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2024年3月29日(金) 通読(本日=エレ27-31,知18,クル-35回 明日=マコ15-16,1イミ18,クル-36回)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔57年モルモン経〕ニーファイ第三書 第9章
第9章
神の声、禍の程度とその禍の原因とを宣べたもう。モーセの律法、その目的を達する。真にへりくだった心と悔いる精神とをぎせいとして捧げる者は受け入れられること。

ところで、地のすべての人々に聞える声があって次のように言いたもうた。
「禍なるかな。禍なるかな。この民は禍なるかな。全世界の人々悔い改めずば禍なり。わが民の中にて美しき男子と女子とが死にし故に悪魔は笑いその使たちは共に楽しみ喜べり。されどこの美しき男子と女子の亡びたるは、かれらの自身の為したる悪事と憎むべき行いの結果なり。
見よ、われは大いなる都ゼラヘムラとその住民とを焼き払わせ、
大いなる都モロナイ市を海の深みに沈めてその住民を共に溺れさせたり。
また予言者らと聖徒らの血の叫びが、われにモロナイハ市の住民をもはや訴うることのなきように、大いなる都モロナイハ市をその住民と共に土もて覆いかぶせ、その悪事と憎むべき行いとをわが目の前より隠したり。
またギルガル市を沈めその住民を共に地中深く埋めさせたり。
またオナイハ市と共にその住民を、モークム市と共にその住民を、エルサレム市と共にその住民を地の中に埋めさせたり。而して、予言者らと聖徒らの血の叫びが、われにこれらの都市の住民をもはや訴うることのなきように、都市の跡に水を上り来させて住民の悪事と憎むべき行いとをわが目の前より隠したり。
またガデアンダイ市、ガデオムナ市、ヤコブ市およびギムギムノ市を埋めて、その跡を丘や谷とし、予言者らと聖徒らの血の叫びがわれにこれらの都市の住民をもはや訴うることのなきように、その住民も共に地の中に埋めてその悪事と憎むべき行いとをわが目の前より隠したり。
さらにまた、ヤコブ王の民の住みたる大いなる都ヤコブガツ市をその住民が罪悪と悪事とを為したるために焼き払わせたり。ヤコブガツ市の住民の悪事は、その住民の中に生じたる暗殺と秘密結社のために全世界のいかなる悪事よりも甚しかりき。わが民の平和を破り政府を転覆したる者こそヤコブガツ市の民なる故に、予言者らと聖徒らの血の叫びがもはやわれに聞えてこの民を訴うることなきよう、われはかれらを焼きはらいてわが目の前より亡ぼせり。
またレーマン市、ジョシ市、ガド市およびキシクメン市とを、これらの中の住民と共に焼き払わせたり。なんとなれば、かれらは予言者たちを追い出し、またわれがかれらにその罪悪と憎むべき行いとをいさめんためにつかわしたる者たちを石にて撃てり。
かく予言者たちとわれがつかわしたる者たちをことごとく追い出したれば、その中に一人の義人も残らざりき。すなわちわれは、かれらの中につかわしたる予言者らと聖徒らの血の叫びが地の中より聞えてかれらを訴うることのなきように、火を降してこれらの都市の人々を焼き亡ぼし、かれらの罪悪と憎むべき行いとをわが目の前より隠したり。
なおこのほかに、この地の住民の罪悪および憎むべき行いありたれば、この地とそこに住む民とにもろもろの大いなる破壊を及ぼしたるなり。
さてこれらの亡びたる者よりも義しきが故に命を助けられたるすべての者どもよ。われが汝らを医すを得るために、汝らは今われに立ち帰りて罪を悔いまた心を改めざるか。
まことにわれ汝らに告げん。もしわれに来らば永遠の生命を得。見よ、われは憐み深き手を汝らに向いて伸べたれば、すべてわれに来る者はわれこれを迎うる故に幸福なり。
見よ、われは神の子イエス・キリストなり。われは天地とその中にある万物を造れり。われは最初より御父と共に在りき。而して今、われは御父に在り、御父はわれにまします、御父はすでにわれによりてその御名の栄えを示したまえり。
われは、わが民のところへ降りしが、わが民はわれを受け容れざりき。すなわち、われが来ることを示す聖文はすでに事実となりたり。
われは、およそわれを受け容れたる者にみな神の子となる権能を与えしが、この後わが名を信ずる一切の者にもまたこれと同じ権能を与うべし。そは、われによりて贖いと救いは来り、またわれによりてモーセの律法はその目的を達して効用なきものとなりたればなり。
われは世の光にしてまた世の生命なり。われはアルパにしてオメガなり。始めにして終りなり。
これより後、汝らは血を流すことを以てわれにいけにえを供うべからず。われはもはや汝らのもろもろのいけにえと火祭とを正統なるものとして受け容れざればことごとくこれらを廃めよ。
これより後、犠牲としてわれに捧ぐべきものは、真にへりくだる心と悔いる精神なり。およそ真にへりくだる心と悔いる精神とを抱きてわれに来る者は、われこの者にみな火と聖霊とを以てバプテスマを施さん。かかるバプテスマは、レーマン人改心をしたる時に、われに対して抱きし信仰に応じてわれがかれらに施したる火と聖霊によるバプテスマと同じ。その時レーマン人は、この火と聖霊によるバプテスマを受けたることを覚らざりき。
われがこの世に来れるは、世の人に贖いと救いとを与え、また世の人を罪より救うためなり。
この故に、悔い改めて幼児のごとくわれに来る者は、われことごとくこれを受け容るべし。かかる者はすでに神の王国に居る者と同じなればなり。見よ、われはかれらのために一度わが命を捨てて、また生命を得たり。故に、世界の隅々に至る者たちよ。悔改めをなし、われに来りて救いを受けよ」と。

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