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2024年3月29日(金) 通読(本日=エレ27-31,知18,クル-35回 明日=マコ15-16,1イミ18,クル-36回)

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節表示・修正口語訳(日本語R)+真理子のおまけ 解題
〔真理子訳〕マカビー記二 第2章
ものの本によれば、預言者エレミヤがこのように捕囚された民に命じて火を保存させ、
また民に律法を与えて、主の教えを忘れることなく、金銀の偶像やその飾りに心を奪われることのないようにと命じたのです。
エレミヤは再三いろいろな言葉で、律法を忘れるなと民を励ましたのです。
さらに、その本によれば、エレミヤは神の命令にしたがって、幕屋と契約の箱をもって自分について来いと命じて山に登りました。そこはかつてモーセが登って、そこから神に約束された土地を見渡したところです。
山に登ると、エレミヤはほらあなの形の住居を見つけて、そこに幕屋と箱と香をたく祭壇を運び込んで、入り口に封をしました。
その後、エレミヤについて登った人たちが、道しるべをつけようと思って登ったのですが、場所がわからなくなってしまいました。
これを知ってエレミヤは怒って次のように言いました。神が民にあわれみをかけて、その場所に誘導なさるまでは、場所はわからないだろう。
その時になれば、モーセに現われたときのように、また神殿がすっかり潔められますようにとソロモンが祈ったときのように、主は雲に乗って栄光の姿をあらわして道を教えることだろう。
知恵のあるソロモンは、神にささげるための神殿の完成を祝って、犠牲をささげたのである。
モーセが主に祈った時に、天から火が下って、いけにえのけものを焼き尽くしたように、ソロモンが祈った時にも火が下って燔祭のいけにえを焼き尽くしたのだ。
モーセは、罪のあがないのためのささげものを食べなかったので、焼き尽くされたのだと言った。
ソロモンも同じように八日間、祭を続けたのだ、とエレミヤは説明しました。
また、ネヘミヤに関する記録にも、これと同じようなことが記されています。ネヘミヤは図書館を作って、歴代の王と預言者たちに関する本、ダビデの書いたもの、ささげものに関する歴代の王の手紙を集めたということです。
ユダも同じように、今回の戦争で散佚してしまった書物を残らず集めて、われわれの手元に残してくれたのです。
あなたがたがこれらの文書を必要とするのなら、運ぶための人を遣わしてください。
わたしたちは今、宮潔めの祭を守ろうとしています。あなたがたもこの祭を守ってください。
神はご自分の民をすべて救い、すべての人にその土地と王国と祭司の務めと聖所を回復してくださいました。
それは神が律法を通じて約束してくれたとおり、わたしたちをひどいわざわいから救ってくださり、聖所をきよめてくださったのです。ですからわたしたちは、神があわれんでくださり、すぐにも全世界から聖所へと呼び集めてくださるだろうという希望を失わないのです」

ユダ・マカビオとその兄弟が神殿をきよめて祭壇を奉献した話、
アンテオコス・エピパネスおよびその子ユバトルと戦った話、
ユダヤ教のために力をつくして勇敢に戦った人々に、主が大いなる寛容とあわれみをもって天からしるしを示し、わずかな人数にもかかわらず全国を制圧し、多数の異邦人をうちまかしてくださった話、
全世界に名前をとどろかせた神殿を修復し、エルサレムを解放し、すたれかかった律法を確立した話、
このような話が、クレネのヤソンによって、五巻の書物に書き記されているが、わたしは今、これを一巻に要約したい。
というのは、この本は数字がこまごまと書かれていて、物語の核心にふれるのが難しいからだ。
物語を読みたい人に楽しく読ませ、覚えたいと思っている人には楽に覚えることができるように、すべての読者に役に立つ本にしたいと思ったからである。
ところがこの仕事を引き受けてみたものの、非常に難しく、不眠不休でおこなわざるを得なかった。
ちょうど、宴会を準備する者が、人々のためになるようにしたいと思えば、その仕事が難しくなるようなものである。
詳細な研究は他の歴史家にゆずり、大まかな話の筋を描くように注意しながら、この難しい仕事にとりかかったのである。
家を新築する建築家は家全体の構造に注意しなければならないし、装飾や彩色をする者は全体との調和に注意しなければならないが、わたしたちの場合も同じようなことである。
細部にわたって議論したり詳しく研究したりするのは歴史の専門家の仕事である。
その要約を作る者には、文章を簡単にして、細かい話に立ち入らないようにすることが許されているのだ。
前置きはこのくらいにして物語を始めよう。長い前置きのために物語が短くなってしまうのはつまらないからである。

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