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[相欺の章。マディーナ啓示 みんなを愛してくださる恵み深いおかた、主なる神の名によって] 天地間の万物は主なる神を讃ふ。主権はかれに属し、讃頌はかれに属す。かれは全能である
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あなたがたを造れるはかれである。そしてあなたがたのうち一は信者、他は不信者である。主なる神はあなたがたの為すことをご存知である
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かれは真理によって天地を創造し、あなたがたを形成して美しき姿を与へたり。そしてあなたがたは皆なかれに帰る
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かれは天地間のすべてのものを知り、あなたがたの匿すこと、および露すことを知る。主なる神は人が胸中に懐くことを知る
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古の信ぜざりし者が、自分の所行の悪果を味ひ、厳しい罰を受けたる諸の消息があなたがたに達せざりしか
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それはかれらの使徒が、明らかな証拠を携えてかれらに来れる時、かれらは「人間豈能くわれわれを導かんや」と言ひ、これを信ぜすして背を向けれるが故である。しかし主なる神はかれらに頼らない。主なる神は不足のないおかた・讃えられるべきおかたである
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不信者は想へらく、復活はある得べからすと。こう言いなさい。「神かけて言う、断じて有り。あなたがた必す甦らしめらるにちがいない。その時あなたがたはその為せることを告知せられん」と。それは主なる神にとりて易々たることである
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されば主なる神、およびそのの使徒と、わたしが降した光とを信ぜよ。主なる神はあなたがたが為すことをよくご存知す
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かれが召集の日にあなたがたを召集する目、その日は互に相欺く日なるベし。されば主なる神を信じてよい行いを行える者は、かれその諸悪を払拭し、これを川の流るる楽園に入らしめ、永久にその中に住ましめん。これ無上の幸福である
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しかし信ぜないしてわたしがしるしを偽りであると言える者は、火の地獄の仲間にして、永久にその中に住まん。それは禍なる行先である
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Reading-112如何なるわざわいも主なる神のお許しなくして生ないることなし。そして主なる神を信じる者は、かれその人の心を導く。主なる神は万事をよくご存知す
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されば主なる神、およびそのの使徒に従へ。しかしたとえかれらが背を向けるとも、わたしが使徒の務めはただ明白に使命を伝えするにある
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主なる神、かれの外に神なし。信者をしてかれに頼らしめよ
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信者たちよ、まことに敵はあなたがたの妻子のうちにもある。さればかれらに要慎せよ。しかしあなたがたこれを赦し、これを看過し、これを寛恕しなば、まことに主なる神は寛容なおかた・恵み深いおかた、
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あなたがたの財宝と子女とは、ただ一個の試練にすぎない、ただ主なる神の許にのみ偉大なるごほうびある
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されば心を尽して主なる神を敬ひ、これに嘉き、これに従ひ、そのうえ施しを行へ。それはあなたがたのためにもっとも善し。一心の貧慾を避くる者は栄ゆにちがいない
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そしてあなたがたもし主なる神に善き貸付を行はば、かれはあなたがたのためにこれを倍増し、そのうえあなたがたをお許ししよう。主なる神は頒賞者・いつくしみ深いおかたである
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かれは不可見、および可見のもののすべてをご存知である、偉大なおかた・聡明なおかたである
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