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2024年4月16日(火) 通読(本日=サム下20-24,シラ21,アル1 明日=詩60-62,二マカ5,アル2)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔57年モルモン経〕ニーファイ第一書 第7章
第七章
リーハイの息子たち、再びエルサレムへ送り返される。イシマエルとその一家、リーハイの一隊に加わることを承諾する。不和。縄でしばられたニーファイ、信仰の力で自由となる。謀叛した兄弟たち悔い改める。

さて、ここに私があなたたちに知らせたいと思うことがある。私の父リーハイがその子孫について予言をしてしまった後、主は再び父に向って、父が妻と息子たちだけをつれて荒野へ行くのは、父リーハイにとってよろしくないから、その息子たちが約束の地へ行って主のために子供をもうけるため、かれらに妻を迎えるようにと仰せになった。
そしてまた主は父に、私ニーファイと兄弟たちがまたエルサレムの地へ戻ってイシマエルとその家族を荒野へつれてくるように命じたもうた。
それで私ニーファイは、また兄弟たちといっしょにエルサレムへ行くために荒野へ出て行った。
やがて私たちはイシマエルの家へ行ったが、イシマエルの気に入られたので私たちはそこで主の言葉をイシマエルに話した。
この時主はまことにイシマエルとその家族の心を和げたもうたので、かれらは私たちといっしょに荒野へ旅をして私たちの父の天幕へやってきた。
ところが荒野を旅する途中で、ごらん、レーマンとレミュエルとイシマエルの二人の娘と二人の息子およびこの二人の家族とは、私ニーファイとサームとまたイシマエルとその妻と、イシマエルのほかの三人の娘たちに叛いた
かれらはこうして私に叛いてエルサレムの地へ帰りたがった。
私ニーファイはかれらの心がかたくななのを悲しんで、まことにレーマンとレミュエルに向い「あなたたちは私の兄さんではないか。それなのに弟の私があなたたちをいさめて模範を示す必要があるほど、性質がかたくなで知恵が暗いのはどうしたわけか。
どうして主の言葉に聞き従わないか。
どうして主の使を見たことを忘れたか。
主が私たちをレーバンの手から救い出すに当ってなしたもうた大きな御業と、またあの歴史を私たちの手に入れさせて下さったことをどうして忘れたか。
人がもし主を信ずる信仰を表したならば、主は人のためにみこころのままに何でもできることを忘れたのはどうしたことか。そう言うわけであるから、私たちは主に忠誠を尽そうではないか。
もし私たちが主に忠誠を尽すならば、私たちは約束の地を手に入れるであろう。またあなたたちは、この後いつかエルサレムの破壊について主の宣うた言葉が必ず成就するのを知るであろう。主がエルサレムの破壊について宣うたすべてのことは、成就するにちがいないからである。
ごらん、エルサレムの民は予言者たちを受け入れずエレミヤを牢屋に入れ、また私の父の命を取ろうとして父をその土地から追い出したので主の「みたま」はじきにかれらを励ますことを止めたもう。
さあ、兄さんたちによく言っておく。もしも兄さんたちがエルサレムへ帰って行くなら、あなたたちもエルサレムの民といっしょに亡びてしまうのだ。さてもしも望みであるなら、エルサレムへ行け。しかし、そこへ行くならあなたたちもまた亡びてしまうと言う私の言葉を忘れるな。これはこのように主の「みたま」がぜひ私に言えと仰せになるから言うのである」と言った。
ところが私ニーファイが兄たちにこう言うと、兄たちは私に腹を立てて、ごらん、兄たちは非常に怒り私をつかまえて縄でしばった。それは私を荒野の中にすてておき猛獣に食わせて私の命を取ろうとするためであった。
しかし私は主に祈って言った「主よ願わくは、私が汝を信ずる信仰により、私を私の兄たちの手から救い出したまえ。まことに私がしばられているこの縄を断ち切る力を与えたまえ」と、
私がかように言い終ると、ごらん、縄が私の手足から解けた。そこで私は兄たちの前に立ってまたいさめた。
そうすると、兄たちはまた腹を立てて私をつかまえようとした。ところがごらん、イシマエルの娘の一人とその母と、イシマエルの息子の一人とが私の兄たちにとりなしをしてくれたから、兄たちはその心を和げて私の命をぜひとも取ろうとするのを止めた。
そして、兄たちは自分たちのした罪悪を後悔したから、私の前にひざまずいて私に向ってしたことを許してくれと乞いねがった。
私は兄たちのしたことを真心から許して、まことにかれらが主なるかれらの神に許したまえと祈るようにすすめた。そこで兄たちはその通りにして祈った。そして兄たちが主に祈り終ると、私たちはまた父の天幕を指して旅をつづけて行った。
ついに私たちは父の天幕にやってきた。そして私と私の兄たちとイシマエルの全家とが父の天幕へ着いてから、皆はまことに主なるかれらの神に感謝をし、また牲と燔祭とを捧げたのであった。

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