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カレンダー・通読表

ばべるばいぶるで用いているカレンダーおよび通読表についてです。

  1. 通読表
     聖書全体を読んでいく計画を通読表といい、さまざまなものが考案されています。ばべるばいぶるではBible-Reading.com Home Pageの通読表を表示しています。


  2. 通読表の表示
     カレンダーのあとに、本日、明日という形で通読範囲を表示しています。リンクをクリックするとその範囲の最初の章を章モードで表示します。その後は適宜「次章→」ボタンなどで移動するなり、年と月を直接入力するなりしてください。
     「通読」というリンクは通読表をカレンダー形式で表示します。
    その時点での「聖書1」でサポートされていない書への引照は、リンクではなく普通の文字として表示します。


  3. この通読表の特徴(正典)
     364日で旧新約聖書全体を通読するものです。
     1年の計画は52 Week Bible Reading Planというページにあります。
    1. 月曜日……律法(モーセ五書)
    2. 火曜日……歴史(旧約聖書のヨシュ~エス)
    3. 水曜日……詩篇
    4. 木曜日……その他の詩歌
    5. 金曜日……預言書(黙示録を含む)
    6. 土曜日……福音書(使徒言行録を含む)
    7. 日曜日……手紙
    のように、曜日ごとに分野を決めて原則順序どおり読んでいくというスタイルです。旧新約聖書を1年で読もうというのですからかなりハードですが、小説を読むことを考えたらなんということはありません。スローペースで細かく精読していくスタイルもあろうかと思いますが、ばべるばいぶるでは全体を見通してハイペースで大ざっぱに読んでいくスタイルのものを採用しました。
     真理子はその日のぶんの朗読MP3ファイルをプレーヤーに入れて聞いています。分量が多い日もあれば短い日もあるので、1週間ぶんプレーヤーにストックしておいて、聞きとおせなかった日は翌日聞くとか、余力のあるときは1週間ぶん何回もくりかえすとか、いろいろ工夫しています。
     実際のカレンダーへの配当はBible Reading Calendarにあります。スタートが奇妙な日から始まっている(2010年は2009年12月14日から始まる)のは、この通読表が1996年1月1日から始まり、364日周期なので毎年1~2日ずつずれてきたという事情があります。
     なお、時差の関係でオリジナルサイトのToday's Reading(Daily Bible Reading)の表示する箇所と1日ずれることがありますがご容赦ください。冬では日本標準時と15時間の時差があるので日本時間で午前0時から午後3時までは1日ぶんずれます。オリジナルサイトの所在地は不明ですが、このことから察するに、アメリカだとすればコロラド、ニューメキシコ、モンタナ、ユタ、ワイオミングなど山岳部と思われます。


  4. 続編について(2011年まで)
     52 Week Bible Reading Planの通読表は続篇をサポートしていません。できあいの通読表で続篇をサポートしているものはほとんどないので、ここは真理子が勝手にでっちあげてしまいました。続篇の章数は合計181章で、2をかけると362。つまり2日に1ぺん続篇を読んで最後の1回だけお休みにすればちょうど本編の通読サイクルである364日に合うわけです。そういう考えで続篇をわりふりましたので、2日に1回は続篇も出てきます。続篇を読みたくない人は無視してください。なお、ここでいう続篇とは新共同訳に入っている続編です。ただしエス・ギの章の呼び方はばべるばいぶるの流儀にあわせました(→節番号)
     なお、この通読表は2011年12月11日をもって終了します。それ以降は次項のように改訂します。


  5. 旧新約以外の書について(2012年から)
     52 Week Bible Reading Planの通読表は続篇をサポートしていません。ましてやばべるばいぶるは、クルアーンやイミタチオやモルモン経まで扱っています。こんなものまで含めた通読計画なんて、世界中どこを探してもあるはずがありません。
     だいたい、当ばべるばいぶるをごらんの方は、「聖書は読みたいけど他の本は読みたくない」のが普通だと思います。そういう人に無理やりいろいろ呼んでもらうわけにもいきません。
     そこで、通読計画を次のような3コースに分けて、各人の好みにあわせてコースを取捨選択するという形にしました。
    1. Aコース……旧約聖書39書、新約聖書27書のみを、上記の52 Week Bible Reading Planの通読表にしたがって読むコースです。
    2. Bコース……外典(旧約聖書続編)およびイミタチオ(キリストにならいて)を読みます。
    3. Cコース……聖書から派生した聖典であるクルアーンとモルモン経を読むコースです。
    それぞれのコースがどのようになっているかは、次をご覧ください。


  6. Bコース(外典・イミタチオ)
     新共同訳では「旧約聖書続編」として15書(ダニエル書補遺の3書を別々に数える)をおさめていますが、LXX(ギリシア語訳旧約聖書)とヴルガタ(ラテン語訳聖書)にはそれ以外の書が6つあります。これらをとりあえず「外典」と呼ぶことにします。
     外典は全部で240章あるので、1日1章読むとしてもあと124日ぶん余ってしまいます。そこで、余ったぶんでイミタチオ(キリストにならいて)を読みます。詳しい説明はイミタチオをご覧ください。これが114章。
     すると10日ぶんあまるので、調整用として、ばべるばいぶるでは取り扱ってない旧新約偽典文書を選び、通読のためだけのテキストを作成してそれを読むことにします。いまのところの計画は次のとおりです(変更の可能性あり)。
    1. アリステアスの手紙(57ページ。3回)……LXX成立の縁起
    2. ヤコブ原福音書(ヤコ福。26ページ。2回)……マリア様の物語
    3. トマスによるイエスの幼児物語(幼児。16ページ。1回)……四福音書がほとんど伝えないイエス様の幼時のエピソード
    4. コリントの信徒への第3の手紙(3コリ。5ページ。1回)……別名「パウロとコリント人との往復書簡」
    5. パウロの黙示録(パウ黙。41ページ。3回)……パウロが伝える天国の様子
    これらの書物を、次のように各曜日に割り当てます。
    1. 月曜日……外典-文学1(詩歌、ソロモン詩編、エレミヤの手紙、マナセの祈り、エズ・ラ、ラオデキヤ、詩編151)。月曜日と金曜日で文学的作品を扱います。月曜日と金曜日の性格の違いは特にありません。割り振りの関係でごちゃごちゃしてますし、最後のほうの「エズ・ラ、ラオデキヤ」は、仕方なしにここに割り当てたものです。
    2. 火曜日……シラ書。別名「集会書」と呼ばれることわざ集。最終日は3コリを読みます。
    3. 水曜日……マカビー。マカビー(マカバイ)記を順繰りに読みます。1日1章ずつ読むと4章ぶんオーバーしてしまうので、最後4回分は木曜日に応援をしてもらいます。
    4. 木曜日……説話(トビト記、ユデト記、エス・ギ、パウロ黙示録、4マカ4回分)。前三者は説話的な本。後二者は説話とは言えませんが、割り振りの関係で持って来ました。
    5. 金曜日……文学2、イミタチオの応援。「文学2」としましたが、要するに月~木で扱ったものの残りです。最後のほうでは土日のイミタチオの応援にもわりあてます。
    6. 土曜日……イミタチオ1・2・4巻。4巻の一部は金曜日にまわしています。
    7. 日曜日……イミタチオ3巻。これも一部金曜日にまわしています。
    外典を月~金、イミタチオを土日に割り当てたのは、一般に外典が旧約的、イミタチオが新約的だからです。このあたりはAコース(正典)とのかねあいを考えました。ただし、月~金のジャンルは、できるだけAコース(正典)とかぶらないようにしました。同じようなものをその日のうちに読むのは退屈でしょうから。


  7. Cコース(クルアーン・モルモン経)
     聖書から派生した聖典として、イスラム教のクルアーン、モルモン教のモルモン経(けい)を読んでいきます。
     伝統的にクルアーンは30日あるいは60日で一巡する通読方式があるので、60日のものをさらに各々2等分すれば120日で読めます。この区切りは「真理子のおまけ」(口語訳聖書で出てきます)のクルアーンの本文内に示しました。【Reading-35】とあったら、そこが35回目の開始箇所です。
     120を52で割ると2あまり16。ですから年の前半36週は金曜日と土曜日、後半16週は木曜日も加えて読めばいいわけです。
     モルモン経は全部で245章あるので、52で割ると4あまり37。ですから年の前半36週は日~木曜日の5日間、後半16週は日~水曜日に読めば、244章読めます。あれ、1章たりないですね。そこで最終日だけがんばって2章ぶん読みます。
     目下のところ、モルモン経各文書のジャンルわけはしておりません。機械的に最初から順番に読みます。1年まわしてみて変更するかもしれません。


  8. カレンダー機能
     通読表がせっかくカレンダー形式になっているので、教会暦を表示させています。教会暦は二種類。上段はバッハ当時のルター派教会の教会暦に準拠しています(将来的にはバッハのカンタータの何番を聞きましょうというリンクも作りたいので)。下段(*印つき)は東方の教会暦として日本ハリストス正教会のものを表示しています。
     



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