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Reading-115[幽鬼の章。マッカ啓示 みんなを愛してくださる恵み深いおかた、主なる神の名によって] こう言いなさい。「わたしは是くのように啓示せられたり。一群の幽鬼、耳を側てて言う『われわれは驚嘆すべきクルアーンを聴けり
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それは正しい道に導くものである。われわれはこれを信じ、何者をもわたし主に配せないにちがいない
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われわれは信じる、かれは――崇高なるかなわたし主の稜威は――妻なくまた子なきことを
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われわれは信じる、われわれのうちの頑愚なる者は、主なる神についてもっとも荒誕なる言をなせることを
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まことにわれわれは、人間と幽鬼とは、決して主なる神について荒誕なる言を弄する者ではないと思ひたりき
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「まことに人間の或者は、幽鬼の或者に加護を求める。しかしかれらはこれによつてただ幽鬼の悪行を増長せしむるにすぎない
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そしてかれらもまたあなたがたと同じく、主なる神は何者をも甦らしむることなしと思へり
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、「われわれは天上に登らんとせり。しかしわれわれは、張大なる護衛と火箭とが、一天に満つるを見たり
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われわれ曾ては偸み聴くために天上の座席に坐するを常とせり。しかしいま偸み聴かんとする者は、かれを待ち構へたる火箭あるを見ん
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まことにわれわれは此事が地上に住む者に禍を加へんとするためなるか、将また主はこれによつてかれらを正しく導かんとするためなるかを知らない
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「われわれのうちには義しき者がいる、また然らない者がいる。われわれは道を異にする諸派に分る
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われわれは地上に於て主なる神を凌ぐこと能はない、また逃避してかれより免るること能はないを知れり
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われわれはクルアーンの智導を聴きてこれを信じたり。そしてその主を信じる者は、損失を恐れない、また迫害を恐れない
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われわれのうちには既に帰依者となれる者がいる、また悪事を行ふ者もある。帰依者となれる者は正しい道を邁往す
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そして悪事を行ふ者は、火の地獄の薪とならん』と」
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かれらもし正しい道を往かば、われ豊かに飲むべき水を与ヘ
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これによつてかれらを試みん。そしてその主の教えを忌避する者は、かれこれを極刑に逐ひやらん
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礼拝堂は専ら主なる神の有である。されば此中にて主なる神と共に何者をも拝するな
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主なる神の僕が礼拝のために起立せる時、かれらは息づまるまでかれに押寄せざりき
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こう言いなさい。「わたしはただ主なる神を拝し、何者をもかれに配せない」と
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こう言いなさい。「まことにわたしはあなたがたを害することを得ない、また益することも得ない」と
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こう言いなさい。「何者も主なる神に対してわたしを護る能はない、またわたしはかれの外に加護を求めるるところなし
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わたしが務めはただ主なる神の使命とそのの消息との伝えにある。そして主なる神、およびそのの使徒に背く者には地獄の火ある、かれら永久にその中に住まん」と
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かれらその約束せられたることを見るまで疑ふにちがいない。その時に及んでかれら初めて助力に於てもっとも弱く、人数に於てもっとも少なかりしはだれなるかを知らん
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こう言いなさい。「わたしはあなたがたに約束せられたることが近く来るか、将またわたし主はこれに遠き期限を定めたるかを知らない
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かれは目に見えないものを見る。しかし自分が選べる使徒の外には、だれにもその秘密を示さない
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そしてかれは護衛者に命じて使徒の前後に行かしむ」と
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これかれが果して使徒がその主の使命を伝えするや否やを知らんがためである。かれはかれらの有てるものを囲続し、万事を計算す
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