ばべるばいぶる(多言語聖書閲読)
HELP
フォント・背景色変更
ID:
パスワード



2024年4月24日(水) 通読(本日=詩63-65,二マカ6,アル7 明日=箴1,ユディ8,アル8)

●章表示 ●検索

聖書1:
聖書2:
ルビ: 節番号表示:
見出し表示 あり  なし


検索語:
聖書:
大小文字同一視
検索書名
同時表示聖書:
1ページに表示する候補数:
ルビ:
章モードしおり 現在の章をしおりに追加(最大20) クリア 並べ替え


節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳(工事中)〕クルアーン 第28章
[来歴章。マッカ啓示
みんなを愛してくださる恵み深いおかた、主なる神の名によって]
ター・スィーン・ミーム
これは明断なる経典の諸節である
わたしは信じる民のために、モーセ、およびパロの真実なる来歴をあなたに語らん
まことにパロその国に於て勢威隆んにして、その民を諸部に分ちたり。かれはかれらのうちの一部を虐げ、男児を殺して女子のみを残せり。まことにかれは暴虐者であるき
而してわたしは此国の虐げられたる者に恵みを与え、かれらを以て信者の亀鑑とし、かれらをして地を嗣がしめ
またかれらの勢力を此国に確立せしめ、パロ、およびハーマーンとそのの軍勢とに、そのかれらに対して恐れたることを目睹せしめんとせり

Reading-78われモーセの母に啓示して言う『かれに哺乳せよ。もしかれのために恐るべきこと起らば、これを河中に投ぜよ、決しで恐れそのうえ憂ふるな。われ必ないこれをあなたに還し、そのうえこれをわたしが使徒の一人たらしめん』と
パロの家人は、後日かれらの敵とである、また憂患の因となるべきかれを捨ひ上げたり。まことにパロ、およびハーマーンとそのの軍勢とは罪人であるき
而してパロの妻言う『これはわたしとあなたとの眼の歓びである。これを殺すな。後日かれはわれわれを益することもあるにちがいない。またこれをわれわれの養子とするも可ならん』と。これかれらが知らざりし故である

モーセの母の心は空虚となれり。わたしもしその心を堅固にして真個の信者たらしめざりせぱ、女は在りしことを吐露せしなるにちがいない
母、モーセの姉に向かって言う『かれの後を追へ』と。姉はかれらに暁られないして遠くよりこれを窺へり
われそのの以前にモーセをして乳母の乳を拒ましめたり。その時女来りて言う『われあなたがたのために此児を撫育する一家の人々を教へん、かれらは必ない此児に親切なるにちがいない』と
かくしてわたしはモーセをその母に還し、その目を歓喜に輝かしめ、その憂を去りて、主なる神の約束のその実なるを知らしめたり。しかしかれらの多くは此事を知らざりき

モーセ成年に達して雄健となるに及び、わたしは知恵と知識とをかれに与へたり。わたしは是くのようににしてよい行いを行ふ者に報ゆ
一日モーセ市民の注意する者なき時、市内に往きて相闘ふ両人あるを見たり。そのの一人はモーセの仲間にして、他は敵党の者であるしが、仲間の者かれを見て、その敵に対して加勢を求めしかば、モーセ即ち一拳を加えてこれを仆したり。かれ喟然として言う『これはサタンの業である。まことにかれは人を惑はす公然の敵である』と
かれ言う『主よ、わたしはわたし魂を害へり。しかしわたしを赦せ』と。而してかれはこれを赦せり。まことにかれは寛容なおかた・恵み深いおかたである
かれ言う『主よ、あなたはわたしに恵みを与えたり、さればわれ決して再び罪びとに左袒せないにちがいない』と

翌日かれ市内に在り、恐れを抱いて四顧せる時、見よ、昨日かれに援助を求めたる者が、また声をあげて援助を乞へり。モーセかれに向かって言う『まことにあなたは争ひを好む者である』と
かくてかれがかれら両人の敵を襲はんせし時、かれ言う『モーセよ、昨日あなたが人を殺せるように、わたしをもまた殺さんとするか。あなたは地上に於て専ら暴虐者たらんことを望み、和解者たることを欲せない者である』と
時に一ある人が、市の辺隅より走り来りて言う『モーセよ、まことに貴人等はあなたを殺さんと協議しつつある。されぜ直ちに立去れ。わたしはあなたの誠実なる助言者である』と
かくてかれは恐れて四顧しながら此処を去れり。かれ言う『主よ、不義の民よりわたしを救へ』と

モーセその面をミディアンに向けて言う『主はわたしを正しき道に導かん』と
而してかれミディアンの井泉に到れる時、かれは一群の民のそのの家畜に飲,みづか*}ふを見たり。而してかれはかれらの外に二人の女子がそのの羊群を停めて遠方に立てるを見たり。かれ言う『何事ぞや』と。女等言う『われわれは牧者等が帰り去れる後ならでは、われわれの羊群に{*飲ふことを得ない。それはわれわれの父が極めて年老いたればである』と
モーセ即ち女等のために羊群に飲ひ、然る後に樹蔭に退いて言う『主よ、わたしは切願す、まことに何にてもあれわたしに恩恵を与えよ』と

両女のうちの一人、羞を含みてかれに来りて言う『われわれのために羊群に飲,みづか*}ひたることのために、わたし父はあなたを{*召びて報いるところあらんとす』と。モーセ即ちかれに来り、己れの来歴をかれに語れり。かれ言う『恐るるな。あなたは既に不義の民より免れたり』と
女等の一人言う『わたし父よ、かれを雇へ。まことにあなたが雇ひ得る最上の者は、強壮にして誠実なる男子である』と
かれ言う『あなたもし八年わたしに雇はれなぱ、わたしは両女の一人をあなたと結婚せしむにちがいない。もし満期を十年としようと欲しなば、是亦あなたの意に任しよう。わたしは難きをあなたに求めない、主なる神がお望みなら、あなたはわたしが義しき者の一人なるを知らん』と
かれ言う『これわたしとあなたとの約束たるにちがいない。両期のいづれを満期とするともわたしを責むることな。主なる神はわれわれの言えることをご存知である』と

モーセ既に年期を了へ、家人と共に旅せる時、山の此方に火を認めたり。かれそのの家人に向かって言う『あなたがた此処に停まれ。まことにわたしは火を見たり。われかれ処よりあなたがたに消息を齎さん、または火把を持ち帰りてあなたがたを温めん』と
かれその処に到れる時、祝福せられたる谷間の河谿の右岸より樹間に声あるて言う『モーセよ、まことにわたしは世のすべての主主なる神である
あなたの杖を投げよ』と。かれその杖が蛇のように動くを見、踵を回して逃げ去り、また帰り来らざりき。(その時また声あるて言う)『モーセよ、恐れないして近く来れ。まことにあなたは安泰なる者の一人である
あなたの手を腋窩に入れよ。これを出だせば傷害なくして純白なるにちがいない。あなたが恐れて差し展べたる翼を牧めよ。これらはパロ、およびそのの貴人等に対するあなたの主よりの二しるしである。まことにかれらは造悪の民である』と

モーセ言う『主よ、まことにわたしは曾てかれらの一人を殺したり。さればわたしはかれらがわたしを殺さんことを恐る
またわたし兄アロンはわたしよりもその舌滑かなれば、わたしが証人となるためにかれを補佐としてわたしに遣はせ。まことにわたしはかれらがわたしをうそ者と呼ばんことを恐る』と
かれ言う『わたしはあなたの兄を以てあなたの腕を強くしよう。またわれあなたがた両人に権威を与ふるが故に、かれら決してあなたがたに敵し得ないにちがいない。わたしがしるしを(携えて往け)、あなたがた両人、およびあなたがたに従ふ者は必ない勝たん』と

モーセわたしが明らかなしるしを携えてかれらに来れる時、かれら言う『これは魔術の欺瞞にすぎない。われわれは古のわたしが祖先の間に此事あるしを聞かない』
モーセ言う『わたし主はかれよりの導きを齎し来る者を熟知し、また楽園の善果を獲べき者を熟知す。まことに不義者は決して栄えない』
パロ言う『貴人等よ、わたしはわたし以外にあなたがたに神あるを知らない。さらばハーマーンよ、わたしとして泥土を焼け、而してわたしとして高楼を建てよ。われこれに登りてモーセの神を見んと欲す。まことにわたしはかれを以てうそ者の一人となす』と
かくてかれ、およびかれの軍勢は、地上に於て妄りにみないから大であるとし、決してわたしに帰らしめらるる如きことなしと思へり
さればわたしはかれ、およびかれの軍勢を捕へ、悉くこれを海に投じたり。見よ、不義者の末路が如何なるものであるしかを
わたしはかれらを以て入を火の地獄に招ぐ者の典型となせり。而して復活の日にかれらは救いせられざらん
わたしは現世に於ても呪咀を以てかれらを追求せり。而して復活の日にかれらは唾棄せられん

まことにわたしは古の諸世代を亡ぼせる後、人間への明らかな教えとして、また導き、およびいつくしみとして、モーぜに経典を与へたり。恐らくかれらこれによつて教へらるるところあらん
われモーセに命令を降した時、あなたは遠隔の地にあるてシナイ山の西側に居らない、まだ目撃者の一人にも非ざりき
しかしわたしは(モーセの後に)諸世代を挙げ、かれらのためにそのの生命を永くせり。あなたはまたミディアンの民の間に住みて、わたしがしるしをかれらに唱えることもなかりき。しかしわたしはわたしが使徒を遣はせり
あなたはまたわれモーセを喚べる時、シナイ山の此方に居らざりき。しかしあなたがあなた以前に未だ曾て一警告者も来らざりし民に警告を与へ、以てかれらを反省せしめんとするは、これあなため主のいつくしみによる
それはかれらの手が予め送れるもののために、わざわいかれらを襲ふ時、かれらをして是く言はしめざらんがためである『主よ、何故にあなたは使徒をわれわれに遣はさざりしか。われわれはあなたのしるしを信じ、信者のうちに加はりしものを!』と
しかしわたしよりの真理がかれらに至れる時、かれら是く言えり『何故に曾てモーぜに賜はりしものと同じきものがかれに賜はらないか』と。何たる言ぞ、かれらは以前にもモーセに賜はりしものを信ぜざりしではないや。かれら言う『これ互に相輔くる魔術である』と。かれらまた言う『われわれは総てを信ぜない』と
言え『あなたがたの言真実ならば、両者に優りて導きたるべき経典を主なる神の許より齎し来れ。然らばわたしはこれに従はん』と
かれらもしあなたに応ふる能はないば、かれらはただ己れの私欲に従ふ者にすぎないことを知れ。主なる神の導きなく、ただ己れの私欲に従ふよりも甚だしき迷妄あるか。まことに主なる神は不義の民を導かない

Reading-79いまわたしはわたし言を御等に達せしめたり。かれら恐らく教へらるるところあらん
われクルアーン以前に経典を与へたる者はこれを信じる
そのかれらに向かって唱えらるるや、かれら即ち言う『われわれはわれわれの主よりの真理としてこれを信じる。まことにわれわれはそのの至る以前に既に帰依者であるしである』と
かれらは能く耐え忍び、善を以て悪を斥け、わたしが賜えるものにて施しを行ふが故に、そののごほうびは倍増せられるにちがいない
かれら空しき議論を聴けば、踵を回して去りて言う『われわれにはわれわれの事ある、あなたがたにはあなたがたの事ある。さらば平安あなたがたの上にあれ。われわれは愚か者を求めない』と

まことにあなたは己れの好む者を導くことを得ない。しかし主なる神は己れの望む者を導く。それはかれは導かるる者を熟知するが故である
かれら言う『われわれもしこの導きに従はば、われわれは国外に逐はるるに至らん』と。わたしはかれらのために安全なる聖域を確立し、わたしよりの食べ物として各種の美果を此地に輸送せしむるではないや。しかしかれらの多くはこれを知らない

わたしは如何に多くの栄華を誇れる都府を亡ぼせることぞ。これらはかれらの居住地であるしが、かれらの後には殆ど住む者もなし。それはわれその等の都府の相続者となれるが故である
しかしあなたの主は、予めその国の首都に使徒を遣はし、わたしがしるしをかれらに唱えしめたる後ならでは、決して如何なる都府をも亡ぼせることなし。またその民が不義を行えるではないば、わたしは如何なる都府をも亡ぼせることなし
いまあなたがたに与へらるるものは現世の生命を繋ぐ食べ物とそのの装飾とにすぎない。しかし主なる神の許にあるものこそ、更に善美にして永久なるものなれ。あなたがた尚ほ暁らないか

われ善き約束を与へ、その約束が必ない実現せらるべき者と、現世の生活を楽しましむるも、復活の日に必ない糾弾せらるべき者とを同一視し得るか
その日かれはかれらを喚んで言はん『あなたがたがわたしに配せる神々はいま何処にあるや』と
当に罰を受くべき者は答えん『主よ、これらはわれわれが誘惑せる者どもである。われわれは己れが誘惑せられしようにかれらをも誘惑せり。しかしわれわれはあなたに対しては罪なし。かれらは決してわれわれを拝せるではない』と
また是く言はれん『あなたがたが主なる神に配せる神々を喚べ』と。かれらはかれらを喚べとも、かれらは応へない、かれらはただ罰を見るのみならん。吁、かれらもし正しく導かれたりせば!
その日主はかれらを呼びて日はん。『あなたがた如何なる返答をわたしが使徒に与へたるか』と
その日すべての消息は紛糾を極め、そのうえかれらは互に相訊ぬることを許されない

しかしざんげし帰信してよい行いを行ふ者は、栄え者のうちに加へられん
あなたの主は己れの望むものを創造し、そのうえ自由に選択す。しかし選択はかれらの能くするところではない。主なる神を讃えよ、かれは高くかれらがかれのかわりにする者の上に超在す
而してあなたの主は、かれらが胸中に匿すことを知り、またかれらが露すことを知る

かれは主なる神である。かれの外に神なし。現世、および来世のすべての讃頌はかれに属し、審判はかれの掌るところである。而してあなたがたはかれに帰らしめらる

言え『あなたがた思えるか、主なる神もし復活の日まで不断に暗夜を連続せしむるとすれば、光を、あなたがたに齎す者は、主なる神ではないして果してだれぞ。あなたがた尚ほ聴かないか』と
言え『あなたがた思えるか、主なる神もし復活の日まで不断に白昼を永続せしむるとすれば、休息すべき夜をあなたがたに齎す者は、主なる神ではないして果してだれぞ。あなたがた尚ほ見ないか』と
かれはそののいつくしみを与えてあなたがたのために昼夜を造り、あなたがたを休息せしめ、またかれの恩恵を求めしむ。あなたがた恐らく感謝しよう

その日かれはかれらを呼びて問はん『あなたがたがわたしが別の神とせる者はいま何処にあるや』と
而してわれすべての民より一人の証人を挙げて言はん『あなたがたの証拠を示せ』と。その時かれらは真理が主なる神のものなるを知らん。而してかれらがでっちあげたせる神々はかれらを捨てて去らん

まことにカールーンはモーセの民の一人であるしが、その民に対して暴慢であるき。わたしは夥しき財宝をかれに与へ、その宝庫の鍵は一群の強壮なる男子もあたかもそのうえ荷ひ難きほどであるき。その民かれに向かって言う『勝ち誇るな、主なる神は勝ち誇る者を喜ばない
主なる神があなたに賜えるものにて来世の安居を求めよ。現世にてのあなたの務めを閑却するな。主なる神があなたによい行いを行えるように、あなたも他人によい行いを行へ。地上に悪を作すな。主なる神は断じて罪びとを喜ばない』と
かれ言う『わたしがこれを与へられたるは、専らわたしが知識のためである』と。かれは主なる神が、かれ以前に於てかれよりも有力に、またかれよりも多く富を積める者を亡ぼせることを知らざりしか。しかし罪人はかれらの罪悪について問はるることなし

カールーン美々しく飾りてその民の間に出で往きたり。現世の生活を希える者は言う『ああ、われわれにもカールーンに賜はりし如きものが賜はりなば!まことにかれこそれは偉大なる幸運者なれ』と
しかし知識を与へられたる者は言う『禍なるかなあなたがたは、信じてよい行いを行ふ者には、主なる神のごほうびこそ最良なれ。しかしただ能く忍ぶ者のみこれを受けよう』と
かくてわたしはかれ、およびかれの邸宅を地中に埋没し去れり。かれにはかれを助けて主なる神に抗する軍勢もなく、またかれは己れを護り得る者にも非ざりき
前日までかれの地位を羨望せる者言う『ああ主なる神は己れの望む僕等に食べ物を賜ひ、或者にはこれを増し、或者にはこれを減するである。もし主なる神の恵みなかりせば、われわれも必ない地中に埋渡せられしなるにちがいない。ああ、不信者は決して栄えない』と

かの来世の住みかは、われこれを地上に於てみないから矜ることを求めない、また悪事を行はんとせない者に与ふにちがいない。善果は神を畏れる者に帰す
而してよい行いを行ふ者は過分のごほうびを受くるも、悪事を行ふ者は唯ぞ応分の報償を受く
まことにクルアーンをあなたに裁可せるかれは、必ないあなたを復帰すべき処に復帰せしむにちがいない。言え『わたし主は智導を齎す者はだれなるか、明かに迷える者はだれなるかを熟知す』と
経典があなたに降さるにちがいないとは、あなたが予想だもせざりし所にして、偏へにあなたの主よりのいつくしみによる。されば断じて不信者の左袒者となってはならない
主なる神のしるし既にあなたに降されたる後、かれらをしてあなたをこれに背かしむるが如きことあるな。人々をあなたの主に招げ。神々をかれのかわりにする者の一人となってはならない
主なる神と共に如何なる神をも喚ぶな。かれの外に神なし。かれを除きて万物は皆な消滅す。審判の日はかれの掌るところにして、あなたがたはかれに帰るである


このページのURL
http://www.babelbible.net/bible/bible.cgi?bible0=col&book=qur&chapter=28&mode=0