利益を得るために「イエス・キリストによって行なわれる奇跡のあるはずがない」と言う者は、キリストが仰せになったように憐みを受けることのできない「滅亡の子」のようになるから禍である。
|
|
またその時は、もはやユダヤ人やイスラエルの家のどの残りの子孫もあざけったり、侮ったりしてはならない。主はこれらの者に立てたもうた誓約を忘れずに、すべてかれらに誓いたもうたことを成し遂げたもうからである。
|
|
それであるから、あなたたちは主の右手をその左手に変えることができると思ってはならない。また主がすでにイスラエルの家に立てたもうた誓約を裁判をしてことごとく果したもうことを止められると思ってはならない。
|