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[星辰の章。マッカ啓示 みんなを愛してくださる恵み深いおかた、主なる神の名によって] 落ち行く星によつて誓ふ
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あなたがたの友は謬ることなく、惑はさるることなし
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かれは任意に発言するではない
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それは啓示せられたる啓示にほかならない
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偉力ある者がこれをかれに教へたるである
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それは明智ある者にして、その時至高の天際にあるて明かにその姿を現したり
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次でかれは次第に接近して降り来り
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隔たること僅に両弓、乃至それよりも近き処に達し
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その僕に向かって啓示を啓示せり
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かれの心は自分の見たることを謬らない
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然るにあなたがたは、かれが見たることについてかれと謬はんとするか
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そしてかれは更に他の時にかれを見たり
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それは境を劃するスィドラ樹の畔
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常住の楽園に近き処に於てである
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スィドラ樹がこれを覆えるものに覆はれたる時
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かれの目は偏視せないまた妄視せない
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かれは実にその主のしるしの至高なるものを視たるである
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あなたがたはアルラート、アルウッザー
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Reading-106また等三にマナートを念えるか
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あなたがたには男児あるて、かれには女児あるとするか
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まことに不公平なる分配なるかな
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これらは空しき名である。あなたがた、およびあなたがたの祖先が是く名づけたるのみ。主なる神は如何なる権威をもかれらに降さない。単なる忖度である。かれらはただ自分の好むところに従ふにすぎない。そしていまかれらの主よりの導きがかれらに来れり
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人はその希ふものを獲らるべきか
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否な、来世も現世も主なる神に属す
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天上には如何に天使多きことぞ。しかし主なる神が自分の欲し旦喜ぶ者にお許しを与へたる後ではないば、かれらのとりなしは毫も益することなし
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まことに来世を不信者は、女子の名を以て天使を呼ぶ
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しかしかれらはこれについて如何なち知識もなし。かれらはただ臆測に従ふのみ。まことに臆測は真理を如何ともするを得ない
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さればわたしが教えに面を背け、ただ現世の生活をのみ希ふ者より遠ざかれ
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これかれらの知識の総計である。まことにあなたの主はかれの道より迷ひ去る者をよくご存知し、また正しく導かるる者をよくご存知す
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天地間の万物は主なる神に属す。これかれが悪事を行える者にはそのの為せることに報い、よい行いを行える者には最良のものを以て報いんがためである
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これらは小過以外の諸の大罪と醜行とより遠ざかる。まことにあなたの主のいつくしみは広大である。かれは大地よりあなたがたを造れる時より、またあなたがたが母胎に潜める時より、あなたがたをよくご存知す。されば自分の純潔を矜るな。かれは神を畏れる者をよくご存知す
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あなたはかの背を向けれる者を見ないか
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かれは初め僅かに与へ、次で与ふることを停めたり
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かれは目に見えないことを知り、そのうえこれを見得るか
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かれはモーセの書に記されたること
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及びそのの約束に忠実であるしアブラハムのことを告げられざりしか
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重荷を負へち者は、他人の重荷を負ふを得ない
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人はただ自分の精進せることのみを獲べく
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その精進は途に現れ
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然る後にこれに対して存分に報いらるにちがいない
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あなたの主は万物の帰趨である
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笑はしめ、泣かしむるはかれである
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死なしめ生かしむるはかれである
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注がるる一涓滴より男女両性を造るはかれである
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再び創造するもかれの事である
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富ましめ有たしむるはかれである
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狼星の主はかれである
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古のアードを亡ぼし
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わたしサムードを亡ぼして、遺類なからしめたるはかれである
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かれら以前にノアの民を亡ぼせるもかれである。まことにかれらは不義と反逆とを極めたり
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またかれは顛覆せる諸都府を顛覆し
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これを蔽えるものがかれらを蔽ひたり。(かれはこれらのことを告げられざりしか)
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さらばあなたの主の恩恵のいづれについて異論を唱ふるか
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これは往古の諸警告者と同じき一警告者である
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近づく日は近づけり
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そして主なる神ではないば何者もこれを示すを得ない
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あなたがた此言を驚くか
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あなたがたは笑ひて泣かないか
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あなたがたは嬉戯するか
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むしろ主なる神に跪拝してかれに仕えよ
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