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2024年5月15日(水) 通読(本日=詩72-74,二マカ9,アル22 明日=箴5-6,ユディ11,アル23)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
列王紀上 第5章
[4:21]ソロモンはユフラテ川からペリシテびとの地と、エジプトの境に至るまでの諸国を治めたので、皆みつぎ物を携えてきて、ソロモンの一生のあいだ仕えた。
[4:22]さてソロモンの一日の食物は細かい麦粉三十コル、荒い麦粉六十コル、
[4:23]肥えた牛十頭、牧場の牛二十頭、羊百頭で、そのほかに雄じか、かもしか、こじか、および肥えた鳥があった。
[4:24]これはソロモンがユフラテ川の西の地方をテフサからガザまで、ことごとく治めたからである。すなわち彼はユフラテ川の西の諸王をことごとく治め、周囲至る所に平安を得た。
[4:25]ソロモンの一生の間、ユダとイスラエルはダンからベエルシバに至るまで、安らかにおのおの自分たちのぶどうの木の下と、いちじくの木の下に住んだ。
[4:26]ソロモンはまた戦車の馬の、うまや四千と、騎兵一万二千を持っていた。
[4:27]そしてそれらの代官たちはおのおの当番の月にソロモン王のため、およびすべてソロモン王の食卓に連なる者のために、食物を備えて欠けることのないようにした。
[4:28]また彼らはおのおのその割当にしたがって馬および早馬に食わせる大麦とわらを、その馬のいる所に持ってきた。
[4:29]神はソロモンに非常に多くの知恵と悟りを授け、また海べの砂原のように広い心を授けられた。
[4:30]ソロモンの知恵は東の人々の知恵とエジプトのすべての知恵にまさった。
[4:31]彼はすべての人よりも賢く、エズラびとエタンよりも、またマホルの子ヘマン、カルコル、ダルダよりも賢く、その名声は周囲のすべての国々に聞えた。
[4:32]彼はまた箴言三千を説いた。またその歌は一千五首あった。
[4:33]彼はまた草木のことを論じてレバノンの香柏から石がきにはえるヒソプにまで及んだ。彼はまた獣と鳥と這うものと魚のことを論じた。
[4:34]諸国の人々はソロモンの知恵を聞くためにきた。地の諸王はソロモンの知恵を聞いて人をつかわした。
[1]さてツロの王ヒラムは、ソロモンが油を注がれ、その父に代って、王となったのを聞いて、家来をソロモンにつかわした。ヒラムは常にダビデを愛したからである。
[2]そこでソロモンはヒラムに人をつかわして言った、
[3]「あなたの知られるとおり、父ダビデはその周囲にあった敵との戦いのゆえに、彼の神、主の名のために宮を建てることができず、主が彼らをその足の裏の下に置かれるのを待ちました。
[4]ところが今わが神、主はわたしに四方の太平を賜わって、敵もなく、災もなくなったので、
[5]主が父ダビデに『おまえに代って、おまえの位に、わたしがつかせるおまえの子、その人がわが名のために宮を建てるであろう』と言われたように、わが神、主の名のために宮を建てようと思います。
[6]それゆえ、あなたは命令を下して、レバノンの香柏をわたしのために切り出させてください。わたしのしもべたちをあなたのしもべたちと一緒に働かせます。またわたしはすべてあなたのおっしゃるとおり、あなたのしもべたちの賃銀をあなたに払います。あなたの知られるとおり、わたしたちのうちにはシドンびとのように木を切るに巧みな人がないからです」。
[7]ヒラムはソロモンの言葉を聞いて大いに喜び、「きょう、主はあがむべきかな。主はこのおびただしい民を治める賢い子をダビデに賜わった」と言った。
[8]そしてヒラムはソロモンに人をつかわして言った、「わたしはあなたが申しおくられたことを聞きました。香柏の材木と、いとすぎの材木については、すべてお望みのようにいたします。
[9]わたしのしもべどもにそれをレバノンから海に運びおろさせましょう。わたしはそれをいかだに組んで、海路、あなたの指示される場所まで送り、そこでそれをくずしましょう。あなたはそれを受け取ってください。また、あなたはわたしの家のために食物を供給して、わたしの望みをかなえてください」。
[10]こうしてヒラムはソロモンにすべて望みのように香柏の材木と、いとすぎの材木を与えた。
[11]またソロモンはヒラムにその家の食物として小麦二万コルを与え、またオリブをつぶして取った油二万コルを与えた。このようにソロモンは年々ヒラムに与えた。
[12]主は約束されたようにソロモンに知恵を賜わった。またヒラムとソロモンの間は平和であって、彼らふたりは条約を結んだ。
[13]ソロモン王はイスラエルの全地から強制的に労働者を徴募した。その徴募人員は三万人であった。
[14]ソロモンは彼らを一か月交代に一万人ずつレバノンにつかわした。すなわち一か月レバノンに、二か月家にあり、アドニラムは徴募の監督であった。
[15]ソロモンにはまた荷を負う者が七万人、山で石を切る者が八万人あった。
[16]ほかにソロモンには工事を監督する上役の官吏が三千三百人あって、工事に働く民を監督した。
[17]王は命じて大きい高価な石を切り出させ、切り石をもって宮の基をすえさせた。
[18]こうしてソロモンの建築者と、ヒラムの建築者およびゲバルびとは石を切り、材木と石とを宮を建てるために備えた。

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