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2024年4月23日(火) 通読(本日=王上1-4,シラ22,アル6 明日=詩63-65,二マカ6,アル7)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕シラ書〔集会の書〕 第22章
なまけ者は汚れた石のようなもの。落ちぶれると世間の物笑いの種。
なまけ者は牛のふんのようなもの。つまみあげればみんなが振り払う。
無学の息子を持てば父は恥をかき、娘が生まれれば財産を減らす。
思慮のある娘はよい夫に恵まれるが、恥をかかせる娘は父親の頭痛の種である。
生意気な女は父と夫に恥をかかせ、どちらからもはずかしめられる。
場違いの話は葬式の席で音楽をかけるようなもの。むちとしつけはどんなときでも知恵である。
〔りっぱな育てられ方をした子どもは自分の卑しい素性を隠すが、
世間のしきたりを無視する高慢でぶしつけな子どもは家名に泥を塗る。〕
愚か者を教育しようとする者は陶器のかけらをつなぎあわせるようなもの。また、ぐっすり眠っている者をたたきおこすようなもの。
愚か者に語るのは、うとうとしている者に話しかけるようなもの。話し終わっても、今なんて言ったのかと聞かれるだけ。
死者があったらあかりが消えたことを嘆け。愚か者があったらそいつが知性のあかりを消したことを嘆け。死者は陰府の安らぎについたのだからそう嘆かなくともよいが、愚か者が生きているのは、死んでしまうよりやっかいだ。
死者への喪の期間は七日であるが、神を敬わない者は一生嘆かれる。
思慮のない者と長話しをするな。悟りのない者のところへ出入りするな。〔そいつはものの道理がわからないから、お前を全く相手にしないだろう。〕こういう者には用心せよ。でないとひどい目にあうだろう。そいつが払い落とした汚れのとばっちりを受けないようにせよ。こういう者はできるだけ避けよ。そうすれば安心して眠ることができる。そいつのおかしな行動のために疲れることもない。
鉛よりも重いもの、その名は愚か者にほかならない。
悟りのない者よりは砂や塩や鉄のかたまりのほうがましだ。まだ運ぶのに楽だから。
建物にはめこまれた木材のつなぎ梁は、地震にあってもはずれない。深い思索に根ざした知性は、どんなことがあってもひるまない。
道理にかなった思考による知性は、なめらかな壁に彫った飾り模様のようなもの。
高い壁の上に並べられた小石は、(動物が侵入すると落ちて知らせてくれるが、)風が吹くと落ちてしまう。愚か者の考えにびくびくしているようでは、どんな恐怖にも耐えられない。
目を刺激すると涙が出てくる。心を刺激すると敏感になる。
石を投げれば鳥はおびえて逃げる。友に悪態をつけば友情はこわれる。
友に向かって刀を抜いても、まだやり直しはきくのだからあきらめるな。
友と口論になっても、まだ仲直りはできるのだから恐れるな。しかし、悪口、不遜、陰口、闇討ち、こういうことをすればどんな友でも去ってゆく。
貧乏な隣人の信用を得れば、彼に運気が向いてきたときに十分に助けてもらえる。逆境にある隣人に誠意をつくせば、彼の共同相続人にしてもらえるだろう。〔見かけで人を見くびってはならない。金持ちでも知性がなければいただけない。〕
かまどにほのおが燃え上がる前に煙が出てくるように、刃物によるけんかの前には口論があるものだ。
わたしは友をかばうことを恥じず、友をみすみす見捨てない。
ある者のおかげでわたしが災難にあったら、それを聞いた人はみなそいつを警戒するだろう。
だれがわたしの口に見張りを立て、わたしの唇に固い封印をしてくれるのか。口のためにしくじり、舌のために身をほろぼさないようにと。

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