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2024年4月19日(金) 通読(本日=エレ42-46,バル2,クル-41回 明日=ルカ5-6,1イミ21,クル-42回)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕エズラ記(ラテン語) 第6章
すると天使はわたしに言った。「地が創られた当初、天国へのこの世の門が建てられる前、集められた風がまだ吹かず
雷鳴がまだとどろかず、稲妻がまだひらめかず、天国の基礎がまだ固められていなかった時、
美しい花がまだ見られず、天体の運行の力がまだしっかりせず、数知れない天使の軍勢がまだそろっていなかった時、
天の高いところがまだひき上げられず、天が区分されず名付けられず、シオンがまだ神の足台とされていなかった時、
今の年月がまだ数えられず、今罪を犯している者のたくらみがまだ退けられず、信仰の宝を積む者が、まだしるしを受けていなかった時、
わたしはすでにこれらすべてのことを考えていた。これらのことはわたしだけで造ったのであり、他のだれでもない。同様に終末もわたしによって到来されるのであり、他のだれでもないのだ」。

そこでわたしは答えた。「時はどのように区分されるのでしょう。初めの時はいつ終わり、その次の時はいつ始まるのでしょう」。
天使は言った。「アブラハムからアブラハムまでである。つまリアブラハムからヤコブとエサウが生まれたが、ヤコブの手は初めからエサウのかかとをつかんでいた。
エサウはこの世の終わり、そして次の世の始めはヤコブである。
なぜならかかとは人の終わりであり、手は人の始まりだからだ。エズラよ、かかとと手の間に別のものを求めてはならない」。

わたしは答えた。「おお統治者である主よ、もしわたしがお許しいただけるのでしたら、
先日の夜、一部をお示し下さったあなたのしるしの最後のところを、どうかこのしもべに示してください」。
すると天使は答えた。「足を踏みしめて立ちなさい。すると鳴り響く声を聞くだろう。
その声が語る時、たとえあなたの立つ地が激しく揺れても、恐れてはならない。
それは終末に関する言葉だからだ。そして大地の基礎は、
それが自分にかかわる言葉だと知って、おそれおののくだろう。なぜなら大地の基礎は、自らが終末に際して変わるべきことを知っているからだ」。
これを聞くとわたしは足を踏みしめて立ち上がり、耳を傾けた。すると語る声がした。その音は大水のどよめきのようであった。
その声は言った。「ほら、このような日が来る。わたしが地上に住む人を訪れるために近づこうとする時が、
また不正をもって不当に害をなした者をわたしが追及する時が、またシオンの屈辱の満ちる時が、
そして過ぎ去ろうとしている世が封印される時が。この時わたしは次のしるしを示そう。すなわち書物が大空の前で開かれ、すべての者が同時にそれを見るだろう。
一歳の赤ん坊が自分の声で語り、妊婦は三ヶ月か四ヶ月の未熟児を産むが、その子たちは生きて元気に跳ね回るだろう。
種のまかれた土地は突然まかれぬ地となり、満たされた倉はたちまち空っぽとなるだろう。
そしてラッパが高らかに鳴り響き、すべての人がそれを聞いてたちまち色を失うだろう。
その時には友は友と敵のように戦い、地はそこに住む者たちと共に恐れおののき、湧き水は止まって三時間も流れないだろう。
わたしが予告したこのような出来事がすべて終わった後まで生き残った者はみな救われ、わたしの救いと世の終わりとを見るだろう。
そして生まれてから死を味わうことなく天に迎えられた人々が現われるだろう。そして世に住む人々は心をいれかえ、回心するだろう。
悪は拭い去られ、悪だくみは消え失せるだろう。
さらに信仰が花開き、腐敗は克服され、あれほど長い間実を結ばなかった真理が明らかになるだろう」。

天使が語っていた時、わたしが立っていた場所が次第に動き始めたではないか。
すると天使は言った。「今夜、わたしが来てあなたに示そうとしたことはこのことだ。
だからもしあなたが再び祈り、再び七日間の断食をするならば、今度は昼間にもっと大きなことを告げよう。
なぜならあなたの声が、いと高きお方にたしかに聞こえたからである。すなわち全能者はあなたの正義をごらんになり、若い時から持ち続けたあなたのまじめさを認められたのである。
だからいと高きお方は、わたしを遣わして、これらのことをみなあなたに示し、また次のように告げたのである。『確信をもて。恐れるな。
すんでしまった時のことについて虚しい思索にふけってはならない。それは終わりの時にあわてないためである』」。

その後、わたしは再び涙を流し、同じように七日間断食をした。それは命ぜられたとおり、三週間の断食を満たすためであった。
そして八日目の夜、わたしはひそかに心を乱した。そこでわたしはいと高きお方の前で話し始めた。
わたしの霊は激しく燃えあがり、不安になったからである。

わたしは言った。「おお主よ、あなたは創造を始めるにあたり、第一日目にみ言葉を発して『天地あれ』とおっしゃいました。するとあなたのみ言葉はなしとげられました。
その時は、神の霊が地上をただよい、あたりには闇と沈黙がたちこめていました。まだあなたは人の声をお作りになっていなかったのです。
そこであなたはみわざが見えるようになるため、ひとすじの光を倉から取り出すよう命じられました。
そしてあなたは再び二日目に大空の霊をお作りになり、その霊に命じて、水のうちに分け目をつくり、一方は上にのぼり、もう一方は下にとどまるようになさいました。
そして三日目に、あなたは水に命じて地の第七の部分に集まるようになさいました。一方であなたは他の六つの部分を乾かし、取り分けられました。その部分は種がまかれまた耕されてあなたのみ前に仕えるものとなるために分けられたのでした。
そこであなたのみ言葉が出てゆくと、ただちになしとげられました。
すなわち、よい味わいのさまざまな果実、比べるものもない色の花、またすばらしい香りの香料が、直ちに数えきれないほど生じました。これらは三日目に造られたのです。
さて四日目にはあなたは太陽の輝きと月の光と星が配置されるように命じられました。
そしてそれらに命じて、今後造られる人聞に仕えるようになさいました。
五日目にはあなたは水が集められていた第七の部分に命じて、生き物や鳥や魚を生み出すようになさいました。そしてなしとげられました。
すなわちものを語らず命もない水は、あなたに命じられて生き物を生み出すようになりました。それゆえ諸国民はあなたの驚くべきみわざを語りつぐようになりました。
その時あなたは二つの生き物をお選びになり、一つ目をベヘモトと名づけ、二つ目をレビヤタンと名づけられました。
そしてあなたはこの二つを引きはなされました。なぜなら水が集められていた第七の部分は、この二つをともに住ませることができなかったからです。
あなたはベヘモトに、三日目に乾かされた地のおもてを住み家として与えられました。そこには千の山があります。
他方レビヤタンには湿った第七の部分をお与えになりました。両者をとっておかれたのは、あなたがお望みになる時に、お望みになる人々が、これらを食いつくすようにするためでした。
六日目にはあなたは大地に命じて、あなたのみ前で家畜と野獣とはうものを造れとおっしゃいました。
そしてこれらの上にアダムを出現させ、いままでお造りになったすべてのものの支配者と定められました。そしてあなたがお選びになった民であるわれわれはみなアダムから出たのです。
さて主よ、このようなことをすべてみ前で申しましたのは、あなたは第一の世をわれわれのために創造したとおっしゃったからです。
他方アダムから生まれた残りの民は無にひとしい、連中はつばきのようなもので、たとえおびただしい人数であろうとまるで器からこぼれる一滴の水のようだとおっしゃいました。
主よ、ご覧ください。ところが今や、無にひとしいこの諸国民がわれわれを支配しわれわれを食い荒らしているのです。
そしてあなたが、ご自分の民、長子、独り子、熱心な者、最も愛する者とお呼びになったわれわれは、彼らの手に渡されているのです。
もしこの世がわれわれのために創造されたのなら、どうしてわれわれは自分の世を相続できないのですか。こんなことがいつまで続くのですか」。


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