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2024年3月29日(金) 通読(本日=エレ27-31,知18,クル-35回 明日=マコ15-16,1イミ18,クル-36回)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔57年モルモン経〕アルマ書 第39章
アルマがその息子コリアントンに与えた誡命。第三十九章より第四十二章に至る。
第39章
コリアントン、浮れ女にまよったこを叱斥される。その罪深い行いがゾーラム人の信仰に悪い影響を与えたこと。キリストの贖いはその降臨以前の人々にも及ぶこと。

「わが子よ。私は汝の兄弟に話したよりも、もっと多くのことを汝に話したい。ごらん、汝は自分の兄弟が神の命令を守るに当って堅固で忠実で勤勉であったことを心に留めたではないか。かれは汝に善い模範を示したではないか。
汝はゾーラム人の中に居た時、汝の兄弟ほど善く私の言葉に従わなかった。今、私が汝をいさめるのは、その時に汝が自分の能力と知恵とを自慢して大言を吐くようになったことである。
そればかりでなく、また汝は私を苦しめる行いをした。汝は神の道を教え導く務めをすてて、レーマン人の国境にあるサイロンの地まで浮れ女のイサベルをしたって行った。
この浮れ女は多くの人の心をまどわした。しかし、これは汝の言いわけにならない。汝は自分に委された神の道を教え導く務めをはげまなくてはならなかったのである。
わが子よ、罪のない者の血を流すことと、聖霊に逆らうこととを除いて、このような行いはあらゆるほかの罪以上に、主の目から見て憎むべき行いであることを知らないか。
ごらん、聖霊がひとたび自分の身に宿ってから、知りつつこれに逆らうのは赦すことのできない罪である。また神を知り、神の授けたもう光を受けながら人を殺す者は、容易に赦されることはできない。私はこのような者が罪の赦しを受けるのはむつかしいと言うことをお前に証する。
ああ、わが子よ、お前はあのような大きな罪を犯さなければよかったものを。私がこのようにお前の罪を述べ立ててお前の心を責めるのはお前のためである。そうでなければこれを言ういわれがない。
ごらん、お前は自分の罪を神に隠すことができないから、悔い改めなければその罪は終りの日にお前を責める証詞となる。
わが子よ、お前は悔い改めて自分の罪をすて、これから肉欲をほしいままにせず、このようなよこしまな欲を慎んでもらいたい。そうでなくては決して神の王国に住むことはできない。これをよく覚えて実行をすると決心し、一切のよこしまな欲を慎め。
お前は自分の為そうとすることに就ては必ず兄たちと相談をしなければならない。汝はまだ年が若いから兄たちの勧告を必要とするからである。かれらの勧告を聞いてこれを守れ。
空しくて愚なことには何事であっても惑わされてはならない。悪魔に再びお前の心を欺かれて、あの極悪の浮れ女たちをしたわないように慎め。ああ、わが子よ。お前がゾーラム人に行わせた罪悪はいかにも大きいではないか。かれらはお前の悪い行いを見て私の言うことを信じなかった。
それであるから主の「みたま」は今『汝の子らが多くの人の心を誘って亡ぼさぬように、善を行うことをかれらに命ぜよ』と私に告げたもう。それであるから私は神を畏れて次の命令をお前に与える。お前はその悪事をやめ、
心と勢いと力とを尽して主に立ち帰れ。これから先、人の心をまどわして悪いことをさせてはならない。むしろすでにまどわした者たちの所へ帰り、自分の罪をかれらに自白してお前がこれまでに加えた害悪をとり除け。
富とこの世の空しいものとを貪ってはならない。お前はこのようなものを永久にもっていることはできないからである。
今わが子よ。私はキリストの降臨について多少話したいと思う。ごらん、はっきりと言うが、世の人の罪を贖うために必ず来りたもう御方はキリストである。キリストはまたその民に救いの喜ばしい音信を伝えるために来りたもう。
それであるから、お前が委ねられた神の道を教え導く務めと言うのは、この民にこの喜ばしい音信を宣べ伝え、その心がまえをさせることである。言葉を換えて言うと、お前が神の道を教え導く務めと言うのは、この民がまず救われて、それからその子孫にキリストが降臨したもう前にその道の言葉に聞き従う心がまえをさせるよう、民にこの喜ばしい音信を宣べることである。
わが子よ、私はキリストの降臨について少々お前の心に起る疑いを解こう。お前はこれらのことがこのように前以て知れているのを怪しんでいる。ごらん、お前に言うが、神から見たら現在の人の価はキリストが降臨なさる時の人の価と同じ様に貴いではないか。
この民に贖われる道を教える必要があるのは、またその子孫にこれを教える必要があると同じではないか。
主が今その使をつかわして私たちにこの喜ばしい音信を伝えたもうのは、また私たちの子孫にこれを伝え、または降臨の後にこれを伝えたもうと同様にたやすいことではないか。」

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