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2024年4月24日(水) 通読(本日=詩63-65,二マカ6,アル7 明日=箴1,ユディ8,アル8)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔57年モルモン経〕アルマ書 第21章
アロンとムロカイとその兄弟たちがレーマン人に道を宣べ伝えた記事。第21章から第26章まで。
第21章
アマレカイ人に拒まれて、アロンとムロカイ、ミドーナイの地へ行く。二人は牢屋に入れられる。牢屋から解き放たれて伝道の働きをする。アンモン更に成功をする。会堂が建てられたこと。

アンモンとその兄弟たちとがレーマン人の国の境で別れたとき、アロンはレーマン人がその先祖が生れた地の名をとってエルサレムと呼んだ地方へ旅をして行ったが、これはモルモンの地の隣になっている所であって、
レーマン人とアマレカイ人とアミュロン人とは、ここにエルサレムと言う大きな都会を建てて一しょに住んでいた。
レーマン人はもともと十分かたくなであったが、アマレカイ人とアミュロン人とはもっとかたくなであったから、レーマン人の心をますますかたくなにさせ、かれらに罪悪と自分らがするような憎むべき行いとを増長させた。
さて、アロンはエルサレム市へきて最初アマレカイ人に道を宣べ始めたが、アマレカイ人の中にもアミュロン人の中にもニーホル宗の信者が多くいて、すでにこの宗の会堂も建っていたので、アロンはこの会堂の中で道を伝え始めた。
アロンは民に道を宣べ伝えようとして一つの会堂に入り、ちょうど民に話をしていたときに一人のアマレカイ人が聴衆の中から立ち上り議論を吹きかけて「今汝が証をしたことは何だ。汝は天使を見たことがあるか。天使らはなぜわれわれにも現われないのか。見よ、この国の民は汝の国の民ほど善いではないか。
汝はわれわれが悔い改めないなら亡びると言うが、どうして汝はわれわれの心の思いと志していることとを知っているか。どうしてわれわれが悔い改めなくてはならぬいわれがあるのを知っているか。どうして、われわれが義しい民でないと言うことがわかるか。見よ、われわれは聖堂を建て、神を拝むために集り、神があらゆる人間を救いたもうことを信ずる」と言った。
よってアロンはこれに答えて「汝は神の御子(キリスト)が世の人をその罪から贖うために降りたもうことを信ずるか」と言った。
するとその人は「われわれは、汝がそのようなことを知っているとは思わない。われわれはそのような愚な伝説を信じない。また汝が将来起ることを知っているとも思わない。また汝の先祖とわれわれの先祖とが自分で告げた将来のことを予め知っていたとも思わない」と言った。
そこでアロンは、キリストの降臨と死者の復活とにかかわる聖文を会衆に説明し、キリストの死と苦しみとその血によって行いたもう罪の贖いとに頼らなくては、世の人が贖われるはずがないと言うことを明らかに示そうとした。
しかしアロンがこの教理を解き明し始めると人々はかれに腹を立ててあざけり、その言葉を聞こうとしなかった。
アロンは人々が自分の言葉を聞こうともしない様を見ると、その会堂を去ってアナイ・アンタイと言う村へ行ったが、そこでムロカイに出逢った。ムロカイはここで人々に神の道を宣べて居り、アンマとその兄弟も居てまた神の道を宣べていたが、かれらはこれについて多くの人々と議論をしていた。
しかし、かれらは人々がその心をかたくなにするのを認めて、一しょにここを去ってミドーナイの地へ行き、この地で神の道を多くの民に宣べ伝えたけれども、ただ僅な人だけがその教えを信じた。
ところがついにアロンはその兄弟らの中の数人と共に捕えられて牢屋に入れられ、残った兄弟たちはミドーナイの地からその近所の地へ落ちて行った。
そして牢屋に入れられた人々は、多くの苦しみと艱難に逢ったけれども、とうとうラモーナイとアンモンに助けられて牢屋から出され、着る物も食べる物も与えられた。
それからまた兄弟たちは出て行って世の人に神の道を宣べたが、かれらが初めて牢屋から救い出されたのはこのような次第であって、その苦難も以上のようであった。
さてかれらは主の「みたま」が導きたもうままに導かれて行き、どこでも入ることを許されたアマレカイ人の会堂やレーマン人の集会で神の道を宣べ伝えたが、
主がかれらを祝福したもうたので、多くの人々に真理を悟らせ、多くの人々にその罪があることを認めさせ、またその先祖の言伝えが正しくないことを説いて認めさせた。
やがて、アンモンとラモーナイはミドーナイの地からその住む土地であるイシマエルへ一しょに帰ってきたが、
ラモーナイ王はもはやアンモンを自分に仕えさせて僕にすることを許さず、
イシマエルの地に会堂を建てさせ、自分の統治下にある人民を集らせ、
民のことを喜んで、民に多くのことを教えまた民に宣言した。すなわちラモーナイ王自身はその父である大王から、イシマエルの地に住む民とそのまわりの地に住む民とを治める権をことごとく譲り受けたから、この地に住む民はもはや自分の統治下にある民であって大王の制裁をはなれて自由の民になったと宣言をした。
ラモーナイ王はまた民に宣言をして、自分が治めている地に住む限り、誰でもその望むままに自分の神である主を礼拝する自由があると告げた。
アンモンはラモーナイ王の民に道を伝えて義にかかわる一切のことを民に教え、日々勉めはげんで民を勧め民を導き、また民はその言葉に心を留めまことに熱心に神の命令を守った。

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