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2024年3月29日(金) 通読(本日=エレ27-31,知18,クル-35回 明日=マコ15-16,1イミ18,クル-36回)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔57年モルモン経〕ジェロム書 第1章
ジェロム書
イノスの息子、ジェロムがこれを記録する。ニーファイ人が主に仕えて栄えること。

ごらん、私ジェロムは私の父イノスの命令により私たちの系図を書き継いで伝えるために、ここに少しの言葉を書き記す。
これらの版は小さい版であるが、私たちの兄弟であるレーマン人のためを思って書くのであるから、ここにわずかばかりであるが書く必要がある。私は自分の予言したいろいろなことも、私の受けたいろいろな啓示も書き記さない。私の先祖がすでに書いた予言や啓示のほかに、まだ私の書けることがあるだろうか。私の先祖はすでに救いの計画を示したではないか。まことにその通りであるから私はこれで十分である。
ごらん、この民はその性質がかたくなで耳が聞こえず心が暗く意地が強いから、その中で力一ぱいに働く必要がある。それでも神は非常にかれらを憐んで、まだ地上から掃き出しておしまいにはならない。
この民の全部がかたくなであるわけではなく、その中に多くの啓示を受ける人も多く居る。そして、かたくなでなくて信仰のある人々はみな信仰に応じて物事を示すお方である聖霊と交ることができる。
さて、ごらん、すでに二百年過ぎてニーファイの民はこの土地で強くなった。かれらはモーセの律法を守り、また安息日を主の聖日として守り、神の御名をみだりに口にせず、神を汚すことをしなかった。そして、その国法はきわめて厳重であった。
ニーファイ人も、またレーマン人も地上に広く散在していたが、レーマン人の数はニーファイ人の数よりもはるかに多く、かれらは生き物を殺すことを好みよく獣の血を飲んだ。
そしてたびたび私たちニーファイ人と戦うために攻めてきたが、私たちの王たちと司たちは主を厚く信ずる人々であって民に主の道を教えていたから、私たちはレーマン人を防いでこれを私たちの国から追いはらい、都市やそのほか私たちが手に入れた所はみな防備を堅くすることに取りかかった。
私たちの民は人口が非常に増してこの土地の方々へひろがって行き、金、銀、貴重な物、木細工、建物、機械、鉄、銅、真鍮、鋼などを豊かに持ち、耕作に必要ないろいろな道具や武器すなわち鋭いやじりの矢、えびら、投げ矢、投げ槍などを造って戦いの準備を十分にした。
私たちがこのようにレーマン人に対して防備をしたから、かれらは私たちに対して栄えず、かえって主が私たちの先祖に立てたもうた「汝らわが命令に従わばこの地に栄ゆべし」と言う誓約が本当に証拠立てられた。
主の予言者たちは神の言葉をもってニーファイの民に警告し、もしもかれらが神の命令を守らないで罪悪を犯すならば地上から亡び失せてしまうぞと言った。
それであるから、予言者たちも祭司たちも教師たちもみな熱心に働いて、民に勤勉に働くよう根気強く勧め、モーセの律法とその律法を定めた目的とをこれに教え、またメシヤを待ち望んでちょうどメシヤがすでに来りたもうているかのようにその降臨したもうことを信ぜよと説きすすめた。かれらはみなこのように民に教えたのであった。
このように、かれらは民が悔い改めるまで道の言葉をもってたえず民の心を刺激して励ましたから、民がこの地の上から亡び去らないようにすることができた。
そして二百三十八年経ったが、その間の多くの年月は戦争と不和と紛争のうちに暮れて行った。
私ジェロムは、この版が小さいからこれ以上書き記さない。しかし私の兄弟たちよ、あなたたちはニーファイのほかの版を見るがよい。私たちの戦争の記事は代々の王が自分で書き、または人に書かせた通りその版にのっているからである。
私は、私の先祖の命令に従いこの版を保存して代々書き伝えさせるために、この版を私の息子オムナイに渡す。

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