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2024年4月17日(水) 通読(本日=詩60-62,二マカ5,アル2 明日=ヨブ41-42,ユディ7,アル3)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔57年モルモン経〕モーサヤ書 第23章
ノア王のため荒野へ追い払われたアルマと主の聖徒らの記録。第廿三章、第廿四章。
第二十三章
アルマ、王になることをことわる。ヒーラの地レーマン人に占領される。ノア王の悪い祭司の頭アミュロン、レーマン人の王に属して司となる。

アルマは、ノア王の軍勢が自分と聖徒らを捕えにくると主から知らせを受けたのでこれを自分の民に知らせたから、民はその家畜を集め何ほどかの穀物を持ちノア王の軍を避けて荒野へ立ちのいた。
主はノア王の軍が追いついてかれらを亡ぼさないように力を貸したもうた。
それで、かれらは荒野へのがれてから八日の間旅をしたところ、
清水があって非常に景色の美しい楽しい土地へ着き、
天幕を張って土地を耕し家屋などを建てはじめ、本当に努力をして働いた。
ここでアルマはその民から愛せられたので、民はアルマに王になってほしいと思ったが、
アルマはかれらに答えて言った「私たちに王がある必要はない。主の御言葉に『汝らはこの人をかの人よりも優れりと思うべからず。この人は自らかの人に優れりと思うべからず』とある。それであるから、私はあなたたちに王がある必要はないと言うのである。
しかしながら、あなたたちがもしも正しい人をいつも王にいただくことができるならば、王のあるのもよいであろう。
しかし、ノア王とその祭司らが行った罪悪を忘れるな。私自身もそのわなにかかって主の目から見て憎らしい多くの行いをしたから、その後自分からひどく悔い改めをした。
しかし、私がひどく苦しんでから主は私の歎願をきき入れたもうて、私の祈りにこたえ、私を使ってこのように数多いあなたたちに主の真理を知らせたもうた。
さりながら、私はこれを誇りに思う者ではない。私は自分から誇るに足らぬ者であるからである。
いまは私はあなたたちに言う。あなたたちはノア王にしいたげられ、王とその祭司たちとに奴隷にされ、かれらのために罪の淵に沈められた。従ってあなたたちは罪悪の縄でしばられたのである。
今やあなたたちは、神の能力によってその縄目すなわちノア王とその民の支配と罪悪の縄目から救われた。それであるからあなたたちは自分たちを自由にしてくれたこの自由の道を固く守り、だれであってもその人を信じて王にしないようにしてほしい。
まただれであっても神の心にかない神の道を歩み神の命令を守る者でなければ、その人を信じて教師または教会の指導者にしないようにしてほしい」と。
アルマはまた人は自分自身を愛するように隣人を愛さなくてはならぬことと、民の間に争いがあってはならぬこととをその兄弟たちに教えた。
そしてかれらの教会の創立者であったから、その大祭司となった。
さて教えを説きまた道を教える権能がある者は、アルマの手を経て神からその権能を受けた者以外にはなかったので、祭司らと教師らはみな聖められたが、正しい人でなくては何人も聖められなかった。
それであるから、祭司らと教師らはその民を見護り正しさに関わる教訓を与えて民を養った。
その中にかれらは次第にこの地で大いに栄え、その所をヒーラムと呼んだ。
民はヒーラムの地で速かにふえて非常に栄え、ヒーラム市と言う都市を立てた。
しかしながら、聖徒を懲しめその忍耐と信仰とを試したもうは主のみこころにかなうことである。
さりがなら、主に頼って信仰する者は終りの日に高く挙げられるはずの者であるから、アルマとその民も主の懲しめと試しとを受けた。
ごらん、私はかれらが奴隷にされたことと、かれらの神である主すなわちアブラハム、イサク、ヤコブの神のほかにはかれらを救った者がなかったこととをあなたたちに示そう。
神は本当にかれらを救ってその大能を現わしたもうたから、かれらは非常に喜んだ。
ごらん、アルマとその民がヒーラムの地にあるヒーラム市に住んでいたころ、そのまわりの土地を耕していた時にレーマン人の一軍が国境に現われた。
そこでアルマの兄弟たちは、自分らの畑から逃げてヒーラム市の中に集まり、レーマン人が現われたために非常に恐ろしがった。
しかし、アルマは出て行って兄弟たちの中に立ち、恐ろしがらずに自分たちの主なる神を心に思って神に頼め、そうすれば神は助けたもうとかれらに勧めたので、
兄弟たちはその恐れを鎮め、レーマン人が自分たちと妻子を殺さないようにレーマン人の心を和げたまえと主に祈りを捧げた。
すると、主はレーマン人の心を本当に和げたもうた。そこでアルマとその兄弟たちはいっしょに出て行ってレーマン人に降伏をしたから、レーマン人はヒーラムの地を占領した。
さて、レーマン人のこの軍隊はリムハイ王のあとを追いかけた者であって、久しい間荒野の中をさまよっていたが、
とうとう、アミュロンと言う所でノア王の祭司たちを見つけた。アミョロンとはノア王の祭司たちが名づけた名前である。その時祭司たちはすでにアミュロンの地に住んで土地を耕していた。
そして祭司たちの頭はその名をアミュロンと言ったが、
かれはひたすらレーマン人に命を助けてくれるように願い、もとはレーマン人の娘であって今自分らの妻になっている女たちをつかわして、その夫である自分たちを殺さないよう、同胞であるレーマン人に歎願をさせた。
そこでレーマン人はアミュロンとその兄弟たちを憐み、その妻たちに免じてかれらを殺さなかった。
このようにしてアミュロンとその兄弟たちはレーマン人に加わり、ニーファイの地を探ろうとして荒野を旅している時にアルマとその兄弟たちが住んでいたヒーラムの地を見つけたのであった。
ここでレーマン人は、もしもアルマとその兄弟たちがニーファイの地へ行く道を自分たちに教えてくれるならば、命を助けて自由を許してやると約束をした。
ところがアルマがニーファイの地へ行く道を教えてやった後も、レーマン人はその約束を守らず、かえってアルマとその兄弟たちを束縛するためにヒーラムの地のまわりに番兵を置き、
のこりの兵はニーファイの地へ行ったけれども、その一部はヒーラムの地にのこっていた番兵の妻子をつれてまたヒーラムの地へ戻ってきた。
レーマン人の王は、ヒーラムの地に居るレーマン人の王となり司となることをアミュロンに許したけれども、アミュロンはレーマン人の王のこころに背いて事を行う権力はもっていなかった。

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