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第7章 モルモン、レーマン人にかれらはイスラエルの家の子孫であると言う。かれらが救われるよう戒めを与える。 命が助かったこの民の残りの者に少々話したいことがある。それは神が私の言葉をこれに伝えてその先祖のことを知らせたもうことがあるかも知れぬと思うからである。まことに、イスラエルの家の残りの者よ、よく言っておく。私の告げることは次の通りである。
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あなたたちは自分がイスラエルの家に属していることを知れ。
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悔い改めなくてはならぬことと、悔い改めなければ救われないこととを知れ。
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自分の武器を捨てて、人の血を流すことを再び楽しみとしないことと、神の命令が下らなければ再び武器をとってはならないこととを知れ。
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その先祖のことを知り、自分の罪と悪事とをことごとく悔い改めて、イエス・キリストが神の御子であることを信じ、ユダヤ人に殺されたもうたが御父の能力によってよみがえるによって、墓に勝ちたもうたことを信じなくてはならない。この事もよく知れ。イエス・キリストによって死の苦しみは去り、
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またイエス・キリストによって死者の復活は来る。この復活によって人はよみがえりその後キリストの法廷に出なくてはならない。
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キリストは世の人を贖いたもうたから、その贖いによって裁判の日にキリストの御前に出て罪無しとされる者は神の王国に於て神と共に住み、また天の唱歌隊に加わって絶え間ない讃美の歌を一つの神会を成したもう御父と御子と聖霊とに唱い奉り、永遠に尽きない幸福の境涯に居ることができる。
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それであるから、悔い改めてイエスの御名によってバプテスマを受け、またキリストの福音を心に捕えよ。福音はこの経典に記されてあなたたちに伝わるだけでなく、ユダヤ人から異邦人に伝わり、異邦人からあなたたちに伝わって行く書物にも記されてある。
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この経典を書き記したのはユダヤ人から伝わるあの書物をあなたたちに信じさせるためである。もしあなたたちがその書物を信ずるならばこの経典も信ずるにちがいない。もしこの経典を信ずるならば、あなたたちの先祖のこと、また神の権能と力とによって先祖の間になされた驚嘆すべき業のことを知り、
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またあなたたちはヤコブの子孫の残りの者であるから、最初の誓約にあづかる民の中に数えられることも知るようになる。その時あなたたちがもしキリストを信じ、私たちの救い主の模範に従って、その命令通りまず水のバプテスマを受け次に火と聖霊とによるバプテスマを受けるならば、裁判の日に必ずさいわいを受けるであろう。アーメン。
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